『涼宮ハルヒの陰謀』 著・谷川流
気が付いたらいつのまにやら7月になっていました。4月に就職してからというものの月日の流れが今まで以上に早く感じられるようになりました。この調子ですと、あっという間に1年が過ぎるのでしょうね。
さて、3月の末から始まった『涼宮ハルヒ』シリーズもついに7作目です。
今回紹介する『陰謀』は、一つのタイトルのお話としては今のところ一番長いです。初めの38ページは『消失』の後日談みたいなものですが。
〔あらすじ〕
雪山で謎の洋館に閉じ込められたり、鶴屋さんの別荘でゲームマスター古泉による推理ゲームを興じたキョン達は、1月2日地元に戻ってきた。キョンは早速、朝比奈さんと長門と共に12月18日の未明に飛び、前年からの懸案事項を片付けた。
月日は流れ、2月3日の節分の日に豆まきをやった数日後、部室の清掃用具入れに8日後の朝比奈さんが現れる。朝比奈さんは8日後のキョンからこの時間に飛ぶように指示を受けたと言う。もちろん、キョンはなぜ朝比奈さんがこの時間に来たのか分かるはずがなく、呆然とする。
それからキョンと8日後の朝比奈さん(みちる)は、朝比奈さん(大)の指示に基づきあれやこれや意味のわからないことをいろいろするのであった。
〔感想〕
『動揺』のあらすじに書かれているとおり、今回の長編は「朝比奈みくるの憂鬱」からつながっています。『動揺』の時に比べれば、朝比奈さんも吹っ切れているところがあるのかなと思います。
全体としては、キョンが朝比奈さん(み)を匿ったり、朝比奈さん(大)のわけのわからない指令に振り回されると言った感じです。『消失』がキョンと長門のお話であれば、『陰謀』はキョンと朝比奈さんのお話と言えるかもしれません。『分裂』と『驚愕』の次は、キョンと古泉のお話でも来ますかねえ。『暴走』の「雪山症候群」で、古泉は、「一度だけSOS団のために『機関』を裏切りますよ」と、語っていますからありそうです。
閑話休題。タイトルの「陰謀」の意味は、最後まで読むとわかります。途中までですと、この「陰謀」は朝比奈さんら未来人の「陰謀」ではないのかと思いますが、最後にあっと驚くイベントが待ち構えています。物語が節分の数日後に始まっているのがミソです。
ラストに見つかるオーパーツが今後どうなるは楽しみなものです。
次回は谷川流著の『学校へ行こう I-My-Me』を載せたいと思います。前回予告していた鉄道の写真は、8月頃にアップする予定です。
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