聖書 ルカ15:17-24
1.みなさんは、お祈りなさるときに、神様にどう呼びかけておられますか? わたしたちは、神様を「わたしのおとうさま」とお呼びすることのできる特権に与かっているのです。
2.今日の聖書箇所では、わたしたちの父である神様のご性質が、たとえ話を通して語られています。父親に背を向けて、放蕩の限りを尽くした息子は、わたしたち、罪深い人間の姿を示しています。これに対して、息子の帰りを待ち続けている父親は、どこまでもわたしたちを愛してくださっている神様のお姿を示しています。
3.このたとえ話は、第一に、「忍耐深く待ち続けてくださる神」を示しています。神様は、罪を犯しているわたしたちの姿を、すべて知っておられます。わたしたちの魂の状態を、すべてご存知で、その上で、わたしたちが神のもとに帰ってくるのを、忍耐深く待ち続けていてくださるのです。そこには、わたしたちの全存在を受け止めてくださる神の愛が、示されています。
4.このたとえ話は、第二に、「わたしたちを子として迎えてくださる神」を示しています。父親は、帰って来た息子を赦して、再び子として受け容れ、新しい服を着せてやり、指輪をはめてやり、ごちそうを用意してやり、喜び祝ってくれました。神様は、わたしたちを、神の息子、娘として受け容れてくださいます。そればかりか、子とされたわたしたちに、豊かな相続財産を用意していてくださるのです。
5.明治時代の伝道者、木村清松が米国へ伝道旅行をしたとき、ナイヤガラの滝を見学しました。案内してくれた米国人は、「どうです、立派な滝でしょう」と言いました。すると、木村清松は、こう言い放ったそうです。「この大きな滝は、わたくしのおとうさまのものです。わたくしは、おとうさまの息子ですから、この滝は、わたくしのものでもあります」
6.このように大きな祝福を与えてくださる神様を、わたしたちは「おとうさま」と呼びかけ、祈り、喜び、感謝して、生きて行きたいものです。
2005年6月26日(日)三位一体後第五聖日
説教要約
説教者 藤井健次 少佐