体を使うときに、体の一部分に力を溜めて、一気に力を出すという方法があります。一般的に使われている方法です。たとえば、左足に力を溜めて右の手を力強く振るという動作などがこの例です。
一見、合理的で、良い動作のように思えます。しかし、この動作は、エネルギーが伝わるのに時間が掛かるということになります。さっきの例えで、左足に力を溜めたのが、順次右腕に伝わっていくということになります。このことは、相手にとって動きを読むことができてしまいます。
相手の体全体の動きが見えますと、相手が動いてくるという事が分かります。ということは、溜めを作らずに、始めから右の手を振ることができれば、より早い動きになります。
溜める動作とは、どういうことかといいますと、蹴るという動作があげられます。地面を蹴って走るとか、地面を蹴って飛ぶという動作がこれにあたります。このように書きますと正しいのではと思われると思いますが、これが、実際に遅い。
溜めを作らないで動くことは、体を2軸で使うことができると可能になります。体を右半身・左半身というように、交互に使っていく。そのときの体の力の入り具合は、1箇所に10はいるのではなく、全体を細切れにして使っていく。体のいろいろな部分から1ずつの力が使われています。これは、いろいろな筋肉が同時に動いているということです。
このほうが、より強い力がでます。このことを意識しないで、体を使っている場合は、中心軸で動いています。2軸で動いたほうが、「動きも早い」・「力強い」・「疲れない」ですので、この体の使い方を手に入れたいものです。

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