現代のキリスト教の霊性(スピリチュアリティー)をテーマとするブログです。霊的形成や礼拝に関わることがらで、心にとまったアート、祈り、リタジー、詩などを、エッセイと共に「スクラップブック」のように集めて行きます。

クリスチャンの生活は、多大の苦労を必要とする。しかし、ルターは、このことを陰気なものとしようとしなかった。われわれは悪魔のわるだくみを思うと憂うつになるが、無邪気な喜びで、その対抗手段を講じなければならない。音楽は、喜びを引き起こす神から与えられた手段である。マイク・リッデル作「招きの言葉」
『オルタナティブ・ワーシップ』より
Mike Riddell, "invitation"
in J.Baker, D.Gay & J.Brown eds. Alternative Worship,
Baker Book House, 2003, pp.116-117.

信仰の英雄 オスカー・ロメロ大司教
Archbishop Oscar Romero
「ミサが始まると、大司教睨下は汗びっしょりになられ、顔は青ざめ、びくびくしておられました。説教が始まると、いつもよりゆっくり話しておられるように思いました。目の前に開かれている歴史の扉の向こうへ、気が進まず、しぶしぶ入って行かれる。そのように、わたしには見えました。しかし五分後のことです。聖霊が大司教の上に降られたのを、わたしは感じました。ルティリオの名前に触れたとき、何万もの民衆が拍手喝采しました。それにつれ、見る見るうちに大司教は力強さを増して行きました。次の瞬間、大司教は歴史の敷居を越えていました。扉の向こうに行ったのです。水による洗礼があり、血による洗礼があります。しかし、民衆による洗礼というものもまた、存在したのでした」ロメロはこの経験の後、小心で小器用な人間から、力強い預言者へ変貌を遂げた。全国に放映された日曜ミサの説教で、ロメロは、貪欲で残酷なサルバドルの独裁者を公然と非難した。会衆の大部分を占める貧しい民衆には、慰めの言葉を語った。双方の陣営に暴力停止を呼びかける一方、資本主義と開発の名目で民衆を抑圧している、政界及び経済界の「構造的悪」を攻撃し、手をゆるめなかった。
「兄弟姉妹のみなさん。残念なことに、わたしたちは過度に霊的かつ個人主義的な教育を施された結果の産物なのです。わたしたちはこう教えられて育ちました。『自分の魂を救いなさい。他の人の心配など、しなくてよい』 苦痛については、こう教えられて来ました。『がまんしなさい。天国に行けば、すべて忘れられるから』 しかし、こんな考え方は、間違っているのです。それは、救いではありません! キリストの救いとは、人間存在を、あらゆる束縛と抑圧から解放するものです」ロメロの支持者が恐れたように、ロメロの変貌ぶりに脅威を感じた人々は、彼を批判し、攻撃し始めた。ロメロが放送していたラジオ局は爆破され、部下の司祭は暴行を受け、殺害され、教会は略奪された。大司教に挙げられて三年後のこと、ロメロはガン専門病院の礼拝堂でミサを捧げている最中、暗殺者に銃撃され、凶弾に倒れた。
救世軍機関紙『ときのこえ』
2003年9月15日号(第2416号)p.6.

オスカー・ロメロのイコン

神よ、わたしと共に、横たわってください
神よ、わたしと共に、起きてください
神よ、朝の光が射すごとに、わたしと共に、いてください
神がおられなければ、わたしには、喜びの光は、ありませんから
神がおられなければ、わたしには、ひとすじの光さえ、ありませんから
キリストよ、わたしと共に、眠ってください
キリストよ、わたしと共に、目覚めてください
キリストよ、わたしをつねに、見守ってください
昼も、夜も、日ごと、夜ごとに
神よ、わたしを、お守りください
主よ、わたしを、導いてください
御霊よ、わたしを、強めてください
いまも、いつも、とこしえまでも
いまも、いつも、とこしえまでも、アーメン
王の王、主に、祈ります、アーメン
『カルミナ・ガデリカ』より
"Dia liom a laighe", Ortha nan Gaidheal

わたしの頭の上におられる、三位一体よ
わたしの足の下におられる、三位一体よ
わたしのこちら側におられる、三位一体よ
わたしのあちら側におられる、三位一体よ
この大地の中におられる、三位一体よ
あの大空の中におられる、三位一体よ
天に住んでおられる、三位一体よ
海に満ちておられる、三位一体よ
あらゆる場所におられる、三位一体よ
ああ、わたしと共にいてください
ケルト教会の祈りより

わたしは、いま、ひざをかがめます
わたしをお創りくださった、御父がご覧になる前で
わたしを贖ってくださった、御子がご覧になる前で
わたしを聖めてくださった、御霊がご覧になる前で
神の友として、愛情を込めて。
ああ、神よ
油注がれた御子を通して
わたしたちの必要を、あふれるばかりに
お満たしください
神への愛を
神の愛情を
神の微笑を
神の知恵を
神の恵みを
神の畏怖を
神のお創りになった世界で
神の御心を行うために
神の意志を
お与えください
ちょうど
天使たちと聖人たちが
天国で御心を行っているように。
闇のなかでも、光の中でも
日ごと、夜ごと
いつもつねに、やさしさをもって
あなたの御霊を
わたしたちに、お与えください。
『カルミナ・ガデリカ』より
"Rann romh urnuigh", Ortha nan Gaidheal

ジョン・ラーソン大将のプロファイル
第17代救世軍大将。英国出身。23年間英国で奉仕した後、四年間南アメリカで奉仕。その後英国に戻り、教育部門や万国本営と英国の機構改革に手腕を発揮。1993年からはニュージーランド及びフィジー、1996年からスウェーデン及びラトビアの司令官を歴任した。1999年、ジョン・ゴワンズ前大将の片腕として参謀総長になり、2002年11月13日、大将に就任した。
ジョン・ラーソンは豊かな才能に恵まれ、特に音楽家として知られている。ジョン・ゴワンズ前大将とコンビで創作した、聖書や信仰生活を題材としたミュージカルは、世界中の救世軍で上演されている。著書も多く、それらは多くの小隊(教会)の成長に貢献している。夫人のフリーダ・ラーソン中将も英国出身。現在、万国女性部会長の任についている。