『アウトニア王国再興録2 でたまか 天地鳴動篇』 著・鷹見 一幸
〔あらすじ〕
そこにあったのは帝国軍の武力攻撃で破壊されたアウトニア王国の首都ユーマだった。マイドとヴァルで作り上げたヴァーチャルのユーマで、マイドとメイは2年ぶりの再会を果たす。
マイドと出会ったのはメイだけで無かった。情報局の特捜班でマイドを追っていたエリスとチャマーも仮想空間の王宮で彼らと出会う。
〔感想〕
『天地鳴動篇』より『英雄帰還篇』の方がしっくりと来るのではないかなと思う再興録編の2巻でした。
1巻の最後で第9次桃星戦役というドンパチをやっていることもあり、2巻ではこれと言った戦闘も無く終わって行きます。この記事を書いている時点で3巻目の『天地鳴動篇』まで読んでいますが、あまり印象には残らないお話でした。
チャマー・シザーズは完璧に嵌められました。アウトニア再興の約束をしたのは情報局長のウィゼルですが、アリクレストはチャマーの願いを上手い形で使ったものだと思います。それにしても、裏金をねん出させるためにペーパーカントリーを作り出すとは。
『天地鳴動篇』で表紙を飾ったエリス・トゥナイツですが、チャマーに少しずつ想いを傾けるようになってきました。名門貴族の令嬢と元王家の子息、今後の帝国の大乱で台頭してきそうな人物です。
冒頭に『英雄帰還篇』の方が良いのではと書いたとおり、マイドがネオ・アウトニアに帰還します。厳戒な監視網を潜り抜けるために、またもや常識では考えられない方法を使います。冷凍人間はSFではよくあるお話ではありますが。
マイドも帰還し、ネオ・アウトニアは微力ながらも戦力を蓄えて行きます。しかし、対抗する帝国軍は圧倒的な戦力を持ちこんできます。次回は、いよいよ両者が衝突しそうな感じです。
【関連記事】
『アウトニア王国奮戦記 でたまか 問答無用篇』
『アウトニア王国奮戦記2 でたまか 奮闘努力篇』
『アウトニア王国奮戦記3 でたまか 純情可憐篇』
『アウトニア王国再興録 でたまか 英雄待望篇』
『時空のクロス・ロード ピクニックは終末に』
『ガンズ・ハート 硝煙の誇り』
『リセット・ワールド 僕たちだけの戦争』
『地球の切り札@ 彼女は最終兵器になりました。』
Amazon:『アウトニア王国再興録2 でたまか 天地鳴動篇』 鷹見一幸
雑貨屋鷹見商店

0