聖書 テサロニケ一4:1-8
1.「神の御心は、あなたがたが聖なる者となることです」と聖書は言います。わたしたちが聖なる者となることを、神ご自身が、願い求めておられるのです。
2.神はかつて「光あれ」と言われて、宇宙を創造されました。その神がいまや、「あなたは聖なる者となれ」と言われるのです。神は全能の力をもって、ご自分の願いを実現することの出来るお方です。
3.そうであるからこそ、わたしたちは必ず聖なる者となることが出来るのです。きよめの出発点は、人間の願いの中にではなく、神の願いの中にこそ、あるのです。
4.わたしたちは、キリストと結ばれることを通して、聖なる者へと変えられます。わたしたちがキリストに結び合わされる仕方には、二通りあります。
5.第一は、「キリストの中に、わたしが入る」という結合です。そして、「あなたはキリストと共に十字架につけられて死んだ」と聖書は言うのです。「わたし」という罪深い存在が、キリストと共に十字架につけられて、死んでしまい、過ぎ去ってしまうのです。
6.第二は、「わたしの中に、キリストが入る」という結合です。そして、「生きているのはもう、あなたではない。復活のキリストが、あなたの中に生きている」と聖書は言うのです。いまや、よみがえられたキリストが、その復活の命をもって、新しい「わたし」を生きてくださるのです。
7.「生きているのはもう、わたしではない。キリストが、わたしの中に生きている」と、わたしたちが信じるときに、わたしたちは「聖なる者」へと変えられます。
8.ドイツのある町で老人が駅の階段を昇っていました。一歩踏み出して「神さま」と言い、一歩踏み出して「神さま」と言い、そうやって一歩一歩上に昇って行きました。聖なる者となるとは、キリストに結ばれたわたしたちが、一歩踏み出して「十字架」と言い、一歩踏み出して「復活」と言い、そうやって一歩一歩進みながら、キリスト再臨の日に向かって行くことでありましょう。
2005年10月9日(日)三位一体後第二十聖日
説教要約
説教者 山谷 真 少佐