俺はいつでも自分の事で忙しい。他人をかまってる暇などない。過去をも出来れば経験以外の使い方はしたくないと思ってる。
目の前にはいつも見慣れた人間が動きまわっている。今日ここで吸ってる誇りっぽくて少し酸味の効いた空気も秋までは変わらない。その気にさえなれば家に帰らない事だって出来るけど、それは親父を殴ってドアから駆け出した少年ほどの解放も不安もない。心はここにあるが、気持ちの上で繰り返しはないのだ。
耳をふさいでるんじゃあないんだ。そういう事なんだよ。手を取り合う事の意味のなさにも気が付いて欲しい。みんな自分の事で忙しいのだ。それを忘れないでほしい。