2018/6/3

超長距離機材需要に注目するボーイング  ボーイング Boeing


Boeing eyes challenge of ultra-long-haul

 

03 JUNE, 2018

SOURCE: FLIGHT DASHBOARD

BY: GREG WALDRON

SYDNEY

https://www.flightglobal.com/news/articles/boeing-eyes-challenge-of-ultra-long-haul-449140/

ボーイングカンタスと「プロジェクト・サンシャイン」としてオーストラリア発着の超長距離フライトの実施中だがわざわざこのために専用型式をつくるにはあまりにも需要が少ないと見ている。

ボーイングのマーケティング担当副社長ランディ・ティンセスは同社がカンタスと「密接に作業している」と述べた。

「777と787に長距離型があり最高性能を誇りますので当社の立場は強いです」

ティンセスはカンタスが787-9で7,837nm (14,498km)のパース=ロンドン線を3月に開設したことに言及した。これは世界三番目の長距離路線かつオーストラリアと英国の直行便として初だ。5月にカンタスは797-8追加六機のオプションを確定とし同型は合計14機になる。

プロジェクト・サンシャインでカンタスがエアバス、ボーイングに求める課題はシドニーやメルボルンからニューヨークやロンドンにノンストップ飛行可能な機材だ。

ボーイングは2022年路線就航する777-8でこの要求に答えようとする。

「当社の技術陣は課題挑戦が大好きですからね、課題の解決方法はいろいろ試していますよ。機体の航続距離延長には空力学での解決があり、機体重量を軽くしながら離陸重量は増やすアプローチがあります。もちろんこれは機体が重くなってしまいます」

ティンセスによれば777の主翼は拡大されジェネラルエレクトリックのGENxエンジンはA350-1000に対して優位になるという。「当社のワイドボディ機の性能は優秀です」という。

ただし777-8の真骨頂は777-300ER後継機としてであり超長距離運航を専用に考えたものではないと釘を刺している。長長距離運航ではどうしてもリスクが増えるという。

「このようなプロジェクトを実施する際にはよく考える必要があります。他に使い道のない機材にはしたくないものです。お客様には申し訳ありませんがそもそもこれはふさわしくない機材なのです。それは専用機材にするとフリートでの扱いが大変で支払いでも問題が発生し、残存価値もどうしても高くできないからです」

とは言えティンセスも長距離機材にはオーストラリア以外にも使い道があると見る。中東系キャリアーなら南アメリカ路線、東南アジア系キャリアーには米国直行便開設の可能性が生まれる。

「これまでの超長距離戦機材は777-200ERでした。機体重量が大きく運航経費が高い機材でした。787-9打と短距離で500マイルから、長距離はシンガポール=サンフランシスコまで両方に対応できます。これが同じワイドボディ機でも過去の機材と現在の機材の性能の違いです」(ティンセス)■

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タグ: 777-8 787-9

2018/5/15

北朝鮮上空通過飛行の再開が近づきそう  エアラインビジネス

Aviation Daily

North Korea Signals Intent To Resolve Overflight Concerns 北朝鮮から上空通過飛行再開を許す兆候が出ている

May 11, 2018Adrian Schofield | Aviation Daily

http://aviationweek.com/commercial-aviation/north-korea-signals-intent-resolve-overflight-concerns



朝鮮が自国空域の安全対策で改善の動きを見せ、北朝鮮上空通過飛行を各国エアラインが再開する見込みが出てきた。

ICAO関係者が同国を訪問し民間航空当局者と協議し北朝鮮航空当局関係者が「今後は予告なしでのミサイルテストまたはその他民間航空に危険となる行為は行わないと約束した」とICAOは述べている。

ミサイルをめぐる懸念のため外国エアライン各社は北朝鮮上空通過飛行を行っていないが、上空通過可能となれば経済効果が生まれる。

ICAO訪朝団には航空航路局長スティーブン・クレーマーやアジア太平洋局長アルン・ミシュラが含まれていた。これに対し北朝鮮は民間航空総局(GACA)副局長Ri Yong Son以下が対応した。

GACAは政府方針によりICBM発射は今後は予定がないと述べ、同国の核兵器開発はすでに完成しているとの発言があったのがICAOによる会合のまとめでわかる。GACAは軍民当局間の意思疎通を図る措置が取られており、事前通告手続きを「完全実施する」ことが可能とも発言している。

北朝鮮からは「(同国の)空域を解放し新路線開設に関心」が表明されたとICAOは述べている。北朝鮮航空当局からはこれまでもICAOに対して新規航空路を北朝鮮の平壌飛行情報区(FIR)と韓国のインチョンFIR間に解説したいとの要望が出ており、ICAOが要望を韓国に伝えている。

GACAからはICAOに対しICAO航空安全監査、上空飛行保安監査に応じる用意があり、覚書交換に応じた。またICAOの支援を受けて北朝鮮パイロット・地上管制官の語学能力向上研修を実施する。GACAはICAOのアジア太平洋民間航空部門トップ会合の開催国に立候補したいとの意向が示され、ICAOが「好意的に受け止めた」という。

ICAOは北朝鮮による「提案と協調姿勢」を「歓迎」したと発表。今後も北朝鮮側と協力し周辺国との関係整備に進むという。

各国エアラインは平壌の飛行識別圏を回避する傾向がある。アジア太平洋エアライン協会(AAPA)からは「国際航空業界にはミサイルが予告なしで発射されたことから安全に懸念があるとともに国際民間航空をめぐる既存手続きを破ってきたことにも懸念がある」との声明が出ていた。

ただし「意味のある北朝鮮との対話再開はいいのある進展」とAAPA事務局長アンドリュー・ハードマンは述べており、「周辺国との関係正常化ならびに北朝鮮空域の再開は各国運航業者にとって前向きな姿勢と映り、[ICAOによる]国際標準・ガイドラインに従い進められる」と歓迎している。

IATAからは「航空輸送の安全、運航効率改善に資する動きを歓迎し支援する。南北朝鮮間の直行便開設の動きがあることも承知している」との発表があった。■

 
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タグ: 北朝鮮 ICAO

2018/5/10

米国のイラン核合意脱退で機材メーカーへの影響はどうなるか  航空業界動向予測

Aviation Daily

Airbus, Boeing: Sales To Iran Now Off Limits イラン向け営業はエアバス、ボーイング両社に手の出ない対象になった

May 9, 2018Michael Bruno | Aviation Daily

http://aviationweek.com/commercial-aviation/airbus-boeing-sales-iran-now-limits


Airbus


WASHINGTON—トランプ政権による米製航空機のイラン向け販売禁止措置の影響はエアバスにも及ぶ。かりにヨーロッパがイラン向けにビジネス優先の立場をとってもこれに変わりはないと同社トップがAviation Dailyに語っている。

「今回は米国と欧州が異なる対応をしているが、制裁関連規定に従うことが重要なカギとなる」とエアバスアメリカスCEOジェフリー・ニッテルがドナルド・トランプ大統領による5月8日づけ発表で米国がイラン核合意を廃棄する方針が明らかになったのを受けて発表。「つきつめればそういうことです」

同社のワシントン郊外ハーンドン(ヴァージニア州)の本社での取材でニッテルは今回のホワイトハウスによる最終決断と関連する財務省によるイラン制裁措置の内容を慎重に検討しているとしつつも同社としては今やイラン向け機材販売は不可能となったと見ているという。「当社の目標は機材販売ですが、国や世界の法体系の内側での業務とせざるを得ず、当社はその通り実施する所存です」

ライバルのボーイングも同様の発表をしている。「当社はは米国政府と協議して次の段階に移ります」と政府関係事業担当VPのゴードン・ジョンドローが述べている。「あくまでも米政府の動向に追随する」

トランプ発表で米国はオバマ政権が取りまとめたイラン核合意から脱退する。財務省はこの前からイランへの機材売却後のOEMライセンスは取り消しとなると発表していた。財務アナリストの大多数は今回の措置による商機消失はエアバス、ボーイング、エンブラエル各社の最終決算に与える影響は僅少と見られているものの、注目されることは間違いない。

例えばボーイングはイランのエアライン数社と公示価格で200億ドルの機材売却で合意形成済みであり、737 MAX(110機)、777(30機)が含まれる。エアバスが2016年1月にイランエアに最大118機の販売契約をとりあえず成立させ先頭に立っていた。(A320neo24機、A330ceo27機、A330-900が18機、A380が12機) このうちイランエアはまずA321ceo初号機を2017年1月に受領済みだ。エンブラエルはE195を最小でも20機受注しているといわれ、公示価格で10億ドルをイラン向けで想定していた。

「トランプ政権はイランとの再交渉を狙うのだろうが、当社としてはボーイングがイランで確定注文を確保したり実際に機材を納入する可能性ははるか先になったと見ています」とキャナコード・ジェニュイティのアナリスト、ケン・ハーバートは語る。「短期的には制裁措置が再度適用されることで原油価格が上昇し、国防株には追い風となりますが、ボーイングの受注残へのマイナスの影響は発生しないと見ています」

ここ数か月にわたり売却がダメになるとの観測はみられていた。トランプが大っぴらにイラン合意を非難し脱退は大統領選当時から口にしていたからだ。そのため、業界に特に驚く傾向はみられず、むしろトランプの決定に備えてきたと言える。

「どうなるのかは前からわかっていた」とニッテルも述べている。「ただ最重要なことは事実すべてを集め、事実をもとに適正な行動を採ることだ。だが何をするにしても法令順守に徹する」

ボーイングCEOデニス・ミュイレンバーグは4月25日に各社アナリスト・報道記者向けに同社は777生産のリスク緩和策に今後も取り組むと発言していた。「朗報は777-300ERや777貨物型で製造ラインの底堅い強みと堅調な販売があり当社の信頼をむしろ強化している」■

 
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2018/4/3

中国、日本含むアジア太平洋路線を強化するルフトハンザグループ  エアラインビジネス

 



Lufthansa Group eyes new Asia-Pacific routes 新規アジア太平洋路線開設にルフトハンザグループが前向き姿勢


 

29 MARCH, 2018

SOURCE: FLIGHT DASHBOARD

BY: AARON CHONG

SINGAPORE

https://www.flightglobal.com/news/articles/lufthansa-group-eyes-new-asia-pacific-routes-447192/


ルフトハンザグループが好調なアジア太平洋地区の需要に対応して座席提供数を増やす検討に入っている。

「アジア太平洋、中国、日本、東南アジア、インドでの需要を注視しています。なんといってもここが成長の原動力ですから」と同社アジア太平洋地区営業担当副社長ディーター・ヴランクスDieter VranckxがFlightGlobalに語っている。

中国の需要増では特に北京が底堅く、成都、深セン、広州、瀋陽も「当社の注目地」だという。

短期的には同グループは東京羽田国際空港での存在感を強めたいとし、オーストリアエアラインズがウィーン=東京線を5月に再開する。これまで20か月にわたり運休していた。ボーイング777で週五便運航する。

またルフトハンザのシンガポール=ミュンヘン線が6年間の運航停止後に週五便で3月28日A350-900で再開された。

運航再開でシンガポール=ドイツ間の運行能力は4割増える。ここにはスターアライアンス加盟のシンガポールエアラインズとの共同運航を含む。

「この地区の需要が伸びているのは確実で、オーストラリア発の地方路線をシンガポールエアラインズと協同運航していることも増加に貢献しています」「幹線空港でスロットに制限があることは承知していますが、それでも昨年のアジア太平洋実績から運航容量を増やして成長の波に乗りたいと考えています」(ヴランクス)■

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2018/3/28

シンガポール航空が787-10運航を来週開始  ボーイング Boeing



Aviation Daily

First Boeing 787-10 To Enter Service Next Week ボーイング787-10は来週から路線就航

Mar 26, 2018Sean Broderick | Aviation Daily

http://aviationweek.com/commercial-aviation/first-boeing-787-10-enter-service-next-week



Boeing


シンガポールエアラインズ(SIA)がボーイング787-10を来週に投入する準備が整のい、同型を初めて運行するエアラインとなる。同社は「リージョナル」と分類する路線に同機を投入する。

SIAは-10型初号機受領を3月25日に式典で祝い5月からシンガポール=大阪線に5月から投入すると発表していた。だが土壇場で同型機の商用運航はバンコク、クアラルンプール各路線に変更され4月3日から運航する。

同社はバンコク(150分)、クアラルンプール(60分)の各路線で乗員に同機を習熟させてから大阪線に5月デビューさせると先に発表していた。その次にSIN-パース線投入を挙げていた。

SIAは-10型を「リージョナル」路線に投入するとし、同社の基準では8時間以内のフライトだ。大阪線、パース線はおおむね6時間40分でエアバスA330-300が現在投入されている。

SIAの-10型導入では2クラスのリージョナル仕様で合計337席うちビジネスクラスは36席。同じ仕様はA350の20機にも導入する。787-10とA350-900でSIAはフリート規模を伸ばしながら旧型機と交代させる。そのひとつが777-200とリース中のA330-200(22機)だ。Aviation Week のデータベースでは同社は113機運用中で、117機を発注中だ。

今回納入された-10はSIAが発注中の49機の一機でエンジンはロールズロイストレント1000だ。初号機は当初米国内でSIAパイロット訓練に供され、シンガポール到着後の公開は3月26日になった。2019年3月31日までにあと7機を受領する。

SIAは-10型二号機受領を4月初めに予定しており、三号機は5月。3機ともボーイングのサウスカロライナ工場で製造する。SIA機材はボーイングがテスト用に完成させた3機を除くと最初の機体だ。3月25日時点で最終組み立てラインに6機あり、うち3機がSIA向けだ。

SIA子会社のスクートが787-8,787-9を運航しSIAは787の全型式を運航する初のエアラインとなる。スクート機材によりグループでは787ファミリー運用に知見が深まっている。SIAはスクートと別個の路線を飛ばしており、乗員も含め共有はしていない。SIAの観点では-10の導入は全くの新仕様となる。

-10型は11社合計211機を受注している。-9型を18フィートストレッチしたのが-10型で2クラス仕様で14%収容能力が増え、貨物は13%増加する。(対-9型比)787ファミリー全体の受注は71社1,320機に達している。■

 
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