聖書 マタイ12:46-50
1.聖書を読みますと、イエス様には実の弟や妹たちが、たくさんおられたことがわかります。血縁者の情には、深いものがあります。まさにそのゆえに、お母さまと弟妹たちは、長男の身を案じ、ある日、イエス様を迎えるために、やって来たのでした。
2.しかしイエス様は、実の母や弟妹たちを顧みず、むしろ、ご自分に従って来ていた弟子たちを指さして、「この者たちこそ、わたしの父母であり、兄弟姉妹である」とおっしゃったのでした。そこには、血縁を超え、聖霊によって結ばれている、「神の家族」の深いつながりが示されています。
3.ところが、主イエスが復活されたのち、主のお母さまだけでなく、その弟妹たちもまた、「イエスは主である」との信仰告白をするに至り、ペンテコステ前の二階座敷において、熱心に祈る者となっていたありさまが、使徒言行録に記録されているのです。
4.わたしたちが、たとえひとたび、福音のために親兄弟を捨てる決心をすることがあったとしても、主は、親兄弟を決してお見捨てにはならないのです。かえって、先に救われた「私」を、家族の中の「救いの初穂」としてお用いになって、親兄弟をも救いに導いてくださいます。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも、あなたの家族も救われます」と約束されている通りなのです。
2005年6月12日(日)三位一体後第三聖日
説教要約
説教者 樋口和光 少佐