「「あ、初心者やな」〜ブルースハープトレーニングジム・その1」
妹尾さん京都教室
2004/05/27
1997年8月のこと。
神戸にある「T2楽屋」へ、妹尾さんのライブを聴きにいったときのこと。
当時発行されていた「ブルースマーケット」誌の最新号を買って読んでいると、
全国各地のライブ情報コーナーの京都のライブハウス「ムーン」のスケジュールで、
「妹尾隆一郎ブルースハープトレーニングジム」という項目が目にとまりました。
「トレーニング?」「ジム?」
休憩時間に妹尾さんがトイレにくところをつかまえて尋ねると、
「おう!ハーモニカ教えるで。習いにくるか」
「妹尾さんに直接教えてもらえる機会てなもん、めったにない。
大阪と京都やったら通えないことはないし」
と、翌9月の第1回目のトレーニングジムに出かけました。
生徒は私を含めて4人。
あらためて簡単な面接のようなことがあり、
妹尾さんから、「ハモニカやったことあるか?どれくらいや?」と聞かれ、
私は、「2年半くらいです」と答えたところ、
「あ、初心者やな。はい、次の人」
と、一言で片づけられてしまいました。
内心、私は「げっ?!」という感じで。
2年半ほどの間、1日も休まず、妹尾さんのビデオなど教則本を頼りに、
自分なりに必死にやってきたつもりだったし、
CDを聞いてコピーらしきものをやり始めて、
「けっこういけるんちゃうん?」と自分では思っていたのでした。
妹尾さんが自他ともに認める第1人者で、
当時でも30年近いキャリアを持っている人であることは了解していたし、
だからこそ直接習いに来たわけでしたが、
あっさり「初心者やな」と言われて、
私は実は、「なんや、このおっさん」と、ムカッとしてしまったのでした。
しかし、それがいかに思い上がった考えであるかということは、
そのあと始まったレッスンの中で、ただちに思い知らされることになるのでした。

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