
師であり、父である方、イスラエルを導く者、御子であり御父である方、その双方において一つなる方、主よ、あなたの子らに慈しみを注いでください。あなたの戒めに従うわたしたちを、あなたの像の完全な似姿としてください。
わたしたちのできうる範囲で、神が善であられることを、また神が容赦のない審判者ではないことを知らせてください。
あなたご自身の手で、わたしたちにすべてを備えてください。
あなたの平和のうちに生きることができますように。
あなたの都に入ることができますように。
罪に荒れ狂う海原に沈むことなく航海を続けることができますように。
言葉に言い尽くせぬ知恵である聖霊によって、穏やかな海を進むことができますように。
夜も、昼も、そして終わりの日まで、わたしたちに感謝の賛歌を歌わせてください、唯一の御父と御子に、御子と御父に、導き手であり師である御子に、そして同時に聖霊に。
すべては、万物がその方のうちにあり、その方によって万物が一つとなり、またそれによって万物が永遠であり、そしてわたしたちが皆その肢体であり、世々と栄光がその方のものである御方に。
すべては善である御方に、すべては美である御方に、すべては知恵である御方に、すべては義である御方に。
その御方に、今も、また世々に至るまで栄光がありますように。アーメン。
アレクサンドリアのクレメンス
(アレクサンドリアのクレメンス『教導』3-12-101、小高毅編『原典 古代キリスト教思想史1 初期キリスト教思想家』教文館、1999年、pp.295-296.)