今日の埼玉テレビのライフラインは先週に引き続いて関西学院の
藤井美和先生。
死生学がご専門でご自身の辛い体験からこの道に入り、「
たましいのケア」(いのちのことば社)という本を最近出された。
「たましいのケア」というのは人間の心の深いところのケアで、死に直面した人は「これまで生きてきた意味・今何のために生きているのか・今までしてきた事はどうなるのか・許されるのか・・・」など、自分の存在意味を問うようになるそうだ。人間は「
身体的・精神的・社会的・霊的」の四つのものが備わっていて、そのうちの・霊的なものから解放されるのが大変難しく、時間もかかるとのこと。
たましいのケアで大事なことは「
答えを出さなければいけないと思わないこと」だそうだ。何でも話し合える信頼関係を作り、何かをするのではなく
無条件に寄り添うのが大事。
よく私たちは「働き過ぎたから神様が少し休みなさいと言ってくださっているのよ」などと簡単に言うが、これは言っている側は納得してつじつまが合っているようだが、言われた本人にとっては受け入れられないことなのです。その方と共に生きることが、その方自身が自分で答えを見つける助けになるのだ。
大学の授業では講義の他にワークショップという体験がある。自分に大切な目に見えるもの、見えないものを四つ挙げてみて一つ一つについて考えてみる。すると
自分ではコントロールできない物はがあると気付いていく。また、本当に大切はものは少なかった、と多くの学生さんが気付く。
死ぬ時にはすべてのものを手放さなければならないが、それは失うのではなく「
神さまから預かっていたものをお返しするのだ」と思うようになると、
与えられたものに感謝する気持ちが出るという。
難しい「死生学」という学問を大変解り易く、言葉が心にどんどん入ってくる先生のお話でした。
†今日の聖書;
【わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。
見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。】
新約聖書「コリントの信徒への手紙二」第四章18節

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