2007/11/30


「ケイト、いいものあげようか?」
ニッコリ笑う母タマがそう言って取り出したのはコレ!
「鬼太郎パン」であります。

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スーパーマーケットで見つけて、確保してきてくれたのだとか!
ありがとうありがとう母タマ。もう感激☆

ひとつずつ見ていきますと……

「ゲゲゲの鬼太郎メロンパン」
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「ぬりかべの白い蒸しパン」
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「目玉おやじのチーズ蒸しケーキ」
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「ネコ娘のネコ目ケーキ」
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かきおろしパッケージっていうのがうれしいよね! 存在を知ったのがはじめてなら包装を見るのもはじめてで、見たことのない画にはしゃいでしまいましたよ♪ しばらく、そのまま、ためつすがめつしてしまったりv
で、晩ごはんの後で、家族みんなで食べましたよ。私がどれを取ったかは……かくまでもないですね。ふふふふ。(まんまる笑顔で)
ちなみに味の方はというと、フツーにおいしかったです。うん。

あと中には、オマケとして鬼太ちゃんのおみくじシールというのが入っています。
私の分にはどのシールが入っていたのか…すみませんが、それはパスで。
だって、みんながくれるからどれが自分のかわかんなくなっちゃったし(笑)。ていうか、何でみんなすぐさままわしてくれるかね。(^-^;)
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2007/11/29

どじっこケイト・ふたたび  

ある休日のこと。
ちょっと用事で出かけていたワタクシ、お昼をまわった後で家に帰ってきて、おそいごはんを食べていましたよ。
この日のメニューはスパゲッティ。あらかじめ母タマが作ってくれていて、すこしさめてはいたけどおいしくいただいてましたよ。最後のひと口までしっかりと食べました。
しかし――その“最後のひと口”を食べ終えた時、事件は起こったのです。
「ひはぁーっ!?」
突然、喉の奥にものすごい衝撃。
それはまるで火で焼かれるような痛みで、声を出そうにも息がもれるばかりで言葉になりません。呼吸する余裕もなくし、はげしさのあまり私はもうあえぐばかりです。
何が起こったのかわからないまま、とりあえず水でも飲んで落ち着けようとひと口――
「げばっ!!」
今度は水の飲み方が悪かったらしく、道を間違えてむせび泣き。
最初の痛みはちっともおさまらないし、あわてたおかげでよけいひどくなるし。咳は出るわ鼻水出るわ。何が起こったのかわからないまま、もうボロボロ泣いてました。最悪ったらありません。
たっぷり2分間はむせんだでしょうか。牛乳を、今度は落ち着いて飲むことで、ようやくおさまりましたよ。

 はあ…。

あとで考えてみたのですが、最初のアレは、どうやら料理の中にあったトウガラシの破片が口蓋垂の部分に当たったために引き起こされたらしく。
そしてこの日のメニューは……スパゲッティ・ペペロンチーノでした。

そうして私の頭には、「おれの口に総攻撃かけてきやがった!!」というK堺K機さんの言葉がよみがえったとか…。
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2007/11/27

だごん様から恋愛バトン!  

ご指名いただいてるのを見つけた時は何のドッキリかと身がまえてしまいましたが、とにかくいただいてしまいました。「恋愛バトン」です。
しかし、予想もしなかった方向からのアタックが、急にはちょっと受け止めにくくって、ちょっと身体がグラついてしまいました。よりにもよって恋愛…この私に恋愛とは…。
でも、だごん様には、以前こちらからのばとんにも回答をいただいてますからね。それに敬愛するだごん様からのご指名。つつしんで受けさせていただきますですよ…!
いざ、参れ!

――というわけで、以下に回答を掲載します。
こういうのは一気に答えるにかぎるので、できるだけ手短にしてあります。
おヒマな方、よろしければ読んでやってくださいです〜。

Q1.あなたは今、素敵な恋愛をしていますか?
    素敵かどうかはわかりませんけど、まあいちおう。フフフフフ。(微笑)

Q2.自分の性格を5つ以内で…
    5つ? うーん…
    「単純明瞭」「神出鬼没」「勝手気侭」「甘えん坊」かしら。
    (↑どうなの…)

Q3.理想の異性像を5つ以内で…
    〈アーマーライトAR18−S〉を持つ魔術戦士。(永遠のヒーロー)
    虎色のちゃんちゃんこに下駄をはいた妖怪の男の子。(初恋の人v)
    右眼が糸のようにとじた隻眼の剣士。(ひと目見たその日から)
    手に〈爪〉を装着するちょっとワルっぽい少年。(想い爆発中)
    マジックの得意なちょっとおとなびた少年。(出逢えて幸せですv)


    ……具体例ばっかでスミマセン。
    ちなみに裏ベストは、
    ダークスーツに死魚の眼をしたマギエル執事。(←!?)

Q4.異性のグッとくるセクシーポイントは?
    胸、かしら。たくましいとしなだれかかりたくなります。
    ちなみにこれは年上の場合で、年下だったらやっぱ笑顔かなv

Q5.異性に求める趣味はある?
    ひとつでもいいので、いっしょにハマれる趣味の持ち主であればなあ、と。

Q6.既婚or未婚?
    わ、悪かったな!

Q7.友達と恋人、どちらを優先する?
    “恋愛では信じてもらうことが必要であり、
    友情では洞察してもらうことが必要である”――ボナール

Q8.血液型と相性は関係あると思う?
    どうだろう。うーん…。いちおう、OとBのくみあわせは
   聞いたことないので、もしかしたらあるのかも。データ不足です…。

Q9.電話とメールどっちが好き?
    どっちも好きですよ。よしあし同じくらいです。

Q10.ナンパから素敵な恋愛は生まれると思う?
    アリなんじゃないでしょうか。ようは結果ですから。

Q11.遠恋は耐えられる?
    次元をへだてる壁にくらべればたいしたことないと想います。

Q12.他人に言いにくい恋愛経験はある?
    いまのこの状態。

Q13.今まで何人と付き合った?
    2次元ふくむの?

Q14.初恋はいつ?
    幼児期。相手はQ3参照。

Q15.初キスはいつ?
    病院で生まれたばかりのところを親に。(…ウプ)

Q16.自分から告白するほう?
    場合によってはするけど、ドンびきされたらしょっくなので、される方で!

Q17.どのように気持ちを伝える?
    好きです、って。Simple is Bestです。

Q18.浮気が発覚したらどーする?
    どっちの?

Q19.失恋直後にとる行動は?
    失恋したことないからなあ…。

Q20.失恋から立ち直る方法はある?
    上に同じだからなあ…。ま、あくびして背伸びして忘れてると想います。

Q21.ふる方が多いふられる方が多い?
    一方的に終わってます。原因は相手に好きな人ができたから。(←…)

Q22.好きな人に『異性とは思えない』と一度フラレた。あなたは、諦める?
    ええ。別に悪く想われてるわけじゃないんだし、
    恋人としてではなくても、それはそれでいい関係なんじゃないかなあ、と。

Q23.元恋人とは今どのよーな関係?
    いまのところ「もと」はいません。(←そもそも恋人かどうか…)

Q24.恋愛相談は主に誰にする?
    同志。(←……)

Q25.男はどーいうもの?
    やっぱりカッコよくなくちゃ! 外見だけじゃなく、中身もね。
    あと強くておおきくてやさしくて、っていうのが理想の条件です。

Q26.女とはどーいうもの?
    甘えたり迷惑かけたりもするけど、元気で、芯は強くあってほしいなあ、と。
    私もかくありたいものです。

Q27.あなたにとってセックスは何?
    キャッ☆(顔を赤らめて)

Q28.恋愛にセックスは必要?
    手段のひとつととらえてますので…。形はいくらでもあると想います。

Q29.どっちかと言えば、愛されたい愛したい?
    愛されたい、ですね。愛しているから。

Q30.付き合いを長引かせる秘訣は?
    ほどほど。そして息抜き。……だと想います。

Q31.嫉妬や束縛はどの程度受け入れられる?
    危害が誰にもおよばないのなら。

Q32.一番愛を感じるのはどーいう時?
    ステキな科白でカッコよくキメられた時。いつも鼻血ジェットで冥王星です。
    あるいはハグされちゃった時とか、胸にもたれて眠らせてくれる時とか。
    ……まあ、かなわぬ夢ですが。(ふっ…)

Q33.異性の惹かれる行動は?
    笑顔! 中でも、寝起きに見せる、ぼ〜っとしている笑顔はたまりませんvv

Q34.逆に、一気に冷める行動は?
    シモいの全般。やめてお願い。

Q35.一番恋愛したい季節は?
    All Seasons, All Love.

Q36.今までの経験から学んだ教訓は?
    あちらのひとと結婚はできない。(アタリマエダ)

Q37.モテる人とモテない人の違いは?
    異性の好みの違い。

Q38.好みの芸能人は?
    好みというか、最近、某ユニットにいる、
   ツンツン頭ののんびりやさんが気になってます。

Q39.オススメの恋愛曲・本・映画があれば…
    恋愛ジャンルはまず見ないからなあ…。
    友だちがかいたBL本ってだめ?(←ケイトさん!!)

Q40.恋愛に関して、理想(or想像)と現実の違いを思いつくだけ…
    理想に恋してますから(笑)。

Q41.今までで一番辛い恋愛経験を差し支えない程度に…
    最終回をむかえてしまった。(←差し支えろ…)

Q42.一度別れた相手と、よりを戻すことができる?
    別れた原因とお互いの現状によります。

Q43.友達以上、恋人未満の経験はある?
    自分に? 相手に?

Q44.結婚を本気で考えた事はある?
    自分が? 相手が?

Q45.恋愛において、愛情以外で大切なものは?
    時間の使い方。

Q46.恋愛において、自分に足りない部分は?
    ……良識?

Q47.もしも、一つだけ願いが叶うとしたら?
    あの、本の中に入りこめるふしぎなくつをください。

Q48.あなたにとって素敵な恋愛は?
    相手が笑ってくれるなら、私も幸せです。

Q49.最後に、叫びたい事をご自由に
    「恋の情熱なら誰にも負けねえ!!」(ねずみ男先生)

Q50.回す人5人
    三田主水さま。
    アンクル・モジョさま。
    尾之上浩司さま。

   やっぱり殿方に答えてもらわないとですよね!
   もしよろしければ、よろしくお願いしまーす♪(^-^)
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2007/11/26

今回の『Y十M』(※ネタバレ注意!)  せがわ先生作品感想

“全ての答えが出た。どう生きるべきかということを除いて”――サルトル

会津鶴ヶ城へ乗り込んだ十兵衛さん。かぶっていた般若の面が落ち、その正体が柳生十兵衛であると知れたその時、敵首領・芦名銅伯が戦いを挑んできました。いったんは漆戸虹七郎にまかせていた試合を横取りし、十兵衛さんも興味本位から対決をのぞみ、ふたりは相まみえることになります。
しかし――芦名銅伯の忍法〈なまり胴〉の前にはなすすべもなく、大小をうばわれて、十兵衛さんはとらわれの身に。
そしていま、巽の隅櫓地下にある牢獄〈雪地獄〉へと連行されてきましたが……。

冒頭、〈雪地獄〉の設備がしっかりしてることがまず興味ぶかく。
天上にあるのは通風孔かな。地下にいても、湿気やカビくささはそんなに気にしなくてすみそう。印刷のせいか見えにくいけれど、外光もそこから取り入れられているようです。
ふとんもあるし、床にはしっかりとたたみがしかれていて、これなら底冷えすることもないでしょうね。横にあるのは、お風呂桶と、あとおトイレかしら。ひろさは20畳もあるそうで、大人数(37人だそうです)に対しては手狭ですけど、環境としてはわりかし住みやすくしつらえられているんですね。
しかし居心地がいいかといえば、話は別。ここはあくまで牢獄ですし、それに何といっても、閉じ込められている人たちの表情ときたら……みんな一様にうつむいて、精彩がな青ざめたお顔をして、まるで幽霊のようです。ここから連れ出されてどんなことをされるのか、させられるのか、彼女たちがわかっているだけに、その心、察するにあまりありますね…。
しかも、ここにいるのは女ばかり。器量よく見目うるわしい、連れさられる前は領内でも評判だったであろう女の人たちばかりです。
そんな中へ十兵衛さんは、これから投げこまれようというのですから、さあ、果たしてどうなるのでしょうか。……

〈雪地獄〉の鉄格子の前で、いったん立ち止まる十兵衛さん。
どうもぎんしろさんがなにごとかやっているらしく、かがみこんでるのを見ると後ろ手しばりにくわえて足までもしばるという……なかなか念入りなことやってくれてますね。それだけ警戒し、用心をかさねているということなのでしょう。おかげで脱獄がますます脱獄がむずかしいものになります。
そしてぎんしろさんは、しばりあげた十兵衛さんをそのまま牢内へ突き飛ばし――あっ、この、もっとていねいにあつかえ!!

……イエ、とにかく。
女の人たちがつめこまれたような〈雪地獄〉にそのまま投げ出されたのですから、当然落ちる先は女の人の身体の上。
「すまぬ。ゆるせ!」
十兵衛さんはあのとおりがっしりした身体つきですし、その上みなさん、ふだんからいやというほど責苦を受けているはずですからね。よけることもままならないほどいためつけられていたのかもしれませんし、だからできた傷に当たって、うめいてしまったという人もいるのではないでしょうか。
そうやって弱々しい姿になってしまった女の人たちに対して、十兵衛さんが声をあげてわびているの。その姿から、十兵衛さんの親切気があらわれていましたよ。
苦悶の声で察したのでしょうか。身をよじらせている、その気配でわかったのでしょうか。あるいはとっさの礼儀だったのかもしれません。
でも、何にしても、あやまっているということじたいが、いたわりの心が出ていていいなあと想いました。まるで、十兵衛さんのやさしさをうつしているようで。かるく言ったのではなく真剣な表情をして言ったのですから、なおさらそう感じられました。
抵抗できないまま投げ出されて、それでもクッションがわりになってしまった女の人たちを気づかって。十兵衛さんは悪くないのにね。
こんなの、ふつうはなかなかできないと想います。
だからここのワンシーン、しっかりと入れておいてくれて、まずはよかったと想いましたよ。

そんな十兵衛さんをひややかに見おろすのは、漆戸虹七郎と香炉銀四郎のふたり。
十兵衛さんはさっそく起き上がって、自分をしばる縄を切ろうと腕に力をこめますが……
「切れるか、十兵衛? もし切れるものなら切ってみろ」
想い切りこちらを見下すようなうすわらいをうかべているのは、そう、かくまでもないあの人(笑)。ここぞとばかりに十兵衛さんをあざけってくれてますが、どうでしょう、底意地の悪そうなおカオですね。(ウワア) 直情径行型なのが特徴ですけど、こういうところでもそれがよく出てます、ぎんしろさん。
でもそんなぎんしろさんに対して、十兵衛さんはニヤリと笑ってみせ、
「…そのうち、切ることにしよう」
左の眼をひからせて言う十兵衛さん。うしろに生気を欠いた女の人がいるせいか、その意思がよけいにきわだって見えますね。……でも、こんな風にあぐらかいて言われると、何だか牢名主に見えなくも(笑)。
さらにこうしちろーさんが、鉄格子と石壁の存在を出しても不敵に、
「そのうち破ってみせよう」
ここの科白、原作では上に「……」があってどこか強がりな感があった十兵衛さんでしたけど(そして地の文でもそうありましたけど)、このように間をおかずに笑って言い切るあたり、大胆不敵さがよく出ていていいですね。
もちろんこれだって強がりかもしれませんけれど、こんなことを、しかも口もとに自信と余裕の笑みをうかべて即答されてしまえば、「この男ならやりかねない」という不安の種を相手の心に植えつけることでしょう。事実こうしちろーさんには、はやくもその気配が見られることですしね。
「うぬに不穏の動きがあればここから鉄砲を撃ち込む! 左様に覚悟しておれ!!」
そう怒鳴りつけるこうしちろーさんに、しかし十兵衛さんはひるまず、かえって誘いかけるように、
「ほう。おまえが飛び道具を使うか? おれと一騎打ちをするのがよほど恐ろしいとみえる」
「なにい!!」
「虹七郎…おれは七本槍の中でおまえの腕だけは買っておったのだ。おまえのその隻腕の刀法……いちど立ち合ってみたいものと楽しみにしておった」
十兵衛さん、あとの6人は論外ですか…(笑)。おまえの腕“だけ”て。
よくそばにいるぎんしろさんがほえなかったものだとおもいます。
「そ…それはおれも同じことだ! …銅伯様のいらざる御制止さえなくばいまごろ…」
「んふっ。漆戸虹七郎の首は宙に飛んでおったところだ」
これ! この会話ですよ。
牢に入れられてからもおよそ囚人とは想われない態度の十兵衛さん。それだけに、この章にもいろいろと見どころはあります。今回まず心待ちにしていたのが、先に語った「ゆるせ!」。そしてそれと同様、こちらも楽しみにしておりました。こうしちろーさんとの掛け合い漫才♪(違)
展開の都合で科白半分になっちゃってますけど、見ひらきで描いてくれてうれしいな〜。
こんな時もユーモアセンスを発揮して、敵までその話術で取りこむなんて、さすが十兵衛さんですよね!(^-^)
「だっ、だまれ!! その銅伯様に敗れてこの始末になったことを忘れたか!!」
で、すかさずこうしちろーさんからツッコミ。(笑)(←違うっつーに)

でも、十兵衛さんの話術って、あらためてすごいなあと想うですよ。
単に言葉を返しているだけじゃない、当意即妙に、相手にとってもっとも効果的にひびくであろう言葉を選んで、持ち前の不敵さ・豪胆さとともに返す。それはとても面白いし、理屈っぽくなくあげ足とりでもない答えであるだけに、読んでてとても気持ちのいいものです。
こういうセンスは、いったいどこで身につけたんでしょうね。おちちうえがあのとおりのしんねりむっつりのお人であるだけに、にわかにはちょっとわかりません。
人とのまじわりでみがかれていったものなのか、それとも剣の腕と同様、こちらも天性のものなのか。
気になるところです。とても。

閑話休題。
「あれを破る方法はないか、これから一思案してみるつもりじゃが…」
そうつぶやいた十兵衛さん。「あれ」とはもちろん、銅伯老がほこる自身の不死身のことで、「おれも肝をつぶしたわ」という言葉とおり、魔人の不気味さはいまだに心にのこっているようですね。
それを克服するために思案しようだなんてとてもマイペースな十兵衛さんですが、こうしちろーさんはそれを笑って、
「たわけ! その一思案がつくまで生きておれる身と思うか!!」
「…ならば、いよいよおれが死ぬまえに、是非ともおまえと人混じりせず刃を交わしてみたいのう」
その言葉に、前にのめるようにして鉄格子をつかんだこうしちろーさん。
「で…できればのう…」
ええと、こうしちろーさん…。
理性、なくしちゃってません?(笑)
またしても興奮が爆発しそうな、とてもぎらついた眼をしてますけど、大丈夫でしょうか、この方。いまにも鉄格子をひきゆがめてしまいそうです。
でも、それだけ本気ということなんでしょうね。柳生十兵衛と戦いたいという、こうしちろーさんのこの気持ちは。そのたかぶりに身体もふるわせてしまうくらいなのですから。
据え膳くわぬは男の恥、というそうですが、十兵衛さんから水を向けられてこれだけ感情を表に出しているこうしちろーさんだけに、銅伯老からくらったあの時のおあずけはとてもかわいそうだなあといまになって想ったりしました。
あと原作の文章をうまくくんだ描き方がされていることに感心してしまったり。

「おい! いいかげんにせぬか! 聞いておればどちらが虜かわからぬ!」
ここで入ったのはぎんしろさんの制止。こうしちろーさんが相手になってコーフンしているからなのか、めずらしく止め役です。おだてであることをわかってきたあたり、すこしは自制心がついてきたのかな?(笑)
とかいって感心してたら、
「十兵衛、堀の女どもの居所を白状せぬか? さすればいらざる苦痛は与えず、即刻首を刎ねてやるぞ」
何だかおそろしいことをサラリと言ってますねこの人。
しかし十兵衛さんは、おまえらの約束はあてにならんからと言い、その上で言ってのけましたよ。……いま想ったんですけど、十兵衛さんって自分では七本槍と約束したことありましたっけ? ま、まあ、ともかく、十兵衛さんはキッパリと、
「おれはおれのやりたいようにやる! まず第一に白状はせぬ! 第二に必ずここを逃げてみせる!!」
それを聞いてうめきをもらすぎんしろさん。ふつうなら牢に入れられて、心にゆとりを持つなんてできっこないですからね。ましてや、どうどうと脱獄宣言をすることなんて……。
「銀四郎。この十兵衛が江戸の花地獄で、絶体絶命の墓穴から逃れ出て、うぬらが腰を抜かしたこと…忘れはすまい?」
……。
前にも同じこと想ったけどさ。
これどっちがワル役なんだよう。(笑)

そして、
「おれは今すぐこやつを斬るぞ!!」
ええと、もし、ぎんしろさん。
20秒ほど前に何て言いました?(笑)
おそらく読者全員がツッコんだのではないかと想われますが、あの時の出来事が、よほど心に深い傷を作ってのこったんでしょうね…。
しかしこの見ひらきは面白すぎました(笑)。サイコーです、せがわ先生v
で、激昂仮面に変身したぎんしろさん。そのまま地上へとび出してしまいました。(笑) 完全に遊ばれちゃってますね…。

あとにのこされたこうしちろーさん。先ほどまでの高揚ぶりは顔からうせ、かわって何やら別の感情がみなぎりはじめているみたいです。
やはり十兵衛さんの顔を見直して、自分もあの〈花地獄〉で味わわされた恥辱を想い出したのでしょうか。眼の前にいる相手の、あの時閉じていた片眼はいまひらかれて、いっそう不敵に見えますね。
そこで、牢の外から命令を出すこうしちろーさん。
「これ! 女ども!! この男を煮て喰おうが焼いて喰おうがうぬらの勝手であるぞ!! …素性を言えば柳生一万石の倅、剣をとらせては当代無双といわれた、柳生十兵衛という男よ!」
許可を出し、素性をあかした上で、さらに声をはりあげます。
「これは君命じゃ! こやつを女の熱い肌で焼き骨までしゃぶり尽くしてやれ!!」
……いいんですか?(いいわけない)(ケイトさんしっかり)

イエ、モチロン冗談ですよ。ジャスト・ア・ジョーク、です、ハイ。
……や、だからホントに冗談ですってばー…。(^-^;)
ま、まあともかく、そう命令をするこうしちろーさんでしたけど、しかし牢内のみんな、誰ひとりとして動くものはおらず。
……だってさ。
檻の中にいるかぎり柳生家とか一万石とか当代無双とか…関係ないよなあ。
それに、ただでさえ毎日毎晩、荒淫悪虐でいたぶられている女の人たちですもの、そんな内容の命令に身体も食指も動くわけないじゃん、とも。
考えて、は〜っとため息をついてしまいました。
こうしちろーさんちょっとKY。
(※KY=空気読めない)

ただ自分でもたいして本気ではなかったらしく、すぐにあきらめたこうしちろーさんでしたが。
しかし、

「…これから数日、何が起こるか…くくくく…ユルユル見物するとしようか」

こうしちろーさんの声がこだましてのこされて、今回はシメ。
さあ、どうします? 十兵衛さん。
自信ありげに言ったものの、縄・格子・石壁と、堅固不動がそろいぶみ。なかなか難しいですよこれは。それこそ、デ○ヴィッド・カッパーフィールドや、あるいはプリンセス・○ンコーのような、脱出芸人でもないかぎり……。
それに脱出するだけならまだしも、出たら出たで、愛刀奪取・人質奪還・芦名衆のお相手と、これまた問題が山積みです。
ひとつひとつこなしていくしかないでしょうけど……十兵衛さん、信じてますよ!
まずは、脱獄の方法ですね。
換気窓から手紙でも出すか、城内の沢庵おしょうと密に連絡を取りあうか。
あるいはここに歯磨き粉やドル紙幣なんかを持ちこめれば何とかなるのかな?(←わかるひとだけわかってください)
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2007/11/23

時をかける若旦那  

W杯バレー男子、対Argentina戦。
いつものように熱を入れて観戦していたら、何と特別応援席に長崎屋の若旦那が!
しかもおともに鳴家と栄吉さんをひきつれて…!


もちろん番宣だってことは承知してますよ、エエ(笑)。
しかしおかげでいつもの熱に煩悩がくわわって、眼が異様なひかりをおびてきたといいます。

この日記でふれたことはありませんけど、すみません、しっかり原作読んでます。
ドラマも楽しみにしていますよー♪(^-^)

ちなみに今回の試合、あやかしパワーを力に得てか、しっかり日本の勝ち♪
やったぜジャパンパワー!
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2007/11/21

とーちゃーくv  

もうね、今日は朝から1日じゅうソワソワしてましたからね。
勉強してるあいだも、ごはん食べてるあいだも、お仕事してるあいだも、ずっと落ち着きがなかったでしたよ。
そして夜、運命の相手のおとずれを告げる音が――ぴんぽーん♪
まるでウェディング・ランするようなイキオイで玄関に向かってしまいました(笑)。

さあお待ちかね。
来ましたよ、『ゲゲゲBOX 90's』!

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おおきさは、第3期匣の4ぶんの1くらい。まああちらには、おとうさんの陶製貯金箱という特典アイテムがありましたからね。
さっそく開封してみましょ♪
すると――

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箱いっぱいの匣が(笑)。指を入れるすきまもないから箱をひっくりかえして取り出そうとすると、手に歴史の重みがずしりときて、あやうく取り落としそうになってしまいましたよ。ぞんざいにあつかってはいけませんね。
ジャケットをかざるのは、ゲゲゲファミリーほか豪華なゲスト妖怪のみなさんです。

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裏には今回の特典である夜行さん……じゃなかった、夜光画が。蓄光性なので、くらいところでぼうっとひかるのですよ。
写真にはその様子をおさめることはできませんでしたけど、機会があれば見てみてくださいね。オソロシイですよ〜。(笑)
で、中も確認。つくりは第3期匣と同じですが、クリアケースに入れたりその上からビニールでつつんだり、中のDVDにも傷がつかないようにスポンジをはさんだりと、保護・保存性を重視したものになっていますね。

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全部をうつすのはちょっとむずかしいので、かさねてひとつだけにすることに。
どれもいいイラストなので迷ったのですが、いちばん面白いのを選んでみました(笑)。

いまこうして手にして、何だか感慨ぶかいものがあります。
放送されていた当時は学校生活がいそがしくまた鬼のような時間帯だったから見るひまもなく、レンタル市場にびでおが出まわっても所持金のすくなさからなかなか借りることもなく。しかし見たいという想いはずっとありましたし、この夏に得た劇場匣で見てそれはますますふくれあがり。
この日この時この匣を得るために、コツコツお金をためていた甲斐がありました。
ひとからはけちと笑われて……それでもぼくはがんばった。(←のび太くんかよ)

さあ、さっそく見――よう、と言いたいところなのですが、残念ながらそうはいきません。年末に向けてがんばらないと…。おおお…。(第5期の感想もかきたいのですが…)


◎DVD公式サイトはコチラ
 →http://www.kitaro-dvd.com/

◎東映アニメーションの公式サイトはコチラ
 →http://www.toei-anim.co.jp/shop/dvd_kitaro90s/

しかし「女性ファンに捧ぐ一葉」って…。
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2007/11/20

今日のびっくりどっきりニュース  

インターネットをする時、いつもヤフーのトピックスは見ているのですが、何だか今日は、いつもより気になる記事が多かったです。
そこで今回は、寸評みたいに短くかいてみる練習もかねて、主にエンタテインメント記事をちょっとまとめてみることにしました。

     ☆

知らなかった…。
 公式HPまでありました。
 いつのまに製作されてたんだろう…。けっこう作りこまれてて面白そうですが、しかし詠み手があの人だっていうのがまた濃ゆいような(笑)。まあ、某キャラと結婚して子どもまでもうけてるという人でなかったのには何だか安心してしまいましたが。(^-^;)
 来年は使った人みんな、スタ○ドが見えるのかも。濃厚な新年になりそうですね。(←どんなだ…)

まじすか!?
 会社のプレスリリースはコチラを。
 よりにもよってあのエピソードを…。はじめて読んだ時、そのあまりのおそろしさに気が気じゃなかったお話なので、どんな風になるのかはやくもどきどきしています。
 役者さんの方は、私は姉妹よりも狂言まわしさんの方が気になるのですが……でも、聞いたことないお名前ですね。(←芸能関係にはうといので…スミマセン)
 いずれにしても、あのおそるべき物語を、何より天下無敵のヒロインを、どのように演じられるのかしら。
 未知の部分もふくめて、楽しみにしています、よ!

これはめでたい!
 バレー観戦で毎日アツくなっている最中なので、関係していることならどんなことでも朗報はうれしいものです♪(^-^)
 女子チームは残念ながら負けてしまいましたけど、5月の大会があることだし。
 男子チームにも、勝利と北京をめざして、がんばっていただきたいものです。

新作ドラマ!
 私、モチロン見ますよ。脚本はI田J治先生がつとめ、しかも劇中にはK山C明さんも出られるそうですし。
こないだ見たテレビ雑誌によれば、この映画の監督さんも演出に参加されているとか。映像はステキだったので、そのあたりにも期待したいところです。
 はやくも楽しみがひとつできました♪

     ☆

……やっぱり、短いものをまとめるのはムツカシイですね。なかなか気のきいたことをかけないだけに、そんな想いがひしひしと。(-.-;)
う〜……精進します。

で。
これがいちばんびっくりした。 (゚ 。゚)
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2007/11/19

今回の『Y十M』(※ネタバレ注意!)  せがわ先生作品感想

“あってはならぬことは、ありえぬこと”――モルゲンシュテルン

会津鶴ヶ城へおもむき、ひしめく敵衆の中あろうことか真正面から乗り込んだ般若侠。
和睦をすすめる沢庵おしょうを熱血の意志をもって説破し、堀のみなさんの願いを成就させるためであれば何もいとわないことをしめして藩主加藤明成以下すべての人間の顔色をなからしめ、敵首領・芦名銅伯さえおびやかすことで、絶望的だった戦いの流れを一気にこちらへかたむけます。
が、銅伯老の提案で七本槍のひとり・漆戸虹七郎と対決することになったその時、堀のみなさんへの連絡係だった七郎くんを落とされ、みずからの顔を隠していた般若面までも割られてしまい――ついに、その正体を衆目にさらすことになってしまいました。
「柳生十兵衛、はじめて見参つかまつる」
と、その時、進み出たのは銅伯老。柳生家がうしろだてとなっていないことをわざわざ確認した上で(何だかヤラシイですけど、会津のっとりという野望を抱いているからには、やっぱり将軍家との軋轢や悶着は避けたかったのかな)、みずから十兵衛さんの相手をしようと言い出しました。(何だかものそいいいとこ取り)
そうして、対峙するふたり。
しかし、十兵衛さんが力いっぱいに斬りこんだその瞬間、何ということか、銅伯老の身体に刀は喰いこんでしまい――

「忍法、銅伯流、なまり胴」

……今回も最初からピンポイント誤爆してますが。(笑)(コピー)
まあそれはともかく、十兵衛さんの刀は銅伯老にうばわれて、十兵衛さんはもはや完全な丸腰状態。いくら十兵衛さんが天下無敵でも、それは剣があっての強さ、なくしては勝ち目がありません。そして銅伯老は不死身の男。このありえない存在を前にしては、いよいよ勝ち目はありません。
「…わかったか…十兵衛?」
「………化け物め…」
死にいたること間違いないほどの傷を負っておきながら、不気味に笑って立つ銅伯老に、憎まれ口を叩くことがせいいっぱいの十兵衛さん。銅伯老の言葉によれば、現在ふたりの生命サイクルは天海僧正の方にかたむいているらしく、だとすると天海僧正を弑したてまつらないかぎり銅伯老は死なないということで……だめだ、絶望的です。十兵衛さんにはもはや手の出しようもないですよ…。
ちゃんと説明を受けていなくても、のみこむべきところはのみこめたらしく、
「わかった…おれの負けだ」
負けを認め、いさぎよくなる十兵衛さん。
原作ではこのあたり、「白い歯を見せて」とあるからいっそ快活に言ったものと想ってましたけど、何だかずいぶんと神妙にしている感じがしますね、この十兵衛さん。銅伯老の不死身とその技に、何か不気味なものを感じている、というのを出しているのでしょうか。
「わかった。おれが負けた!」――といっそこころよいほどのひらきなおりだった原作十兵衛さんでしたけど、『Y十M』十兵衛さんならこういう負けの認め方もまたありかもです。
「今さらわかっても」
「もう遅いわ!!」
そのまま棒立ちになったところを、ぎんしろさんとこうしちろーさんの刃がおそいますが……ここで十兵衛さんが柔軟の要領で背をひくくして、ふたりの同士討ちになったりしたらとっても笑えるのですが、さすがにそれはありませんでしたね。(^-^;)

ふたりのふるう刃が、十兵衛さんにかかろうとした時――
「待ちや!!」
それを止めたのは、意外にもこの人――おゆらの方さま。そのまま着ているもののすそをひるがえして石段をかけ降ります。……そういえばはじめてではないかしら。「ゆらり」以外の擬音がついたの。
またまたいいところで突然の制止をかけられて、おどろきと怒りを隠そうともしないぎんしろさんとこうしちろーさん。何せ親子でSTOPですからね…。ふたりにしてみれば我慢憤懣腕自慢、言いたいことはいろいろとあることかと想われますが。
しかしおゆらの方さま答えていわく、
「殺すには……惜しい…」
その言葉に、今度は「ばかな」「血迷われたか」とでも言い出しそうな表情を見せるふたり。声に出して言わなかったのはさすがですが、どういうことか意味を問いただす前に、
「いえ…ひと思いに殺しては…もったいない……」
そう言い直して、おゆらの方さまは十兵衛さんたちがいる場へ近づいてきます。
石段を降りてきた時、ゆっくり降りてきてもいいでしょうにそんなにあわてているなんていったいどうしたんでしょ……と想いつつ見ていたのですが。何だかおゆらの方さまには、言ってること以上に想うところがありそうですね。それが何なのかはさておき、その眼は十兵衛さんを見ながら、どこかうっとりとしたような表情をしていて。
「この男が…犬のようにのたうちまわり…鳥のように悲鳴をあげる姿が見たい…」
そんなおそろしい言葉を、十兵衛さんは表情ひとつ変えずに聞いていましたが。しかし原作とは違って、まるで笑っていませんね。どういうわけか。
まさか奥州街道の一件以来、女はもうこりている、などというのではないでしょうけれど(←そんなの困る!)、せっかく初対面なのにそれにしてはしょうしょう無愛想な気が。
やっぱり明成の愛妾ということもあって、あんまりいい感情を抱いていないのかな…。
読者としてはおゆらの方さまの無邪気な(※あくまで、本人にしてみれば、です)一面も知っているだけに、十兵衛さんの冷淡な表情は、ちょっとさみしいような。
でもおゆらの方さま、そんな十兵衛さんのつめたそうな視線から眼をそらした時、何だかちょっとホホ染めてるように見えるのは気のせいでしょうか…。あの、もしもし?(笑)
ああでも、何だかかわいらしいですね、おゆらの方さま。十兵衛さんと視線をあわせて、にらめっこのようにしばらく見つめあったと想ったら、つとめて自然にふいとそらしちゃって。
私、この単語の意味をいまひとつとらえそこねているのですが……これがいわゆる“ツンデレ”ってやつ?(照)(←ケイトさんしっかり)

「いっ…いかにもゆらの言うとおりだ!! が……、と…ともかくそやつを引っくくれ! 何をするかわからぬ…」
2代めさまの指示で、ぎんしろさんによってうしろ手にひっくくられる十兵衛さん。しかし言ってる言葉がしりすぼみなのが、何だか2代めさまの肝っ玉のちいささをあらわしているようで笑えました。
で、しばり上げられたそのあとで自分も(いまごろ)(ようやく)(一番最後に)降りてくる2代めさま。これ絶対、ひっくくったあとで石段から降りてきたんだよね。何をされるかわかんないから(笑)。えらいえらい、ちゃんと学習してます。
でも今度はこうしちろーさんが、何だか想うところありげな視線を送っているのですが…。(^-^;)

「うぬの耳をそぎ眼をくり抜き指を切って、江戸の柳生に送り届けてやろうか!! いや!その前に堀の女どもをうぬの目の前でいたぶり尽くしてからでのうては気が済まぬ!!」
2代めさまの、その変に得意げなお言葉に、十兵衛さんがうすわらいしているのはともかくとして……気のせいかしら、おゆらの方さまの表情が心なしかシラケているような。わめいている明成の方を見て「何言ってんの」みたいな(笑)。
しかしカンタンには口を割りそうもない十兵衛さん。堀のみなさんを守るためなら、命だって投げ出すお人ですからね。もともとこのお城へも、その覚悟で乗り込んできたんですし。
なのでその居所を白状させるために、おゆらの方さまはひとつの妙案を考え出します。
それはすなわち――十兵衛さんを〈雪地獄〉へなげこむこと。
「…女の肉の香に酔って、生きる快楽にしびれるか…あるいは女にむさぼり尽くされて…男の抜け殻となるか…」
小悪魔的な表情を見せるおゆらの方さまに、十兵衛さんはやっぱり冷淡(苦笑)。
でも――十兵衛さんのこんな表情、ほかでは見たことないですからね。おゆらの方さまの前でだけ見せる表情ですよ。考えようによっては、これは得なことなのかも…?
あとそういえばここ、原作からカットされたシーンがありまして。
おゆらの方さまは十兵衛さんのお顔に唾をはきかけ、
「芦名一族を悩ましぬいたにくい男め! しばしいのちが助かったと安心したなら大まちがいじゃぞえ。いまに――いまに――わたしは、哀れな、あさましいけだものとなって這いずりまわるおまえの姿が見たい!」
私的に、おゆらの方さまって「地獄の乙女」みたいな印象があるので、このシーンは特に、いったいどんな凄艶な顔をして言ってくれるのかととても楽しみにしていたのですが。それだけになかったのがちょっとザンネンですね…。

それはともかく、2代めさまもおゆらの方さまの案を気に入ったと見えて十兵衛さんを〈雪地獄〉に落とすよう命令しますが、
「…しかしその縄…よもや切れることはあるまいな?」
念のため訊く2代めさまにいらだちをあらわにするぎんしろさん。
「拙者の縛らせたこの縄は刀をもってしてもなかなか切れるものではありませぬ! ましてや徒手空拳のこの男に何が出来ましょうや!?」
自分のわざに自信があるだけに、切れるなんてまずありえないのでしょうね。縛り方には念を入れているのでしょうし、縄じたいが特製のようですし。あとただでさえプライドの高いぎんしろさんのことですしね。「お前には言われたくない」みたいな。「お前にだけは言われたくない」みたいな(笑)。

でも「なかなか」ということは、根気強くやればいつかは切れるものなのでしょうか。いちおうこうしちろーさんが十兵衛さんを確認することで、そのあたり、種も仕掛けもないことを(…)あらためます。が。
しかしその方法が爪で衣服を切り裂き…!! 見かけによらず、けっこう荒っぽいことが好みなんですのね、このお方。引き裂かれやぶかれて、おかげでせっかくの上衣がだいなしですよ。
ただ……こうしちろーさんを見返す十兵衛さんの表情はたくましいもので、よく見ると片頬にえくぼ(?)つくってたりして。
いかにも男くさい、不敵な面だましいなのに、何だか愛らしくうつってしまって、すみません、見ながらちょっとテレてしまいました。(笑)(←ケイトさん、それはちょっと、KYなんじゃない?)
(※KY=空気読めない)

でも!
半そで十兵衛さんが見られたのは想わぬ眼福でございました…!!
おおおお……けっこう身だしなみキッチリしてる十兵衛さんが、そでをまくったりからげたりすることなんてまずありませんからね。あと最近は季節が季節なのもあって、ガタイのいいところを見られないのがちょっとさみしいなあと。(←ケイトさん!!)
イエ、と、ともかく! ひさしぶりに強くしなやかなそのひきしまったお身体を見せていただきました。おかげさまでとてもいい眼の保養になりました…。ありがたやありがたや。(手をあわせておがみつつ)
せがわ先生、どうもありがとうございましたv
そしてこうしちろーさんぐっじょぶ!(笑)(親指立てて)

しかし囚人十兵衛さんか…。
このお姿もいずれ、単行本の表紙をかざるのでしょうか。
○○○(ダレカ)のバックに立って、何らかの表情をしている囚人十兵衛さん……どんなのになるんだろう。表情とかカラーとか、とっても気になりますね。
は、はやく見たい…!!

「歩け!」
ぎんしろさんにあらっぽくうながされて、ようやく歩きはじめる十兵衛さん。と、踏み出した足が赤いものを踏んで……それは、七郎くんの足にゆわえつけられていた紗でした。
ここではじめて顔色を変えた十兵衛さん。これまでずっと、敵に何を言われようと、何をされようと平然としていましたけど、急に何かを焦慮するような表情になって。
それもそのはず、本来であれば事態が吉であろうと凶であろうと、笠の中から飛ばして吉報だと知らせてもらい、ともすればうかつな行動に走りかねない堀のみなさんを安堵させる役割をになっていたのが、鶯の七郎くんでした。
それが落ちてしまった。
飛ばない鶯は、堀のみなさんにとってはすなわち絶望と同じことですからね…。
念力だけでも見つけ出さずにはおかないとはさくらさんが言っていたことですが、たとえ念力をもってしてもこのひろい天地、紗のような目印でもなければまずわかりっこありません。それに、城外へ落ちた七郎くんの生死も不明とあっては……。
もちろん、敵方の誰もこの紗と鶯の意味するところを知るはずもないから、十兵衛さんの狼狽の真意も知るはずのないことでしょうけれど。でも自分でも、これまで正体暴露とか真剣勝負とかに夢中になっていただけに、いまさらのように想い出されて、ぎくぎくとせずにはいられませんでしたよ…。
自分がとらわれたことよりも堀のみなさんの身の上が、いまはただ案じられる十兵衛さん。戦おうにも得物はうばわれ、逃げ出そうにも身体をしばられ……いまこの場に堀のみなさんが乱入してこなくって、本当によかったと想いました。
せめて、鶯が落とされる瞬間が目撃されていないことを祈りたいですね。

そうして、みんながハケて場がひらけたあとで――
石段に腰かけて、まるで悪い病気にうなされているような、きわめてむずかしい顔をしている沢庵おしょうに話しかけたのは銅伯老。
「禅師だけは当分、御安泰にお世話申し上げる所存でござれば…お気楽にユルリと御滞在あれ。禅師には…やがて加藤家のことにつき、将軍家にしかるべくおとりなし願わねばならぬのでなあ…」
あ〜、いるよね、こういうヒト。
わざわざ言われるまでもないことを、これ見よがしに得意満面なカオして、とうとうと相手に述べて聞かせるの。
何ていやなやつだろう。うすら笑いまでうかべて。
おかげで沢庵おしょうの精神状態がとっても不安定になりそうですよ。せっかく回復していたというのに。
人の神経をきわめて気色悪く逆なでするあたりは、さすが悪の親玉というべきなのでしょうか……。

そして、巽の角櫓――〈雪地獄〉のある場所には厳重な警備がしかれ、石段の中に作られた扉からは、ふたりの獄卒に連れられて、いま、ひとりの囚人が。
さすがの十兵衛さんも刀を持たなければ、これだけの人数を相手に、逃げ切ることはむずかしいでしょう。得物はまんまと敵の手中、そして沢庵おしょうもふたたび人質にとられてしまったことですしね…。
あああ、事態がまたどんどん悪い方に…。

地下の地獄がおぼろに見えてきたところで、今回はシメです。
〈雪地獄〉の隔(へだて)って、木を井形にくんだ、時代劇とかに出てくるような座敷牢みたいなのを想像していたのですが、縦の鉄格子だなんて意外に現代的ですね…。原作でもそうかかれてますし、ちょっとめずらしく想ってました。
たいまつとかはないみたいですけど、あかりはどうしてるのかな。地底でものを燃やすわけにもいきませんし……と、みょうなことに心をおいている場合ではありません。
ついに十兵衛さんまでもとらわれてしまい、鶴ヶ城の地底、〈雪地獄〉の中へ。
しかも脱出の難易度は、江戸の加藤屋敷以上。
堅牢な檻と厳重な警備に、身に寸鉄さえおびぬ十兵衛さん、いったいどうするというのでしょうか――。

物語はこのまま、あらたな局面へ入ります。
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2007/11/16

出た…!!  

本決まりになるまでひかえておこうと想ったんですけど(予告編を出して中止になった作品もありますし)……
もう、大丈夫だよね?

 →http://www.toei-anim.co.jp/tv/hakaba/

夏に特報を見て「まじすかあ?」ととんきょうな声をあげてしまったのですが、まさか実現に向けて動き出すとは……。
鬼太ちゃんだけですが、もう画も公式サイトにアップされてますね。詳しいコンテンツはこれから追加されていくみたい。兼森さん(第3期キャラデザインの方)がスタッフに参加されてるといいなあ。
キャストは、野沢雅子さん・大塚周夫さん・田の中勇さん(もちろんね!)といった往年のかたがたが務められるみたいです。

いちおう貸本版の作品は「鬼太郎夜話」として大先生みずからリメイクされてますけど、それがアニメに、しかももとの画そのままでやるというところが何だかすごいですね。でものいたみなわくでの放送なら何だかナットク(笑)。
やっぱりアレでしょうか。まっぴるまッからタバコ吸ったり、おべんとうに○○○○○を持ってきたりする鬼太ちゃんが見られるのでしょうか。
全11話、どんな内容になるのかな。
個人的にはスキャット寝子さんの猫なで声と、あと何といってもにせ鬼太ちゃんが楽しみです♪
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2007/11/13

そういえば  

今月からなのかしら、光文社文庫の背表紙が変わってますね。
時代小説文庫も同様で、アタマの方にだけ、色をつけるようにしたみたい。

 ――だとすると。

はくしゃくさまの《異形コレクション》と朝松先生の御本はどうなるんだろう…。
本やさんで見た時から、これが気にかかって仕方ありません。
はくしゃくさまがおっしゃるところの「黒い本棚」の完成が私にとっても夢なので、途中から白くなられたりするとものそい困るのですが。もちろん、時代小説文庫から時代伝奇ホラーの作品を出されている朝松先生の御本も言わずもがな。

作品のカラーがカラーですから、無闇やたらとチェンジすることはないと想うのですが、どうなのかな。何だかちょっと心配。(ハラハラ)
うう、どうか文庫の編集部さんが、せめてこの2者だけはチェンジしたりしませんよう…!


   (>_<)

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