2009/11/23

プロスタグランディン関連点眼薬  緑内障

10月5日から、2001年ごろから世界各国で使用されていたプロスタグランディン(PG)関連薬ルミガンが日本で発売された。
日本では世界に遅れること8年である。
多くの薬品は、日本に来るまでに臨床使用が多く、副作用なども調べつくされているものが多い。安心ではあるが、医学の進歩にの恩恵を得るのが遅れるのです。
ルミガンは、個人輸入で用いられ、緑内障罹患者の一部ではよく知られていた。
米国では睫毛を長くする美容液として売られ、日本でも女子高生や睫毛エステなどでブームになっていたそうです。
レスキュラを除くほかのPG点眼薬にも同様な作用がある。

PG点眼は、今後の緑内障薬物療法の中心になる。
緑内障患者には健康保険で 他の国より相当安価に入手売出来る。
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2009/11/14

急に進む緑内障、急性緑内障  緑内障

急性原発隅角症障の、発作時の診断はは眼科医にとっては容易です。
急激で非常に高い眼圧になる。強い自覚症状がある。眼科の緊急疾患の代表である。

自覚症状は、眼圧が異常に上がるので角膜が濁る(角膜浮腫)ことによる視力低下、霧視、虹視、眼圧上昇による眼痛、頭痛、悪心、嘔吐などの強い症状です。
検査では 眼圧40〜80mmHg,細隙灯顕微鏡検査で角膜浮腫、結膜毛様体充血、浅前房、中等度瞳孔散大、前房内炎症が観察される。
隅角閉塞を認める。
治療は、まず高浸透圧薬点滴や炭酸脱水酵素阻害薬の静注・内服で眼圧を下げ、ピロカルピン点眼、ステロイド点眼、プロスタグランディン関連薬点眼など眼圧を下降させて、角膜浮腫を減ずる。
レーザー虹彩切開術を行う。
角膜浮腫がなおらない時には、周辺虹彩切開術や水晶体摘出術を行う。

急性隅角閉塞症発作後、救急処置を早い時期に行い、眼圧を下降させることが出来れば、視神経障害と視野障害の緑内障状態の後遺症を残さないことも可能。

遠視・女性・高齢者の3危険因子を有する患者は、眼科検診を受け、閉塞隅角症があれば、予防的にレーザー虹彩切開を受けておく。

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タグ: 東京都 目黒区 眼科

2009/11/3

ゆっくり進む緑内障の治療  緑内障

原発開放隅角緑内障(POAG)・正常眼圧緑内障(NTG) などの自覚症状は少なく、視野障害が出るまでに時間がかかることが多い。
開放隅角、緑内障性視神経障害、緑内障視野変化があり、眼圧が21mmHgより高いのをPOAG,20mmHgより低いのをNTGと定義している。しかし、実際は20〜21mmHg前後にある緑内障も多い。
しばしば、家族歴があり、遺伝が重要な役割を担っている。
治療法は眼圧をより下降させることである。
POAGの場合、眼圧下降目標は 巷では 30%下げる、視野障害が軽ければ 18〜19mmHg以下にし、視野中期なら16mmHg以下、末期なら14mmHg以下、NTGの場合は12mmHg以下などの数値が挙げられているのですが個人差が大きい。
実際は、視野解析を行い、視神経所見、網膜神経線維層欠損所見を総合的に調べ、個々の患者で、データが悪化しない眼圧を目指す、緑内障管理が理にかなっている。腰だめの目標はPOAGで13〜14mmHg以下、LTGで12mmHg以下の数値を「たかせ眼科」の緑内障管理に採用している。
視野障害が進行する場合、進行した結果 中期〜末期 の場合、従来は手術適応としていたが、点眼薬やレーザー治療の進歩で、手術を回避できる症例が増加してきた。
視野障害進行と余命の長さを天秤にかけ、眼圧を管理する。生のあるうちは、視機能を十分なだけ保つことを目標としている。
臨床経験上、通常 患者が点眼可能な薬剤は2剤であり、また角膜障害を起こさない範囲の点眼数に抑えることが必要ですが、眼圧下降困難例では3剤、4剤になってしまうこともある。
眼圧下降薬の中心は、プロスタグランディン関連薬で、1剤で治療できる期間が長ければ幸運です。
2剤の場合には、プロスタグランディン関連薬にベータ遮断薬を加える、または 炭酸脱水酵素阻害薬点眼を加える、さらに3剤の場合は プロスタグランディン関連薬+ベータ遮断薬+炭酸脱水酵素阻害薬を組み合わせる。
なお「たかせ眼科」では後発薬の防腐剤を含まない点眼薬を用いることが多いが、遠方からの受診者は地元の薬局での入手困難なこともあり、さらに処方箋有効期間4日過ぎのトラブルも起きているので、処方箋発行後 すぐに当院所在地付近の薬局で薬剤入手することをお勧めする。



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2009/11/1

緑内障、症状の少ないもの  緑内障

緑内障の中の多くは症状が出るまでに5年10年の時間がかかります。
その代表が 正常眼圧緑内障です。少し緑内障として眼圧が高いのが原発開放隅角緑内障です。
健康診断やコンタクト作りに行っての限定検査で疑いをいわれることが多いのです。
開放隅角で、緑内障の視神経乳頭変化が起こり、視野変化が出現すれば、臨床的に緑内障の病名がつきます。
進行性です。
視野の障害程度で 初期、中期、後期と分類します。視野後期(V期)に進行したら眼圧治療を強化します。一般に トラベクレクトミー手術が推奨されます。
50才より若い患者さまでは、視神経障害進行が確認されれば、視野障害(視野は測定の方法で早期に発見できるか、進行してから発見できるかまちまち)が明らかではない時点から眼圧下降治療が望ましい。
初期の視野障害に進行したときにはレーザーSLT、トラベクロトミー手術など提案しています。
同程度の軽い時期で、高齢者には 点眼治療を続行します。
これは、視機能保持を生命より長くして、生きて失明することをなくそうということです。
最近プロスタグランディン関連薬の進歩があり、きっちりと点眼することができる患者さまには、点眼療法で緑内障の進行を抑えることが可能になってきた。

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2009/10/31

緑内障の症状・眼圧  緑内障

緑内障のキーワードは視神経、視野、眼圧、進行性 です。
多くの緑内障は自覚症状なしに末期まで進む。
しかし、緑内障の種類によっては自覚症状が出る。
緑内障は開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障のように自覚症状がないのが多いが、続発性緑内障の中で急に眼圧が高くなる種類がある。
クリニックを受診された場合、問診をする。続発緑内障や急性緑内障発作の場合、霧視、虹視症、眼痛、頭痛、充血などの自覚症状がある。さらに、続発緑内障の場合、眼の外傷、眼の炎症(虹彩炎、ぶどー膜炎)、眼の手術の後、眼の感染症などの後に起こることがあるので、過去の眼の病気についての情報を得ることが診断の助けになります。早急に眼圧を正常値まで下げないと視神経のダメージが大きくなり、視野狭窄が始まり、さらに進行します。
ほとんどの自覚症状は眼圧が異常に高くなった結果起こることです。
視野欠損の自覚症状は視神経が大きく損傷されたのちに、視野狭窄が来ますので、失明に近ずいているので、即 眼圧下降治療が必要です。
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