聖書 マタイ17:1-9
1.弟子たちの目の前で、主イエス様のお姿が変わり、栄光が輝き出た、と今日の聖書箇所は告げています。この出来事が起きたのは、パレスチナのヘルモン山であろう、と言われています。山頂には、夏でも残雪が見られるような高山です。
2.今日のもうひとつの聖書日課である詩編51編では、罪を犯したダビデ王が、「わたしを雪よりも白く洗ってください」と嘆願しています。ヘルモン山で変貌された主イエスの栄光は、その山頂に残る雪よりも、はるかに白く、はるかにきよい輝きを放っておりました。その輝きは、わたしたち罪人の心を魅了するのです。
3.今日のさらにもう一つの聖書日課であるコリント後書4:6は、わたしたちに、良い知らせをはっきりと告げています。すなわち、こうあります。
「“闇から光が輝き出よ”と命じられた神は、わたしたちの心の内に輝いて、イエス・キリストの御顔に輝く神の栄光を悟る光を与えてくださいました」
4.ヘルモン山頂で、主の御顔は太陽のように輝きました。まさにその同じ聖なる光を、神は、罪人であるわたしたちの心の中にも、輝かせてくださる、と言うのです。
5.わたしたちは、「内なる輝き」を、持つことができるのです。それは、無から有を呼び出す神の全能の力によって、わたしたちの内に与えられます。わたしたちの外側の肉体は、日々衰えて行くでありましょう。それはまさに、土の器です。しかし、「内なる輝き」は、日々新たにされ、いよいよその輝きを増し加えて行くのです。
6.これこそが、「きよめられたキリスト者の美」でありましょう。わたしたちは、この地上では、苦難があります。しかし、その苦難にもかかわらず、わたしたちの「内なる輝き」は、いよいよ増し、こうしてわたしたちは、主イエスの栄光の御姿に似た者へと変えられて行くことが出来るのです。
2006年2月5日(日)顕現後最終聖日
説教要約
説教者 山谷 真 少佐