11月1日、水曜日、その二。
マドリッドに到着したら、とるものとりあえずレアル・マドリッドのホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウへ。
今晩行われるチャンピオンズリーグ、レアル・マドリッド VS ステアウア・ブカレストの試合を見る予定なのだが、チケットは取ってない。
なので当日券を買いに来た。
こんだけでかいスタジアム(収容人数 80,162人)だし、ステアウア・ブカレストってルーマニアを代表する強豪チームだけど、世界的な人気があるとは言えないし、当然チケット残ってるだろ。日本で手配したらゴール裏でも2万円以上とか取られるけどそんなの無駄無駄無駄。
とか思ってたのだが。
そして到着するサンティアゴ・ベルナベウ。
でかさと言うより、高さがすごい。
Google Map で比べてみよう!
サンティアゴ・ベルナベウ
味の素スタジアム
同じ縮尺で見ると、面積なら味スタのほうが大きそうだね。
いや、ピッチの周りにあるトラックですらないあの微妙な空間のせいなのだが。
今は13時くらいで試合開始は20時40分だと言うのに、それなりにユニフォームを来た人たちがいたのは、やっぱりチケットを買いに来たのか、記念撮影をしに来たのかな。
さて、チケット売り場はどこかなあ。。。
そして見つけた売り場。
チケット料金表の下の方に「SOLD OUT」の文字が。
うそーん、どうしよう。
しかし、俺はあわてない。
スタジアム周辺をぶらぶらしていれば、黙っていても
「Ticket?」
と聞いてくる人々がいるとの情報をつかんでいたからだ。
とりあえず、日本で買うより安けりゃいいやと思って、スタジアムを回ってみると。
「Ticket?」
とスタジアムの写真を持って聞いてきた。
「this space, one hundred」
ふむふむ、バックスタンドの1階は100ユーロなのね。
おい、この時点で日本の代理店より安いぞ。
それから階をあがるごとに80、60、40ユーロとなった。
そして俺の判断は。
(チケットが偽造の可能性もあるからな。。。一番安いのにしておこう)
ということで、40ユーロ払った。
チケットをくれた。
親切に、あのBゲートから入るんだぜ、とまで教えてくれたのだが。
うーん、なんかこのチケット。
(印刷はもっともらしいけど、半券切るところがないぞ)
かなり半信半疑、というか
(いいや、入り口で止められたらそれはそれで被害を最小限にとどめた俺の判断GJということで)
というあきらめモードであった。
そう、人間期待しなければ失望することもないんだ。。。
そして、マドリッド市内を観光。
腹ごしらえもした19時半過ぎ、いざ、夜のサンティアゴ・ベルナベウへ。
地下鉄の駅を降りると、すでに人も出店もたくさんいた。
Bゲートは、ベルナベウ本体ではなくて、横についている円筒状の建物の下にある。
階段登って2階がチケット改札。
チケットは、バーコードを読み取らせる方式で、前のおじちゃんはソシオらしくその会員証を何度かざしても、進入付加の赤信号が点等していた。
その入り口を避け、隣の入り口のバーコードリーダーに俺のチケットをかざすと、緑の信号が点等!
まったく問題なくスタジアムに入れたのだった。
そして階段を4回まで昇っていく。
あの円筒状の建物は、すべて階段(とエスカレーター)だった。
その階段を群衆と一緒に一歩一歩昇っているときに、
(俺、本当にベルナベウでレアルの試合見れるんだな。。。)
と、ものすごく嬉しさがこみ上げてきた。
席は、話通りの4階。
バックスタンドというより、むしろゴール裏なのだが、レアル側なので特に問題はない。
つか、ピッチが観客席と近いし段差が急なので、非常に見やすい。
(味スタもあの変なスペースがなくなればいいのに)
と思わざるを得ないのだが、サッカー専用スタジアムが経営的にやっていけるかどうかというと、日本はまだまだそれほどサッカー文化が根付いてはいない。
まずは味スタを観客で埋めることが当面の目標となろう。
まずはステアウア・ブカレストがアップを開始。
お客さんはまだまだ少ないのだが、容赦ないブーイングが浴びせられる。
それにしてもYahoo!スポーツのサッカーコーナーでのチーム名表記。
いつまで「ステアウア・ブクレシュティ」などという何語の発音か分からない名前にしておくのだろうか。
検索しても引っかからないから、どこのチームかと思ったよ。
そしてレアルも練習開始。
鳥かご、というか5対5のボールの奪い合いをしてた。
どうしても遠くから動きのあるものをやや暗い中で撮るので写真がブレがちになるね。
いや、うまい人ならそれでもうまく撮るんだろうけど。
そしてまもなくキックオフ。
このたくさんの席を直前までにやってくる観客が埋め尽くす。
(急な段差で前に落ちそうで怖い!)
視線に入らない位置に手すりがあるので大丈夫だ。
そしてキックオフ前の整列。
昨日見たカンプ・ノウ同様、真ん中のサッカーボールマークが波立つのだ。
そして試合開始。
最近スタメンに入っていないベッカムは今日もベンチスタート。
レアルの右サイドにはラウル。真ん中にグティ。左サイドにロビーニョ。そしてワントップにファン・ニステルローイが入った。
試合開始。
レアルは正直、精彩を欠いていた。
前節アウェイでステアウア・ブカレストを1-4で破っていたから、それほど気合が入っていなかったのか、ブカレストに攻め込まれる場面が多かった。
後半開始して間もない6分。
ディアラ → ベッカムの選手交代。
大歓声が起きる。
最近は代表には呼ばれないし、チームでもサブ扱いだけど、なんだかんだでやっぱり、人気あるんだね。
↑ベッカムのFKのシーン。
そして後半26分。
攻め続けていたブカレストだが、決定的な凡ミス。
DFのバックパスがGKのいないゴールに吸い込まれ、オウン・ゴールでレアルが先制。
さらにその直後、レアルはペナルティエリア内でファールをもらい、PKをもらうも、ファン・ニステルローイがそのPKを外す。
↑ファン・ニステルローイがPKを外した瞬間。本当はゴールの瞬間を撮ろうと思ったんだけどね。
そしてそのすぐ後にファン・ニステルローイ → ロナウドの選手交代。
そしてそのまま1-0で試合終了。
負けたはずのブカレストが、大きく手を上げてアウェイまでやってきてくれたサポーターに応える。
レアルは数人だけが観客に手を上げ、他はそそくさと帰ってしまった。
このあたりのファンサービスは、Jリーグの方がよいね。
負けてもちゃんと挨拶しに来るし、選手とサポーターの距離の近さを感じられる。
そして帰りの地下鉄の中。
大混雑の中、日本の応援では禁止されているチアホーンで大騒ぎ。
すげー迷惑そうに隣の車両に移る客もいたけど、これはこれで楽しかったな。鼓膜が破れそうになったけどw
というわけで、日本とスペインのサッカー文化の違いなどを体感しつつ、なにはともあれ、スペインに来た大目的を達成できて大満足の夜だったのでした。