今月の御言葉
どうか、平和の神御自身が、あなたがたを全く聖なる者としてくださいますように。また、あなたがたの霊も魂も体も何一つ欠けたところのないものとして守り、わたしたちの主イエス・キリストの来られるとき、非のうちどころのないものとしてくださいますように。
テサロニケ一5:23
新聞記者が、マザー・テレサにこう質問しました。
「マザー。あなたは、自分のことを聖人だとお思いですか?」
マザーは答えました。
「わたしが聖人か、ですって? わたしだけじゃありません。あなたも、聖人になれるのですよ。すべての人が、聖人になるように、招かれているのです!」
その新聞記者は、さぞかし当惑したことでしょうが、わたしたちも、もしかしたら、困ってしまうかもしれませんね。
毎日、人の陰口や悪口ばかり叩く、わたし。ほとんど、あるいは、まったく感謝することをせずに、不平不満ばかり言っている、わたし。お祈りなどあまりしないで、テレビのお笑い番組ばかり見て過ごしている、わたし。
こんな世俗的なわたしが、いったい、どうして、聖人になれるというのでしょう!
しかし、ある意味で、神さまは、世界を材料にして、たくさんの聖人たちを造り出すためにこそ、苦心して世界を維持管理しておられるのではないでしょうか?
「神は、そこらへんの石ころからでさえ、アブラハムの子を作ることが出来る」とイエスさまは言われました。しかし、神さまは、その方法をおとりになりませんでした。
むしろ、神さまは、この地球に住む、愚かな、誤りに満ちた、自分のことしか考えない、弱さを持つ、罪深い、世俗的な、たくさんのひとびと、そして、わたしやあなたを材料にして、「聖人」を造り出そうとしておられるのです。
では、どうしたら、わたしやあなたが、「聖人」になれるというのでしょうか?
マザー・テレサは言いました。
「あなたが聖人になれるようにするために、神さまが人間となって、結び目になってくださったのよ。あなたと神さまとを結ぶ、結び目が、イエス・キリストなの」
わたしもあなたも、イエス・キリストにおいて、聖人となるよう、招きを受けているのです。
だれでもキリストを信じるなら、そのひとは、キリストに結ばれて、キリストの生命に参与します。そして、キリストに結ばれた歩みを続けて行くことにより、わたしたちは、だんだんと聖化され、キリストに似た「きよいひと」つまり「聖人」へと変容して行くのです。
そう考えることが出来るなら、人生は「変容の過程」ということになるでしょう。わたしもあなたも、人生の様々な出来事や出会いを通して、日々くずされ、けずられ、いやされ、ひろげられ、やわらかくされ、つよくされ、あたらしくされて、「キリストに似たわたし」へと、変えられて行くのです。
キリスト再臨の日に、わたしたちの聖化は、最終的に完成される。そして、それは、確実な約束だ。今月の聖書は、そう明言しています。この約束によって生きるすべての人に、祝福がありますように。