数日前、ふと歩くとどなたかの庭でアメジスト・セージの素晴らしく美しい花が咲いていた。
紫の花は好きだ。
西洋の花は好きではないが、このアメジスト・セージは悪くないと思う。
風に揺れていた。
また少し歩くと、野趣の風情のあるこれまたどなたかの庭に来い濃い紅色のホタルブクロが咲いていた。
昔のこどもたちはこの花の中にホタルを入れて遊んだそうだ。
それでホタルブクロの名がついたそうだ。
花は良い。
その香りも色も、なんと素敵なのだろう。
今日は爽やかな風がまとわりつくように吹いていた。
想いを運ぶように、なにかを告げるように。
夕刻、街の向こうに夕陽が世界を照らしていた。
この夕刻の残照と共に燃え立つなにかが自分の中にある。
いつのころからだろう?
夕刻の世界の色は自分の濃厚な時間だと感じる。
この時間の空が好きだ。
風は優しく吹き続けた。
頬を撫でてゆく。
あなたの髪も撫でて吹き抜ける。
そこだけ清浄な気を湛えるオアシスのような木々の向こうに夕陽が燃えていた。網膜を焼くかのようなまばゆい残照。
熱い季節がやってくる。
PEACE ON EARTH, HAPPINESS TO YOU.