ゲーテアヌム建設現場で講義するルドルフ・シュタイナー(唯一の写真)        「ラディカル」とは「ラディッシュ」と同じ語源で、「根源的」という意味。表面のみならず、その「根」を見ようとすること。このブログはそういった意味でラディカルでありたい。

2010/7/30

神を呪う?  ドイツ名言珍言集

 ドイツでは、色々と「呪いの言葉」が日常的に使われますね。そのほとんどが、日本語に訳しても、もう一つ分からない言葉ですが、「こんちくしょう!」とか、「クソ!」とか、「この野郎!」に相当する言葉であります。ドイツ語で、「オー・マイン・ゴット!」と言うと、「ああ、なんてこったあ!」と言う意味で、「おお、神よ!」ではありませんが・・・

 ここでひとつ、キリスト者共同体の創立者、フリードリッヒ・リッテルマイヤーの好きだったジョークをひとつ紹介します。引っ越しの荷造りで忙しいのに、私は何をやっているのでしょうか!オー・マイン・ゴット!

 ある牧師さんが巡礼の旅をしようと、船で地中海を渡り、イスラエルを目指していました。すると、風が吹き始め、大嵐に。船は左右上下に揺れ、乗客は大騒ぎになりました。

 神に無事を祈っていたその牧師さんは、心配になって甲板に上がってきて、船長に尋ねました。「こんな嵐の中、この船は沈まないのでしょうか」 すると、船長が言いました、「船員が皆、今、大声で神を呪っているのが聞こえますか?彼らが呪っている間は、安全です。もう何も言わなくなったら、終わりだと思って下さい」

 牧師さんは、客室に戻りましたが、また不安になって船長の所へやって来ました。

 「船員はまだ神を呪ってますか?」

 船長は言いました。「大丈夫、前よりももっと酷く神を呪ってますよ」

 牧師さんは思わず言いました。「ああ良かった!もっと神を呪うように言って下さい」

 分かるかな−?この面白さ。うーん、やっぱりドイツ語で聞かないと、このジョークの本当の面白さは分からないかも知れません。

 これで休憩は終わり、また荷造り開始であります。ああ、だんだんとまた暑くなってきた。オー・マイン・ゴット!


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2009/7/28

ドイツジョークの新しいやつ  ドイツ名言珍言集

 昨年、とあるところで知り合った82才のドイツ人男性、彼とは、キリスト者共同体もシュタイナーも関係なく親しくしています。「一般的」ドイツ人の生活や心情に親しむことが出来、とても嬉しいです。この生粋のボーフム人である彼から最近聞いたジョークです。

「ひとりの黒人が、緑の木曜日(聖受難週間の木曜日のこと)に、紅海へ飛び込んだ。さて、彼はどうなったでしょう?」

 黒に、緑に、赤、さーて、これはちょっと人種差別的なジョークかなと、考え込んでしまった私。答えに窮していると、彼は平然と言いました。

 「濡れたんだよ」、が答えでした。

 いろんな人種と民族が共生し、炭坑で共に働いていたルール地方では、人種や宗教の違いは問題ではなく、信頼を持って働けるか否かが一番大切だったのです。

 このジョークも、一見人種偏見のものかと見せかけておいて、人間なら誰でも当たり前の結果に「オチ」を持ってくる、とても好感の持てるジョークだと思いました。

 このギリギリのセンス、日本でもうけますか?  

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2009/6/16

IKEAで十字架は買うな  ドイツ名言珍言集

 ドイツにはいろいろと面白いポストカードがありますが、その一つを紹介しましょう。

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 「ショーバー牧師は、新しい十字架像をIKEAで買うべきであったかどうか、考え込んでしまった。」

 と、まあこんな感じのことが書かれています。IKEAはドイツ中いたるところにあり、老いも若きも大勢の人がIKEAで家具などを買い、「自分で組み立て」ます。

 この牧師さんも、今流行のIKEAでこの十字架像を買ったのでしょう。さて、いざ箱を開けてみると・・・

 この面白さ、分かりますよね。

 このカード、同僚のトリッチェルさんからいただきました。丁度、今住んでいる住居のためにIKEAでたくさんの家具を買い、組み立てているときに彼からプレゼントされたのです。このカード、洗面所の鏡の横に貼って毎日眺めています。クリックすると元のサイズで表示します
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2009/6/14

またしてもガイコツジョーク  ドイツ名言珍言集

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 なんとなく、面白いガイコツジョークの新作です

 自分の墓石の上に座ってガイコツがタバコを吸っていた。そこに通りかかった他のガイコツが言った。

 「なーんだ、まだタバコを吸っているのかい」

 するとそのガイコツは言った。

 「ああ、でも肺には入れていないよ」

 
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2009/5/29

またまたガイコツジョーク  ドイツ名言珍言集

 思いがけず好評のガイコツジョークをもうひとつ。


 ガイコツが歯医者に行って定期検診を受けた。診察を終えて医者が言った。

「歯にはまったく異状はありませんが、ちょっと、歯茎の具合が気になりますな」
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2009/5/27

またガイコツジョーク  ドイツ名言珍言集

 先ほど、ジーゲンから戻り、メールを開けてみると、ナント、11111人目のアクセスをした方からメールが届いていました。おめでとうございます。ドイツのポストカードをお送りいたします。お楽しみに!

 ぞろ目アクセス祝いに、最近聞いた、ガイコツジョークをふたつ。

 同じ墓場で、隣同士で横たわっているガイコツが、寝てばかりいるのは、あまりにも退屈なので、ディスコにでも行こうということになった。

 一人のガイコツが墓から出てきて、「さあ行こう」と言ったが、もう一人のガイコツは、重い墓石を背中によいしょと背負おうとしている。

 最初のガイコツが、「何をやっているんだ」と聞くと、墓石を背負ったガイコツが答えた。

 「最近は、ディスコに入るとき身分証明書を見せろと言われるからね」

もうひとつ。

 ガイコツが病院に行った。医者が、「もうちょっと、早く来るべきでしたね」と言った。

 ではまた
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2009/5/20

ガイコツ・ジョーク  ドイツ名言珍言集

 最近、聞いて面白くてしようがないジョークです。

 ガイコツが飲み屋に来て言った。「ビールと雑巾!」

 もともとは、イギリスのジョークとか。これを聞いた皆は、しばらく笑いが止まりませんでした。

 このジョークで笑える方は、ヨーロッパに来て全然問題なく暮らせます。少し暇になると、必ずといって良いほど飛び出すのがジョーク、常に新しいジョークを二つ三つ用意しておくのが、ヨーロッパでの嗜みです。でも、日本語にすると、なんか、おもしろみが半減しますね。どうしてだろう 
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2009/3/23

紆余曲折の人生  ドイツ名言珍言集

 またまたシラーの名言を紹介しましょう。

 Das Schicksal muss einen grossen Mann aus mir haben wollen, weils mir so quer durch den Weg streicht. Die Räuber, 1,2

「行く道の端から端まで大変な事ばかり起こってしょうがないが、と云うことは、運命は、私のような人間から、偉大な男を望んでいるに違いないのだ。」 戯曲「群盗」より

 うーむ、どうもしっくりとした翻訳が出来ませんが、どうでしょうか?意味は伝わりますか?人生が困難だと云うことは、それだけ霊界から期待されていると云うことでしょうか。愚痴をこぼしながらでも、この人生歩んでいけば、必ず何かが見えてくるものです。

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              不死鳥「フェニックス」
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2009/3/17

どっちがいいか?  ドイツ名言珍言集

 今年はシラー年ですので、これから幾つかシラーの名言を紹介しましょう。

 Wankt Ihr noch ? Ist es so schwer, zwischen Himmel und Hölle zu wählen ? Der Räuber, 11,3

「何をまだぐずぐずとしているのだ。天国と地獄のどちらかを選ぶのが、そんなに難しいのか?」 戯曲「群盗」より

 すごい言葉ですね。さすがシラー、あの病弱で線の細そうな人間によって書かれた言葉とは思えませんが、実は物凄い意志の力を裡に秘めていたのがシラーです。

 天国だって、地獄だって、所詮この世の人間が考えたこと、実際にはそんなものは、人が思うようには無く、そんなことを考えるより今すべきことをしてしまえ、と云うことでしょう。

 天国も地獄も、そんなものはありはしません。あるのは客観的な「霊界」だけです。人間を愛する神様が地獄など作るはずは無いのです。
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2009/3/16

あなたはトロイ人だ  ドイツ名言珍言集

 名言でも珍言でもないかもしれませんが、日本語の言葉と響きは同じでも意味の全く違う外国語の単語というものがあります。

 「ネー」は、ギリシャ語では「はい」ですが、ドイツ語では「いいえ」を意味します。

 ドイツ文化を象徴する言葉のひとつに、treu と云う言葉があります。誠実とか忠実と訳される言葉ですが、ドイツ語の意味はもっと強烈で、「どんなことがあっても、ある人やある事柄に信念を持ち続け、決して裏切ったりはしない」と訳すべき言葉です。

 宗教や、思想に、そして、友人にtreu であることが、ドイツでは美徳とされます。

 treu の発音は、「トロイ」、日本で「あいつはトロイなあ」と云うと、悪口ですが、人から、トロイと呼ばれることは、ドイツでは褒め言葉であります。

 ドイツ文化、特に宗教性を理解する上で、最も大事な言葉です。

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2009/3/12

今年はシラー生誕250年!  ドイツ名言珍言集

  Das Gesetz hat zum Schneckengang verdorben, was Adlerflug geworden wäre.   " Räuber ", 1,2

 今年の11月10日は、フリードリッヒ・シラーの250回目の誕生日です。昨年、ヴァイマールでシラーの死後すぐに、男たちだけが参加を許された「葬儀」の場所を見ることが出来、その葬儀の夜の感触というか、雰囲気が尋常ではないほどに生々しく感ぜられ、心が震えたのを想い出します。

 シラーは、これからもっともっと研究されるべき人物です。ゲーテの影で、今のところその凄さはまだまだ見えてきません。

 では、戯曲「群盗」からの名文句を、訳してみましょう。

 「 規則というものが、本来ならば、鷲の勇ましい飛翔になるはずのものを、ナメクジのような歩みに堕落させたのだ。」

まさにその通り、規則も時には大事ですが、「例外」はもっと尊重されるべきです。「例外」を重んじてきた、ドイツ文化も最近は有無を言わさない、「規則」主義が幅をきかせているようです。意外と、ドイツは、日本よりも融通の利く国でした。なぜなら、融通を利かせて「例外」を尊重すれば、日本よりもっともっと大変な「規則」の世界で、苦しまなくて済むからです。

 そして、その「例外」から、貴重な文化衝動が生じたのです。

 シラーのこの言葉、決して忘れてはいけません。名言です。
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2009/1/28

小さな大人?  ドイツ名言珍言集

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                ボーフム集会所の庭

 今朝早く車で集会所に向かっていると、ラジオから、聞こえてきた。

 「子供は小さな大人ではない。子供には子供として必要なものがある。」

 どうやら、新しい健康保険をめぐっての議論らしい。子供の保険料を、大人の何%にするか否かの問題だ。大人を基準に考えず、子供を独自の存在として考えて欲しいというのが、主旨らしい。

 さすが、19世紀に「子供」という存在を「発見」した国、ドイツだ、と思った。「グリム童話」、も「キンダーガルテン(幼稚園)」も発祥の地はドイツだ。ドイツ浪漫派の画家、フィリップ・オットー・ルンゲは、子供を好んで描いた、それも子供の視線から。すなわち、子供の背の高さから見た世界を描いた画家だ。それまで、ただの小さな大人だった子供は、大人と同様の過酷な重労働をせねばならなかったが、「子供の発見」によって、新しい文化が生じた。

 でもまた、この文化が失われつつある。「子供服」は、大人のミニチュアになり、子供にすべての決定を任せる親まで登場した。ドイツだけではない、日本もドイツ以上に子供文化が危機に晒されている。

 でも、朝のラジオで、さらりとこんな言葉を言えるドイツのアナウンサーには好感をもった。何度聞いても、これは「名言」である。
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2008/9/9

Hokkaidou です  ドイツ名言珍言集

     「小林さんはカボチャの中に住んでいたのですか?」

 今ドイツでは異変が起きている。昔は、サッポロ生まれです、と言うとすぐに、ああ、冬季オリンピックの街ですね、と云う答えが返ってきたものだが、今は、年配の人以外反応なしである。1972年、ミュンヘンが夏季で札幌が冬季オリンピックだった。ミュンヘンでは、パレスチナ解放を訴える為のテロがあって、イスラエル人選手が何人も殺害された、と云うことも多くの若いドイツ人は知らない。

 もう一つの大異変は、北海道という地名に関することだ。先日、ボーフム集会で聖化式のあとにいつものように簡単な食事をしていると、今が旬のカボチャのスープが出た。少しレモン汁が入っていて本当にうまい。すると、誰かが言った。「ホッカイドウだ、やっぱりうまいな」と。私が、「ホッカイドウは私の故郷ですよ」、というと、「え〜、小林さんはカボチャの中に住んでいたのですか」と云う、珍言が飛び出した。

 もうだいぶ前から、「ホッカイドウ」と云う名のカボチャがドイツで出回っていることは知っていたが、これほどまでに広まっているとは知らなかった。確かにドイツのカボチャは水っぽくて不味い。そこに、我が北海道で開発された、うまいカボチャの品種が入ってきたから、ドイツ人は飛びついた、と云うわけだ。しかしその語源を知る人は先ずいない。だから、「ホッカイドウ」はこれからもカボチャであり続けるだろう。

 昨日、クレーフェルドという街のキリスト者共同体で、司祭仲間の会合があった。昼食を集会の方々が作ってくれた。またしても、カボチャスープである。とてもうまかった。キッチンに食器をさげに行ったとき、お礼に、とても美味しかった旨を伝えた。「そうでしょ、ホッカイドウだから」と云う答えが返ってきた。私はもう何も言わなかった。
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2008/6/30

それはパーマです  ドイツ名言珍言集

 「なぜ日本の女性は巻き毛か縮れ毛で、男性はストレートの髪の毛なのですか?」

 これは先日、デュッセルドルフ出身の女性から聞かれたことです。日本人のとても多いデュッセルドルフで、子供の時から不思議に思っていたとか。彼女はこの原因は民族の違いによると考えていたようでしたが、私が、「あれはパーマです。時々天然パーマの人もいますが。」と答えると、笑いながら、「ああ、そうですか!」と驚いていました。そのうち、「どうして日本の若い人は、茶髪か金髪で、年配の人は黒髪か白髪なのですか?」と聞かれるようになることでしょう。

 先日、日本からのゲストに、「どうしてドイツの男性には丸刈りにしている人が多いのですか?」と聞かれましたが、私が、「あれはハゲを隠すためです。」と答えると、「ああ、そうですか!」と驚いていました。30代からの男性のハゲは、ドイツでは本当に多いのです。現在、ドイツでは丸刈りの頭に、無精ひげというのがはやっているようです。ちょっといかつい感じですが、みな話してみると、気の良いお兄さんやおじさんです。「スキンヘッド」とは違うので、ご注意を。

 私も、高校生でつっぱていたころ、一度パーマをかけたことがありますが、そのできあがりが、顔が秋田犬で、毛がポメラニアン状態だったので、その日のうちに、頭をほぼ丸刈りにしたことがあります。やはり、頭髪は人生の重大課題のようです。
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2008/6/27

ドイツの約束  ドイツ名言珍言集

 「状況が変わった、あの約束は守れない」

 言い方はその場その場で、若干異なりますが、これはドイツでよく耳にする「珍言」です。ある約束をした場合、「こうなればああなる」事を予想してある事を約束する、しかし、「こうならず、ああならなかった」場合は、事情が変わったので、あの約束は無効だという考え方です。

 日本人は今はどうかわかりませんが、時には無駄と知りつつも命をかけて約束を果たすという傾向が、心の何処かにあるのではないでしょうか。

 ドイツのみならず、ヨーロッパの人々と約束事をする場合は常に、状況次第で柔軟に対応することが大切です。よーく考えてみると、ヨーロッパの多くの国の外交にも反映されていますね。
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