10月24日、月曜、二部。
さて、ヴァリグ・ブラジル航空のベテラン女性フライトアテンダントさんのおかげで、無事にアメリカに入国し、案内所のおばさんに日本語で
「Aと表示されているバスに乗りなさい」
と指示をいただき、それからユナイテッドエアラインのすごい理知的な顔をした黒人のお姉さんにチェックインを済ませてもらい、俺はターミナルへ!
・・・、そこから2時間待ち。
みなさんの好意に支えられて、俺は順調に旅をこなしていますよ。
ロス空港のターミナル内で、することもないのでひとしきりお店を物色。
書店にダビンチコードがいまさら店頭に平積みされていた。
あと、知らないおじさんが表紙のハードカバー本。
ヒラリーVSライス 初の女性大統領はどっちだ?、的な本。
それから幽幽白書とか日本のコミックのアメリカ版。
あっちの本は微妙に絵が濃いのだが、だれが加筆修正しているのだろうか。
などなど、いろいろと文化の違いを実感していたら、搭乗時刻になった。
そしてロスとラスベガスの間はどうやらすっかり寝入っていたらしい。
着陸態勢に入りますと言っているであろうアナウンスで起き、そしてラスベガスへ到着。
ターミナルからはトラム(モノレールみたいな乗り物)で移動。
そしてロビーに並べてあるスロットマシンのお出迎えを受ける。

↑お約束の画像だが
そしてなんとエアポートにあるフロントで、ホテルにチェックイン。
ルームキーをもらうのだが、ルームキーはカードキーだった。
さすがアメリカ。
そしてシャトルバスを案内され、そこに行くもぜんぜんそれらしき停留所はない。
だいたいShowTimeってなんだよ、俺は間違ってなんかのショーを予約しちゃったのか?
と思ってとぼとぼ歩いていたら、見かねたらしい黒人の俺より一回り大きい警備のお姉さんが
「May I help you?」
と助け舟を出してくれ、お姉さんに連れられて行くとそこにはShowTimeと書かれたシャトルバンが!
お姉さんに御礼を言って乗り込んだのでした。
そしてバスの料金表示を見る。
俺はさっきのフロントで後清算のクーポンのようなものを渡されたのだが、それには$11とあった。
地球の歩き方記載の$4.25よりは明らかに高い。
そしてその一番下の記載
not include gratitude (だったかな?)
つまり、感謝は含まれていません、と。
要するにドライバーにチップを払ってやってね、ということらしい。
空港に来たてでアメリカのチップ文化を知らない人へのけん制なのであろう。
俺はまあ、アメリカはそういうものだという前知識があったから、チップを$1にするか2にするかで悩んだくらいで、それはそれで受け入れたんだけど、、、
俺、帰りは深夜に近い早朝だからシャトルバス、使えないじゃん。
いきなり損した、とさっそく鬱になったのでした。
シャトルバンが空港を抜けるとすっかり夕方。
早速、地平線いっぱいに広がるネオンの灯りが見えた。
MGMやらピラミッドやらがある。
ああ、マジでラスベガスに来たんだなあ、と実感。
ホテル(Bally's Las Vegas)につくと、フロントを素通りして部屋へ。
ポーターに運んでもらうのは、正直あまり好きではないのだけれど、部屋の場所がわからなくて困った。
さすが客室2814室は伊達じゃないなあ、サンハトヤもがんばっているけど客室200室じゃぜんぜんかなわないもんなあ、などとつぶやきながらカジノの中とかを徘徊していたのだが、あっさりと看板を見つけ、部屋のある階に着く。
そこでエレベーターホールから廊下へ出た瞬間、息を飲んだ。
(うわ、深)
果てしなく続く客室のドア。
マジで一番奥まで100mくらいありそうだ。
そして部屋に入り、荷を開いてとりあえずくつろぐ。
窓から見えるフラミンゴホテルを眺めていたら、ゆかぽんから電話。
ヤフオクで裁けるブランド物の買い付けの話などをする。
それから街へ繰り出す。
晩飯まだだし、ALADDINのバフェィでカニをたくさん食べようかと思っていたのだが。
ホテルを出た瞬間、向かいのホテル、BELLAGIO の噴水ショーの洗礼をいきなり受けた。
えーと、あのホテルの高さから推測するにどれだけ高く吹き上げているんだよ、と。
そしてPARISのエッフェル塔。
(バカに金渡したらこういう遣い方するんじゃないのか)
ストレートにそう思った。
しかし同時に、
(バカじゃないとこういうもの作れないよな。偉大なるバカだ)
と思った。少なくとも「もったいない」文化である日本人にはこういうものは思いも及ばないであろう。
日本にも大型構造物は存在するが、それは機能的に合理的なもの。
エンターテインメントのためだけに大規模な(おそらく借金をしてまでの)投資などはできない。
というわけで、
(アメリカ人の金の遣い方は面白いなあ)
というところに、俺のラスベガス観は帰結したのでした。
そしてそんな光景を眺めつつ、ゆったりと歩いてALADDINに入ると、バフェィはしまっていた。
時間は22時半。
バフェィの営業時間は21時半まで。
(眠らない街だと思っていたのに!)
やむを得ず、マクドナルドで晩御飯を買い、明日の朝飯をセブンイレブンで買って帰る俺。
俺VSアメリカ。
まずはアメリカの軽いジャブでダウンを獲られるという思いもしない展開で、スタートしたのでした。