2018/3/5

12−13cクメール王朝期 褐釉陶器・象形石灰壺  古陶磁






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製作地 クメール王朝 現タイ東北部 ブリラム周辺 Buriram
製作年代(推定) 12−13世紀
種類 施釉陶器
サイズ 胴径:約7.5cm、全長:約11cm、高さ:約9.5cm、口径:約2cm、重さ約450g


クメール王朝で手掛けられた黒褐釉陶器・象形壺、12〜13世紀のアンティークの作品です。

この象形壺はクメール王朝期動物形陶器の典型作例となりますが、象の意匠・造形及び胎土と釉薬(釉色)の種類にバリエーションがあり、これは製作年代と製作地の違いによるものと考察されております。

本品は赤茶色の胎土と黒褐釉の質感及び象の形状から現タイ東北部のブリラム(Buriram)で製作されたと推察できるもので、壺内部には石灰の付着・固化がみられ、噛み嗜好品”蒟醤(キンマ)”用の石灰壺として使用されたものであることが明らかとなります。

壺本体(象の胴部)は丸々とカタチが整っていることから、ロクロで壺本体を成形、その後四脚と象の顔部と尻尾を貼付けで成形し施釉・焼成したタイプで、ふくよかで安定感のある体躯と顔・脚等の意匠バランスは秀逸であり、見飽きることの無い表情の豊かさが感じられます。

また作品全体に釉カセが見られますが、数百年の年月が育んだ自然なカセは雅趣に富むよい景色を生んでおり、むしろ本作品の魅力を高める要素となっているように思われます。

アンコール文明期の時代の空気が濃密に薫り立つ一品です。





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