アピアでのソロライブが終わった。
ここしばらく、どうも思考停止からなにかが崩壊してしまい、すっかり歌う気分はなくなっていた。おかげで何を歌うかはおぼろげにあったが昨晩遅くまで決まっていなかった。
お叱りやらハッパをかけられ正気を取り戻し(?)。。もとより何が正気かなど知らないけれど、とにかく俄かに気を入れられライブに気持ちを向けた。
さて、その結果はいかに?
リハの合間に店にかかっていたのはDylanだった。昔よく聞いたあの名曲『Forever Young』が流れていた。聞き入ってるとこれまた懐かしさと曲の良さに涙が出そうだったのでそそくさとリハの準備に入る。
体がつかれきっており、リハの間競演の方の弾き語りならでは優しい歌声ににうつらうつら居眠りをしたりしていた。
今回のアピア昼の部は、これまた優しい歌を歌う人たちとご一緒しつかれきった体にはなんと心地よいことか。。。癒しを期待したつもりはないけれど癒された。
家を出てアピアに向かう途中、俺は何で歌うんだろうな?などと考えた。
そんなことは何十年も考えてきたことだが、また考えた。
結局、その考えることさえも捨てて、自分が歌そのものになり、ただ音になればいいのだ、と昔辿り着いた答えを思い出した。
昨晩は雨だったし、今日は雨だろうと踏んだが、朝は夏のような晴れだった。おかしな話だ。晴れろ晴れろと願うときは土砂降りで、もうどうにでもすればいい、なにがどうしたって平気だ。勝手にしろ、と開き直ったら晴れた。
何かが崩壊したのは結局自分の中の余計なものだったか。
セットリストは2通り考えていた。
アピアで音を出してから決めるかと。。。迷いの名残だ。
長らく歌っていなかった『未来へ』を歌うことにした。
ではセットリスト。
1. 未来へ(2008 Re-make Version)
2. ぽろ ぽろり
3.誰への愛(New)
4.花はほころべ(New)
5.見つめるものは誰か(New)
6.まだ見ぬ明日へ
酷い話だが、ろくに練習をしてない曲ばかり歌いたくなった。
なんとなく開き直っており、心はやけに静かで別に何も悪くないな、と静かにただ決めた。
なんだかわからないがそのやけに静かな心のまま歌った。
ラスト2曲はかなりの情熱の歌だ。
恐ろしく静かな心でいながら熱情を歌った。
以前はない自分だったが、冷静さと情熱が同居していた。
生還したらしい。
力を貸してくれるみんな、ありがとう。
今回は足に巻く鈴を使ってのライブだ。新兵器。
リズムを刻む足でシャンシャンならす。
これがなかなか面白い。
弾き語りも固定概念に囚われずいろいろやれると面白い。
ギター一本、ただ弾く以外にギターを叩く、足で鳴らす、何が出来る?
足に巻くたくさんの鈴がついたやつ、なんていうのか知らないけれど、どこぞのアジアン雑貨風のつくりがたまらなくいい。
本日の競演者(敬称略)
1.高田考一
アルペジオが抜群に上手い人。
歌よりもギターに力を入れているか?
歌も独特の世界観があるようだ。
2.古端千裕
アピアに89年から出てるそうだ。俺が放浪してた年だなあ。。。
年を聞いたらいっこ下だった。学年なら同じだ。
近い年代が今だに歌っているのは嬉しい。
歌い続けて欲しい。
歌はもちろん長年歌ってるだけあって自分なりの色と世界があった。
優しく綺麗な歌を歌う人だった。
3.俺、すでに書いたとおり^^。
4.栗山龍太
盲目の歌い手。
盲導犬を連れてアピアに登場。
白い毛並みの大人しそうなくりくりお目目の犬は
新しい相棒だそうだ。
オベーションの青いエレアコをかなり弾きこなしていた。
盲目とは思えないギターさばき、歌もなかなか。
いろいろな歌い手がいるもんだ。
綺麗な世界を綺麗に歌い上げる人だ。
今回の出演者はみな優しく綺麗な歌を歌う人たちだった。
不思議なものだ。競演者なのだが、まるで俺がつかれきっているのをみこしたような癒しの歌い手が集まっていた。
リハの彼らの歌であまりの心地よさにうたたねをし、すっかりリラックスしてステージに上った。
ま、歌詞を間違えたりミスはあったがね(^^;。。。
それでも良いライブだった。
起死回生だ。
生還したと思った。

↑photo by karinさん、ありがとう^^。
一曲目に持ってきた『未来へ』は昔旅の友とギターを抱えて旅をして作った曲だ。凍てついた冬の大地の彼方のかすかな希望を歌った歌だ。道は違えど愛すべき友との祈りの曲だ。
絶望も闇もそのかなたに一筋の明りがあれば人は生きられる。
あなたにわたしに光を、そう願う。
ありがとう。
ということで5/18ライブ音源
『未来へ』(2008version)
『未来へ』
耳を澄ませば かすかに聞こえる
懐かしい風のささやき
流れ去る時の 雲の彼方に
幻のようなぬくもり
柔らかに微笑む 天使の歌声が
凍てついた大地を再び照らして
耳元に残る かすかなメロディ
甘いあなたのささやき
暮れ行くときの 雲の彼方に
忘れかけていた光
軽やかに微笑む 子供たちの瞳が
遠ざけた願いを再び照らして
破れかけた 夢のかけらを
波間に捨て去り 飛び去る
まばゆい朝の光が 優しく呼びかける
新しい未来へ向かえと
軽やかに微笑む子供たちの瞳が
遠ざけた願いを取り戻させる
SONG&LYRIC BY ANJUNA&MAO
おまけ
『見つめるものは誰か』PEACE WINDS リハ音源およびライブ告知
⇒
http://anjuna.web.infoseek.co.jp/Live%20kokuchi.html
ありがとう。