5月6日、日曜日。
洞窟ホテルで早朝、ラクを飲んでそのまま倒れるように寝込んでしまった関係で、パソコンをつけたまま眠ってしまったことに気付いたのが、朝4時。
頭がガンガン痛い。
それほど飲んだつもりはないのに、ラクの強さ、恐るべし。
水飲んで、寝なおした。
6時前に起きる。
頭は若干ふらふらするが、だいぶ酒も抜けたようだった。
早朝、洞窟ホテルのテラスを散歩。
ツバメさんがたくさん飛んでいた。
見ると、ひさしの下にたくさんツバメの巣があるのね。
さらに谷のほうを見ると、気球がたくさん浮いていた。
夜明けを見るツアーとかあるのかな。
そしてこの奥を見ると、、、
ちょっとした絶景だ。
奇巌城とはこういうお城をいうのであろう。
その昔は軍事施設として使われていたらしいです。
今日はまず、洞窟住居にお邪魔。
昨日は洞窟の中は狭いし暗いし寒い、などと言ったのだが、、、
ものすごく暑い日差しに比べて、中はひんやりと涼しい。
トルコじゅうたんを敷きつめて、岩の上でも快適に歩ける。
なるほど、その地方地方には、その地形を利用した快適な家作りがあるんだなあ、と思った。
そのあと、じゅうたん屋さんへ。
このように緻密な作業で、作られるトルコ絨毯。
きめ細かく丈夫に作られているため、孫の代まで使える。
基本的に俺はシステムエンジニアなので、工数には敏感。
「この絨毯は、職人さんが6ヶ月かけて作りました」
と言われてその絨毯を見せられると、ものすごく価値の高いものに見えてくる。
いや、実際かなり綺麗で立派なのだ。
「こちらが24万円のところ、20万円です」
と言われたので、工数一人月4万円くらいか、と相場を見積もる。
そして、
「最高級品。職人さんが6年かけて作ったもの。職人さんの6年間の思いを感じてください」
とか言われて見せられたもの。
だめだ、すごい欲しい。
「290万円です」
そしてこの値段に、物理的に買えないことを知るのだが、
(俺、絶対将来、あの絨毯を飾れる家に住めるようになってみせるぞ)
と、内心に深く誓ったのだった。
やっぱいいものは、人間を高めようとするものだね。
んで、母が姉に
「トルコ絨毯買ってきて。テーブルの下に引くやつ」
と言われていた関係で、それ用のやつをいろいろ見せてもらう。
トルコの絨毯商人もさるもの、最初はシルクの最高級品、100万以上するやつを見せてくる。
「絶対無理」
俺が言って、その他のものを見せてもらうも、みんな50万円台。
だいたい姉の家なんて、さらどんやたっくんがいるんだから、絨毯はすぐにジュースとかこぼされるので痛みやすそうだ。
なら、シルクの最高級品とかはありえないわけで、値段もせいぜい10万円くらいのやつ、と見積もっていたのだが。
実際に10万円のやつを持ってきてもらったところ、目が粗く模様もやたらと平凡。
これを買うくらいなら買わないほうがいい。
そしてそのあとに持ってきたのが、26万円のウールとコットンの製品。
染料を一切使っていないため、洗っても色落ちは有り得ない。
白と茶色を貴重としたデザインだが、非常に美しく、同時にどんな家具にもあう。
リバーシブルで、夏は毛の短い裏側を、それ以外の時期には表側を使う。
んで、俺も気に入り、母も
「あの娘が気に入らなかったら、私が使う」
ということで購入決定。
カードで一括支払い。
日本には空輸だけど、一ヶ月以内の到着。
届け間違いがないように、絨毯の裏側に記名して、絨毯と一緒に記念撮影。
ま、高いけど一生もんだし、いい買い物したなあ、と思う。
と、それなりにうちの母親の英断を気持ちよく思っていたのだが。
件の最高級絨毯を、200万円で買っているお父さんがいた。
そのお父さんが契約を済ませ、バスに帰ってきたとき、みんなが拍手で迎えた。
「いや、この大きさだと590万円とか言うんですよ。なので、買うつもりもなく『200万円なら買う』と言ったら、OKと言われて。困ったので『おまけも付けろ、付けなきゃ買わない』って言ったら、2畳くらいのをおまけにつけられて、買うしかなくなりました」
その絨毯は、なんでもトルコの王様が玄関敷きに使ったもの。
玄関敷きと言っても6畳くらいの大きさがある。
そしてその触り心地は、まさに極上。
必要ないもの、と言えば必要ないものなんだけど、王様気分を毎日味わえるというわけで。
(いいなあ)
と、素直に思った。
お昼は野菜の煮込み料理。
午後はカッパドキアの奇岩めぐり。
ギョレメ野外博物館。初期のキリスト教徒たちの教会の壁画。
キノコ岩
ラクダの谷
ラクダがいたけど、ラクダの写真撮ると1ドル取られるそうです。
あと、添乗員のお姉さん曰く、
「お土産買うなら、カッパドキアのほうが安いです」
とのこと。確かにイスタンブールは高そうなので、いくつかお土産をこちらで仕入れる。
お土産は千円札で買えるので、トルコに行く前に千円札をたくさん準備してから行きましょう。
そして次は、こちらの名物でもある陶器を実演して販売する洞窟陶器商店。
我が家は遺産整理の関係で、むしろ捨てなきゃならない皿や茶器がたくさんあるので食指は動かなかったのだが。
トルコ石のブルーとか、ヒッタイトの茶色のデザインの陶器とか、なかなか魅力的な商品がそろっていましたよ。
カッパドキアをあとに、カイセリに移動してトルコ風蒸し餃子を食べる。
そして空港から、飛んでイスタンブール。
バスでホテルまで移動。
ライトアップされたブルーモスクとアヤソフィアが美しいけど写真は撮れず。
金角湾を渡り、新市街の中心の広場にあるホテルに到着して、今日は上がり。
明日はイスタンブールを観光しますのです。