2006/4/15
まず監督のブログをご覧下さい。
http://www.arinoheitai.com/blog/index.html
とくにここです。
『映画が触れた事実に関してはまったく妥協する余地はないが、少なくともこの青年の思いに対しては真摯に向き合わなければならないと思った。差別の歴史の中で彼が信じたものをないがしろにしてはいけない。』
人間はどこかに自分の存在のよすがをおいている。
国家とか民族を自分のバックボーンを持っている人は多い。
(そこのところがわたしには実感としてはわからないんだが)
とくに戦争は国家が個人を飲み込んでいく過程なので、国家が自分であるかのような幻想をもってしまう。中国は二つの中国をひきずっている。台湾の独立運動は中国の戦後がまだ終わっていないという側面だろう。南北朝鮮もそうだ。その両方に日本は大きく関わっている。
「彼が信じたものをないがしろにしてはいけない」
この一言はとっても大切な一言だ。
彼が大きな誤解をしていたとしても、だからといって彼をばっさり否定はできない。
あの戦争にまつわるものを丸ごとひきずって絡んだ糸に身動き取れなくなりながら、それでも前に進む。今行われなければ成らないことのイメージは、そんな感じだ。
さて、新学期が始まって、お願いした方達が、保護者会その他で語ってくれている。
さっそくに手応えのメールが来ます。夫婦で初めてこんなことを話し合ったとか。
いいなあいいなあ。ひきずられている丸ごとのなかには、こういう部分もあるのだな。
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