ようこそ、お入りを・・・。

2018/9/20

9月稽古場 3   稽古

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今日は
午前中に三名の方が
お稽古にお越しになりました


昨日に続いて
お茶のお稽古を始めたきっかけなど
お聞かせいただきました


本当に
一人ひとり
様々な思いを抱いて

お茶の道に
表千家に
そして
私のもとへとたどって来られたのだなあと
感慨深く思いました


私自身のことを
少し付け加えさせていただきますと
15歳でお茶のお稽古を始めて
26歳までの11年間稽古に通ったあと
1983年に出産を機にお茶から離れました

そして
2001年にお茶を再開するまでの18年間
何をしていたかというと

子育てやピアノの仕事などの傍ら
この世の真理が知りたいという
強い思いに突き動かされ

精神世界を中心に
物理学、宗教、心理学、成功哲学などの本を
むさぼるように
読みふけっていました


そして
ある時少し不思議な体験をしたことにより
「日常の中にある奇跡」に気づき
それを「聖なる日常」(文芸社)という本にして
1999年12月に出版しました


その2年後の2001年2月
私はゆくりなくも
茶道を再開することになったのです

そして
茶道の中に
若い頃には気づかなかった
深い精神性を見つけました

茶道は
正に私が18年間の彷徨の末に行きついた
「日常の中の非日常」を
具現化した世界だったのです


茶道から離れた18年間は
私にとって
必要な時間だったのだと
今あらためて気づかされています


そんな私にとって
再び出会った茶道は
「清らかで聖なる世界」

であることが理想でした


けれども実際には
茶道の中に「聖」と「俗」が
混在している現実に
私の心は迷い揺れ動きました


しかし
色々経験を重ねるうちに
私は
「あれもお茶・これもお茶・・・」と
色々な「お茶の世界」があっていいのだと
思えるようになりました



44歳で茶道を再開してから
早18年が過ぎようといます

まだまだ
道半ばでありますが
これからも
誰のものでもない「私自身のお茶」を求めて
ひっそりと精進を続けて参りたいと
思っております


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二重棚  薄茶  総飾り

15

2018/9/19

9月稽古場 2  稽古

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「青山元不動」
孤篷庵亮敬師


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二重棚  薄茶

今月の3日より
「NHK趣味どきっ!」で
「茶の湯表千家 清流無間断」が
放映されています


先日
第3回の放送を見ていて
進行役の渡邊佐和子アナウンサーが
回を重ねるごとに
茶の湯の魅力に惹きこまれている
その初々しさに
なんだか羨ましさを感じてしまいました


私が実家の近所に
お茶の稽古に通い始めたのは
高校1年生の時ですが

それまでに
家ではお八つの時間などに
お抹茶を飲んでいましたし

「お茶を習う」とは
いったいどういうことか?と
不思議に感じたのは覚えていますが
特別お茶の世界に魅力を感じて
始めたわけではありませんでした


その後出産を期に
稽古をやめてしばらくたった後
再び稽古に通うようになったのも
自らの思いで再開したわけではなく

たまさか
息子の学校のPTA委員として
茶道を指導することになってしまったためでした


そんな私がどうして
こんなに茶道に深く入り込むことになったのか
いまだに謎です

運命といったら良いのでしょうか・・・


そんなわけで
今日の稽古場では
どういうことがきっかけで
お茶を始めようと思ったのか
一人一人におたずねしてみました


今日は六名の方が
来られたのですが
六名ともそれぞれに
茶の湯に導かれた特別な物語があり
とても興味深く聞かせていただきました


「その道に入らんと思ふ心こそ
我身ながらの師匠なりけれ」
(利休百首より)



その道を示す案内人の一人に
私を選んでくださった
お弟子さんたちとのご縁に
深く感謝いたします


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主菓子  秋の夕  鼓月製


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干菓子  亀屋伊織製


8

2018/9/18

鈴松庵  美術館・お茶室

三重県鈴鹿市の
椿大神社(つばきおおかみやしろ)に
行きました

ご祭神は
開運みちびきの神様
猿田彦大神です

別宮椿岸神社には
芸能の神様
天之鈿女命が祀られています

また境内には
松下幸之助翁が寄進した
茶室「鈴松庵」があります

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十畳の広間


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菓子皿は
お持ち帰りできます

このお皿は
丸・三角・四角の三種類あって
それぞれ色違いのものがあり
毎年違うお皿をお出ししているのだとか

実は4年前に訪れた時には
白い四角いお皿をいただきました


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旅先の一服

ほっと心が落ち着きます


4

2018/9/13

家元天然忌  お家元の行事
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本日は
表千家家元において
天然忌が執り行われました

曇り空の
不安定な天候が気がかりでしたが
持って行った折り畳み傘を
一度も開くこともなく
お家元での一日を
しずかに過ごして参りました


表千家中興の祖
七代如心斎が亡くなられたのは
江戸時代中期の1751年
今から267年前のことだそうです

享年47歳であったといいます


平成からまた新たな時代へと
移っていく今の代にあって

200年以上も前に生きていた
茶人の遺徳を偲び
その教えを受け継いでいこうと
大勢の人が集まって供養する

その特別な場に
自分も一茶人として
参列させていただいているご縁が
なんだか不思議で

花寄せと且座を見学しながら
有り難さがこみあげて参りました



花寄せの後
貫名宗匠から
次のようなお話がありました

花寄せでは
家元がすでにお花を供えられているのに
さらに多くの花々を
沢山の花入れに入れていくのは

それは
諺にいう「屋根の上に屋根」(=無駄なこと)
ではなく

薬師寺東塔の裳階(もこし)のごとく

家元が青磁花入れに入れられた
一輪の白芙蓉を
ひきたてるものであり

そのような花を入れる修練を
日頃から積み重ねていかねばならない
という
含蓄のあるお話でした


今回は
社中の中から
5名の方が一緒に参列されました


5年前に
どきどきしながら初めて一人で
天然忌に参加させていただいた日のことを
ついこの間のことのように思い出しながら

残月亭に掛けられた天然円相に手を合わせ
この導きに感謝申し上げ
さらなる精進を誓って参りました



15

2018/9/8

15周年記念研修茶事  稽古

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本日は
茶筅づくりで有名な
奈良高山にあります
翆華園のお茶室をお借りし

15周年記念研修茶事を
執り行いました

参加者は11名

今年講師資格を拝受された四名に
亭主役をお願いし
七名の方にお客様として
ご参加いただきました

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「秋澄萬景清」 宗心筆

道具は翆華園さんのものを
お借りしましたが
本席の掛物
濃茶の茶碗と茶杓だけは
持参いたしました


懐石も
翆華園さんでご用意いただき
二人の職員の方が台所のことを
手際よくしてくださいましたので
最後まで段取り良く進めることができました


四人の亭主役の方には

それぞれ
初炭・濃茶・後炭・薄茶を
ご担当いただき

その他の
ご案内や懐石のお運びなども
分担して立ち働いていただきました


四名が
各自の持ち場をしっかりと演じ
また
不測の事態にも
お互いに協力して臨機応変に対応され
とても良い流れのうちに
一会を終えることができたように思います


15年の教室の一つの成果を
目の当たりにし
ほっと心が和むと同時に
これからまた
20周年 30周年にむけて
ゆっくりと歩を進めていこうと
あらためて気がひきしまる思いでした


地震や台風など
気持ちの揺さぶられることの
多かった今年の夏でしたが

全てに感謝する思いに満たされつつ
一つの季節が過ぎ去ってゆきます


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