あぁ、今年も終わったなぁ。
毎年、定期が終了すると1年って速いなと思うのだ。
今年の印象は、おどなっごになったなぁという感じかな。
演奏のハラハラ感はあまりなかったし、いい感じの流れがあったし。
みなさんの話を聞いておもったのは、昔と比べると結構、自主的に練習する機会を設けているんだなぁということ。
以前と比較すれば、1曲あたりに費やす合奏時間は、短くなっているはずだが、昔よりは、いい感じの演奏ができるようになってきているのだ。
楽譜を追いかけるだけで精一杯という時代があったのを、思い起こせば、今はかなりいろんなことができるようになっている。
楽器の運指をこなすだけで、なんとか曲が通るかどうかという時もあったが、近頃は、音程やバランス、流れにも注意しながら演奏をするように心がけるような雰囲気がでてきたことに、だいぶ皆さんも「おどなっごになったなぁ」と感心するのである。
決して楽な曲に取り組んでいるわけではないのだが、それぞれ全体のなかでの自分を考えるようになりつつあるのは、成長の証であろう。
ある程度は、合奏前に各々整理して取り組む努力をしだしているのだろうから、合奏では全体的なことだけを確認しあうようになってくれば、もっと良い演奏ができるんだろうなと思う。
基本的なこと(音程を合わせる、リズムを正確に演奏する等)さえ、身についてできるようになれば、合奏はとても手際良く進めることができるはずだ。
いろいろな曲が演奏できるようになると、面白くなってくるだろうし、多少難しい曲にだって挑戦する意欲が湧いてくるだろうから、楽しみはどんどん増すんじゃないかな。
結成当時、私も10代で若く、音程なリズム等楽譜どおりできない人がいるとイライラしたもんだ。
いったい、皆さんは学生の時にどういう練習をしてきたんだと憤慨することもあったのも事実だし。
めちゃくちゃ合奏回数も増やしたけど、いっこうにうまくならない。さっぱり出来ない。
ダメだ!と思った。
基本的なことが理解されていないし、できない。
みなさんの話を聞いていると、目先のこと(今年の定期を成功させるぞ、コンクールで金賞だ!)ばかりで、それ相応の技術も理解も努力も足らずしてなんたることか!と呆れるばかりだった。
1年後、3年後、5年後・・・どのように上達するのかのビジョンもないまま、毎年毎年のその場限りの盛り上がりと、勢いだけが得意技の集団だったように思う。
5年前のコンクール県大会が終わった時に、決心した。
サウンドの改革だ。
それまでの、勢いやハッタリばかりでやっつけ合奏は、アカンと思い、いい音で丁寧に演奏するという、これまでと真逆のサウンド創りをしたかった。
そのためには、特に音の出し方や音程等ことこまかに注意しながらの合奏となったため、基礎合奏の時間が多くなり、曲を合奏しにきているのか、基本練習しにきてるかわからない練習だったと思う。
数年かかってもいいからサウンドを変えたかった。
時間がかかるのだ。
長い目で見て、取り組んでほしかった。
メンバーのなかには、なんで今更こんなことに時間を費やして、しかも合奏にくる機会があまりないのに、基礎合奏ばかりなんだろうと思ったことだろう。
しかし、コンクールの審査員は、しっかりと聞いているなよなぁ。
翌年の講評内容がそれまでの一変した評価になっていたのである。
やっぱりプロの耳はさすがだと思ったね。
こちらの意図していることが、よく評価されている内容になっていた。
しめた!と思ったのだ。
その時点で、どれだけのメンバーが練習メニューの効果について理解していたかというと、おそらくほとんどわからないのではないかと思う。
どうしてこういう練習をするのかが、共通理解できるようになった時に、またひとつ上手くなんじゃないかな。
あれから4〜5年たつが、徐々にメンバーも意識的に合奏しつつあるようになっていることが感じられただけで、だいぶ「おどなっごになったなぁ」と思うのである。
そう思って、本番中も演奏しながら感慨深く、客観的観察しながら周りを見渡しておりました。
ほとんどお客さん状態で、まるで客席で聞いている状態で舞台に上がっておりあんしたが、「やってしもうた!」
自分が演奏者であることを思い出したかのように、唐突にアンポンタンな入り方をしてしもうた。
当日のチョンボA級戦犯は私で、ケテーイ!だな。