ようこそ、お入りを・・・。

2018/5/17

泉涌寺献茶式  他会記

京都東山の麓に
泉涌寺という名刹があります

泉涌寺は
皇室の菩提寺でもあり

本日は
貞明皇后御祥忌法要
御寺泉涌寺献茶式が

厳かに執り行われました


貞明皇后は大正天皇の皇后で
昭和26年5月17日に66歳で
崩御なさったのだそうです

私は
泉涌寺の献茶式に参列するのは
初めてで
朝8時頃七条からタクシーに乗り
東大路から坂を上がって
大門前で降りました


ところが
大門はまだ固く閉ざされていて
どうしたものかとウロウロしていたら
着物姿の方が歩いているのが見えて
どうやら
坂を少し下ったところから
境内へと向かうことができるようでした

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下足預かりの配膳さんの姿を見つけて
ほっとして足を速めました


荷物を預け
寄り付きでしばらく待たせていただき
まずは
九時からの
副席に入らせていただきました

竹の筧の画賛 清音

手付置き籠に
河原撫子と露草が
すっかり夏の風情です 

兼中斎好の小ぶりの立礼卓に
蓮華の形をした青磁の瓶掛が
とても涼しげでした

脇に置かれていたのは
縦長のごみ箱かと
思いきや
音をたてない工夫のされた建水でした


点前の最後に
茶巾皿の上に
お茶碗をのせて持って帰られたのには
びっくりしました


軽やかさを感じるお道具でありながら
丁寧で厳格なお点前が
美しく調和していて
格調高く思われたお席でした


立礼席で一服いただいた後は
霊明殿にて
午前十時半からの献茶式を
待ちました


しばらくして
鐘の音が堂内に響きますと
静けさの中
厳かな雅楽の演奏が聞こえてきました

すると
今度はお経が聞こえてきたのですが
それが叫ぶような荒ぶる声なので
びっくりしました

やがて
僧侶の方々が現れ
煌びやかな袈裟をまとった
お坊様が密教法具を次々と手にし
読経が響きわたる中

献茶の儀が始まりました


皇室ゆかりの豪華な伽藍で
御簾の内側に入って
献茶式に参列させていただき

今の時代でなければ
絶対に来れなかった場所だなあと
感激しておりました



お献茶の後は
拝服席でお薄をもう一服いただきました

而妙斎宗匠が古希の時に好まれたという
柱が竹でできた溜塗の二重棚に

マイセンの水指が
とてもすっきりと合っていました


最後に
そば席へ行きました

配膳さんが
額に汗して運んで下さるのが
申し訳ない思いでしたが

冷たいおそばが
とても美味しかったです


帰りに
仏殿に入り
阿弥陀・釈迦・弥勒の
三世の尊像の前で手を合わせました


そして
舎利殿の前で
説明書きを読んでいたら

通常非公開の舎利殿の戸が
突然音をたてて開きました


お坊様が
にこやかに「どうぞ」と
おっしゃるので
中に入れていただきました


実は秋にイベントをされる方が
下見に来られていたということで
たまさか
その場に居合わせた私たちにも
声をかけて下さったのでした



ゆくりなくも
仏牙舎利(お釈迦様の歯)を安置する
舎利殿の中に入れていただくことができ
またしても
感激でした!


天井の狩野山雪筆「雲龍図」の下に立ち
パン!と手をたたいて
「鳴龍」の声を聞きました

ビリビリビリビリ・・・

という感じで聞こえてきました


龍が良くないものを
取り去ってくれると
お坊様がおっしゃって下さいました


本当に
すべてがありがたい一日でした

長々お読みいただき
ありがとうございました


このブログを訪れて下さった貴方様にも
良いことが
いっぱいありますように!


感謝(^人^)


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