7月31日、月曜日。
朝起きてもあざは消えていない。
でも、確かに薄くはなっていた。
うーん、、、、
本日は朝8時25分の自強号で花蓮へ乗るために早起き。
そして早々に朝ごはんを掻きこみ、台北駅へ。
こちらの電車は、結構直前にならないとホームに入れない。
ベンチで待機したあと、乗り込み!
席がその号車の一番前だったのだが大きな荷物もって後ろから乗り込み、しかも前からもどんどん人が乗ってくるので席につくまですごく大変だった。
席に着くと、後ろにいたおばさんから何か声をかけられ行ってみると、どうやらかばんを網棚に上げてほしいらしかった。
なので躊躇なく上げる俺、お礼を言うおばさん。
つか、俺は旅行者なのだが、台湾人と見られたか?
といいますか、こちらに来て思うのが、台湾人と日本人の区別が余りつかない。
日本語を話しててやっと日本人だと気付くくらい。
あと、台北市内での話しだけど、街を歩いている女の子がすげー可愛いw
ちょっと、いろいろな妄想やら将来設計やらをしてしまう瞬間なのでした。
席に座ると、隣のおばさんが話しかけてくる。
鳥頭さんの
「海外に行ったら現地の言葉をしゃべれ」
という言葉もあったので、旅の指差し会話帳で指差しながら一生懸命会話してたら、いろいろと食べ物をくれたw
そしてその後、席が通路側だったこともあって、電車は寝て過ごし、窓から見れる美しい海の写真はなし。
つか、2時間半ってあっという間だ。
そして花蓮へ。
ホテルはまだ12時前だったけど、チェックインさせてくれた。
部屋に金庫があったんだけど、電池が抜けてて使えない。
その旨、フロントに言いに行ったら、フロントでセキュリティボックスをやっているのだそうだ。
なるほど、だから部屋の金庫は使えないのね。
だったら誤解を受けないように、置いておかなければいいのに。
花蓮といえば、太魯閣(タロコ)観光の出発点、ということらしいので、バスターミナルに向かう。
本当はツアーの方がいいらしいんだけど、ツアーは朝出発で一日がかりだしね。
俺みたいなさすらいブルース個人旅行者は、さっと行ってさっと帰ってくるのがお似合いなわけさ。
というわけで、すべてが自分手配の個人旅行者としては、部屋に荷物を置いてから、バスターミナルへ。
タロコの奥にある天祥行きのバスに乗りたいと筆談で。
残念ながら11時半初のバスは行ったばかりなので、次は14時30分発。現在は12時半。
ちなみに天祥発花蓮行のバスは、そのバスが行って帰ってくる16時40分の次は終バスの18時25分なので、あまり向こうに長居は出来ないね。
バスまで2時間あるので、その間に花蓮観光。
まずは食べ物、と液香扁食店のワンタンを食べに行く。
お店に行くと人が何人か並んでいて、奥の方に
「1扁60元」
とだけ書いてある。
このメニューだけのお店なんだね。
レジを済ませて席に座って、もらった伝票見ると、番号が書いてあった。
この番号順に持ってきてくれるらしい。
机の見やすい位置に伝票を置いて待っていると、出来上がったワンタン持ったお姉さんたちは、
「イーウースー!」
と、番号で客を探しているらしかった。
俺の番号は160番。
(えーと160は、イーパイリョウスーか。でも、パイって言ってないからイーリョースーでいいのか?)
とか考えてたら、イーウーチョウ。いよいよ次は俺の番!
と思ってたら、
「イーリョウイー」
と、俺の番号がスルーされて、横に座っていた夫婦のところへワンタンが!
しかしそこは、そのテーブルにもう一組座っていた夫婦のだんなさんのおじさんが、
「イーリョウスーがまだ来てないぞ」
と的な指摘をお姉さんにしてくれて、そのままお姉さんが俺の前にワンタンを置いてくれた。
おじさんアリガトウ、と軽く頭を下げて手を合わせた。
さて、そしてワンタンを召し上がる。
美味い。
ガイドブックそのままの表現で恐縮だが、具も皮も肉厚で歯ごたえがあり、スープもコクがあり、非常に美味しいし、ボリュームも意外とある。
今日もまた、食で幸せになったのでした。
そしてそのあと、他の場所を見て回るには時間がないし、とりあえず海を見ておこうと海岸へ。
途中、首輪のかかってない犬に追いかけれられてマジで
「ひぃっ」
とか叫んで焦って逃げたエピソードについては、今後とも一切語られない。
そして花蓮の海岸にある見晴台について、その景色を堪能していると、、、
「私の日本語わかります?」
と一人の老人に話しかけられた。。。
このときの話は、後日改めて。
台湾に生まれ、日本人として育ち、現在台湾人になっている人の生の話を聞けたことはちょっと感動だった。
2時半になって、バスは天祥に向かって発車。
タロコ峡谷は、、、なるほど確かにすごい!
急な切り立った崖が天上高くまで続き、途中には雲がかかっている幻想的な風景が、いま目の前にある!
当然、そんなバスから見える絶景を写真に収めようとしたのですけれど、ガクガクガッタン、ブロロロロロ。
こちらのローカルバスの運転手の方は、一応舗装がされている道なのですけど、結構なスピードを出されるせいか、ジェットコースターのように揺れるのです。
結果、バスのガラスの汚れもあいまって、みんなピンボケで、この感動を伝えられるクォリティには到底達しない、というわけでして、バスからの写真はなく、短い間の天祥滞在中の写真だけになるわけなのです。
そして天祥到着!
終バスの時間を18時25分と確認して、天祥を散策する。
つか、天祥っていくつかの商店とホテルしかないので、結構一瞬で散策は終わる。
でも、向こうにお寺が見える!
というわけで、お寺に向かう。
遠くに見えた塔は、中からてっぺんまで上れるのでした。
うーん、大理石峡谷の絶景に感動!
この間まで周りにビルしかないところにいたのが、急こんなところにいるんだなあ、となんだかしみじみと感動した。
そしてそのあと、いろいろと商店で買い食い。
ソーセージ食ってたら、犬が寄ってきてじっとこちらを見ているので、少し投げ与えた。
この犬が人を襲うような犬になりませんように。
そのあと、終バスの時間になったのだが、バスが来ない!
15分くらいたったあと、泣きそうになりながらさっき食事したお店のおばちゃんに尋ねてみると、古い時刻表を見せられて、
「今日はもう終わりでしょ。明日来るわよ」
と言われた。
(きゃー)
心の中で平坦な声で悲鳴をあげ、ちょっとパニックに陥る。
(ガイドブックには18時25分って書いてあるし、そもそもバス停自体の時刻表には18時25振って書いてあるのに!)
かといって、そのバス会社に電話しようにも、そんな中国語をしゃべれない
さてどうしたものか。
そのお店のおばあちゃんが少しだけ日本語しゃべれるので、
「今日帰りたい、タクシー呼んでください」
と一生懸命伝える俺。
おばあちゃんは
「多分、無理だと思うけど」
といいつつも電話をしてくれて
「1時間待ちなさい」
と言ってくれた。
すごいほっとした。
そしたらそのあとでバスが到着した。
良かった、これで普通に帰れる!
このときの俺の喜びは、ちょっと尋常ではなかった。
だけど、そのままバスに乗り込むほど俺は恩知らずではない。
タクシー会社に電話してくれたおばあちゃんのところにお礼を言いに行き、手にお金を握らせようとしたのだが、、、
「イラン!イラン!」
と、決して受け取ってくれなかった。
俺はとりあえず90度のお礼を言って、そしてバスに乗り込んだ。
バスの中には、桃の箱があふれていた。
どうやら、これの積み込みでバスが30分遅れたらしい;;
バスの乗客は、その桃の業者の人たちのグループだけらしかった。
帰りのバスの中では、隣のお兄ちゃんがやたらと話しかけてきた。
(あんたらのせいでこっちはひどい不安に陥ったんだよ!)
と、思わなくもなかったのだが、それよりも台湾人に感動していたので、いろいろと指差し会話帳から調べて発音してたら、名前と電話番号を教えてきてくれて、
(まあかかってこないだろ)
と思いつつ、こっちも教える。
そしてお互いの発音を言い合ったりしてバスの時間を笑顔ですごした。
花蓮につくと、さすがに疲れていたのだが、こちらの夜市は海岸沿いに並んでちょっとすごい、という話なので、とりあえず行ってみると、屋台はたくさんあるのだが、どれも暗かった。
どうやら不定の休日らしい。
これは神様が俺に休めと言っているのだ、と解釈し、今日はそのままホテルへ帰る。
明日は台東経由で知本温泉へ。
料理とか景色とか人とか。
台湾のすべてが俺を癒してくれているわけなのです。