「転石苔生さず」「情けは人のためならず」など同一の「ことわざ」でも、時・場所・人により正反対解釈が成立する二面性を持っているようですね。阿刀田高著「詭弁の話術」に「ことわざ反対表」が掲載あったのでご紹介します。是非「味読」してみてください。どちらも真理ですね。
ひろさちや著「ゆうゆう人生論」 (1995年2月28日集英社)を図書館から借りて読みました。
「『所(TPO)変われば品(意味)変わる」の例として「若いときは二度ない」ということばだって、若いときは二度ないから若い間は真面目に勉強し、努力しなさい の意味になると同時に、若いうちにしっかり遊んでおけ、の意味にもなります。どちらの解釈をとるかは、結局はあんた次第なんですよ。だとすると、名言・格言・ことわざの類は、こちらの都合のいいように解釈したほうが得ですよね。どうせ一度しかない人生だから、もっと明るく・楽しく・陽気に・のんびりやりましょうよ』のことばに痛く感銘を受けました。遊びも広義の勉強のなんでしょうが。
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*coffeebreak 「ことわざ反対表」
善は急げ⇔急がばまわれ
始めが肝心⇔終わりよければすべてよし
瓜のつるにはなすびはならぬ⇔鳶が鷹を生む
虎穴に入らずんば虎子を得ず⇔君子危うきに近寄らず
朱に交われば赤くなる⇔掃き溜めに鶴
武士は食わねど高楊枝⇔腹が減っては戦ができぬ
総領の甚六⇔賢兄愚弟
嘘も方便⇔嘘は泥棒の始まり
亀の甲より年の功⇔麒麟も老いては駑馬に劣る
すまじきものは宮仕え⇔寄らば大樹の陰
あとは野となれ山となれ⇔立つ鳥はあとを濁さず
喉もと過ぎれば熱さを忘れる⇔羹に懲りて膾(なます)を吹く
待てば海路の日和あり⇔株を守って兎を待つ
好きこそものの上手なら⇔下手の横好き
人を見たら泥棒と思え⇔渡る世間に鬼はなし
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