7月30日、土曜日。
朝、職場のビルの入り口が開いていなくて、人々がたむろっていた。
なのでセキュリティキーを一応持っている俺がドアを開け、シャッターまで開ける。
つか、普通は管理職が早めに来てあけているものなのに。
そして業務開始時間になっても、管理職系でセキュリティキーを持っている人はいない。
はてなんでだろう?、と思ったら、タダシが10時半ごろすっげー酒のにおいをぷんぷんさせながらやってきた。
見ると、ズボンもよれよれ、目はすわって明らかにまだまだ酔っ払ってるハイテンション。
あんたか!今日、ドアをちゃんと開けておくべきなのに来てなかった無責任人間は!!
「いや、起きたら10時で道路に寝てて、そのまま来たんですよ」
どこで飲んでた誰と飲んでた支払いはどうした、的な質問を立て続けにすると、
「それがいつもの面子で飲んでて、終電が終わった時間ごろにみんなで韓国パブに行って、そこからの記憶がないんですよ。財布には4万円入っていたはずなんですけど、見たらすっからかんでした。えへへ」
えへへじゃないだろ、ということで、とりあえず太田胃散とブレスケアを机から取り出し飲ませる俺。
あんた絶対、酒で死ぬぞ。
夕方、昨夜タダシと一緒に飲んでいたシゲキがやってくる。
聞いてみると
「いや、昨日は1時半くらいでみんなフケたんで、その後の足取りはわかんないっすよ。確かそんときはあの人、二万円払ってましたけど」
との証言を得られた。
1時半から10時に起きるまでの空白の時間、、、
失われた2万円。
道路で寝入るまでの過程。。。
謎は深まるばかりである。
そして今日も仕事をちゃんとして、それからお昼はこじゅうと殿と丑の日に食べられなかった蒲焼を食べに行って、午後には先日の東南アジアIT視察の模様のレポートホームページを作成してから、鳥頭と反省会を笑笑でしようとしたら、土曜日の居酒屋って混んでいるのね、一杯では入れなくて同じビルにある和民で行う。
そして昨夜うちの母親にされた説教をまんまもう一度鳥頭にされて、だいぶへこむ。
鳥頭の説教は熱が入り、土曜日におけるあのバカの終電時間をオーバー。
「じゃあ、俺の地元の西葛西で続きをやりますよ!」
とのことで、別に日曜の午前中には特に用事もないので嫌じゃなかったというか、俺も西葛西の飲み屋街というものにちょっと興味があったので、付き合うことにする。
電車は東陽町で終わりなので、そこからタクシーを拾おうとするもタクシー乗り場の列は大変長かった。
しかし平日ではこんなものではないらしいのだが。
なので、歩きながら通りかかったタクシーを拾う、ということになり、南砂町あたりまで歩いたところでやっと拾える。
「バンコクでのタクシーの初乗り料金は35バーツ、日本円にして100円ですよ!」
鳥頭は、タクシーの運ちゃんにタイのタクシーの料金の安さを得意げに語っていた。
そして2時半くらいまで、昔、鳥頭のバイトしていた店で飲んでから、
「これからどうすんの?」
と聞いたところ
「そうだ、フィリピンパブに行こう!」
と言い出した関係で、俺たち冒険チアーズはフィリピンパブへ突撃!
・・・・。
結論から言うと、何をしていいのか分からないので何が楽しいのか分からん、という結論に俺はなった。
鳥頭がどうだったのかは知らない。
ていうか高かった。
そして最終的にはロイヤルホストで始発の時間を待って、それから帰った。
帰り際、
「あの浴衣の女の子の顔を確認してきます!」
と言って、俺は改札に、あいつは切符売り場にいた浴衣の女の子の方へ走って行ったのだが、ホームに上がった頃にやつから入電。
「すっげー不細工でしたよ!とりあえず報告でした!」
「うるせーよ!どうでもいいよ!!」
と電話を切って、電車に待つ。
家を出るとき3万円くらいあった俺の財布の中身は空っぽに近くなっていたので
(ああ、タダシのことをなにも言えないな、俺)
と思ったけど、眠かったのでどうでもよくなり、電車に乗ってから寝入る。
食べても食べてもなくならないチョコレートの夢を見た。
我ながら偏差値の低そうな夢だなあ、と思ってから、また寝なおした。
そして家に着いたとき、時計の針は七時をまわっていたのでした。