札幌市営地下鉄東西線で1976年の開通以来走って来た、
6000形車両の完全引退が報じられた。
先頭車前面の北海道のマーク、角張った外形、黄緑とクリーム色のボディーカラーが特徴の車体、車内の壁面には時計台や大通公園など、札幌のシンボルのイラストが描かれている。
1976年には「鉄道友の会」(東京)が、優れた鉄道車両を称える「ローレル賞」を受賞している。

32年間市民の足として親しまれてきた
6000形
1998年以降、後継の8000形車両への入れ替えが徐々に進み、主役の座を譲った6000形ではあるが、現在まで3編成(最盛時は25編成)が現役で稼働している。
引退は車体の老朽化も一因ではあるが、安全のため東西線に「可動式ホーム柵」が導入されるため、主力の8000形車両と乗降ドアの位置が異なっている6000形は完全に廃止されることとなった。

現在、東西線で主力の
8000形
とこれで、6000形の中で唯一
顔付きの違う編成があったのをご存じだろうか?
開業前年の1975年に1編成のみ製造された試作車両で、先頭車両の形が大きく異なっていた。
量産車両は先頭車の顔が角張っているが、この試作車両は札幌市営地下鉄最初の南北線に設計された2000系(1999年全廃)に似て、
丸みお帯びた顔をしている。
また、車内に描かれた時計台などのイラストもその後の量産車両より濃く黒だった。
当初は四両編成だったが、東西線の二度の区間延長ごとに中間車両を増やし、最近まで七両編成の現役で走っていた車両である。

顔の違う、
試作の6000形

札幌最初の地下鉄車両
2000形(南北線)