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2009/5/10

標高2600雨の雪稜@白馬岳主稜  chronicle

2009年5月5日 北アルプス・白馬岳主稜に行ってきました。

GWがただの3連休の悲しいサラリーマンは、4日が下界の用事だったために、
夜行で一路北アルプスへ。

さてさて、ムーンライト信州(急行アルプス)が走っていない日に、公共交通機関を使って白馬駅に5日の朝最も早く着くためにはどうやっていったらよいのでしょう?




正解は、急行能登〜大糸線経由です。

で、早速上野駅から急行能登に乗車。
相変わらず、ボンネットタイプの特急車両で哀愁をそそります。

1人4シート占領できる程度の混み具合で、ありがたく海老寝で楽にさせてもらう。

ようやく、空が白んだ頃に糸魚川に到着。
1時間ちょっとの接続待ち。
折角なので、日本海を眺めに行って、駅から少し歩くコンビニに行ったらちょうどよい時間。

これまた、哀愁そそるディーゼル車で信州南小谷を目指します。
ことこととのんびり1時間半の旅の末、南小谷からは近代的な電車に乗り換えて、
白馬へ。

降りた登山者は私だけ。
有無を言わずにタクシーに乗り込む。

白馬岳の登山口猿倉までは20分弱。
途中、カタクリの大群落や水芭蕉を愛でながら登っていく。

猿倉でポツンと下ろされて、まずは猿倉荘で登山届けの提出。
話によると、主稜は真っ黒、クライマーは入っていない。

早速、先行で入山しているたつを無線で呼び出すも応答なし。
8:15 仕方無しに歩き始める。

猿倉付近でもフキノトウはトウが立ってしまっている。

先行のスキーヤーをいくらか抜かしたあたり、林道が途切れようかと言うあたりで、やっと無線入感。
もう少しなので、面倒な話はせずに早く向かうことにする。

白馬尻には40分程で到着。
休憩もそこそこにアイゼンだけ着けて、取り付くことにする。

適当なルンゼから取り付くと、程なくトレースに当たったが、基本直登で登っていく。
1時間強でP8の肩。

主稜にのってしまえば、ところどころ雪が切れてはいるものの、
なんてことの無い雪稜が続く。

時折、主稜線も見え隠れしてとても気持ちがよい。
P8から1本でP6。
ちょっと細くなるが、トレースもあるので楽々進める。


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↑ナイフリッジを進むたつ。

P3手前の小ピークまで進んで、いよいよガスが濃くなってきた。
とうに主稜線は見えないし、両斜面からは間隙無い雪崩。
そして、なぜか上空を飛び交うヘリ。

前を行くたつに、「戻って」と声を掛けた次の瞬間。
あたりは霧に包まれ、視界は5mと無くなった。

はじめは、ここでビバークと、スノーブロックまでは積んだが、
すぐ真下の斜面で雪崩が自然発生。

予備日の無い、しがないサラリーマンに迷いは無かった。
明日の天候は期待できないし、大雪渓が下れなければ面倒なことになる。
13:15 「撤退」

そこら辺の雪渓を下るわけにも行かず、主稜を下降することに。

視界は奪われる一方なのと、たつが初雪稜と言うこともあって、ザイルを出すことにした。

ところどころスタカットを交えながらのコンテで、途中からは本降りの雨が降ってくる始末。

ずぶ濡れになって白馬尻に18時。

猿倉に19時。

何とかヘッ電のお世話にならずに済んだ。

すぐにタクシーを呼んで、八方の温泉へ。

当然、東京には帰れないので、松本ステーションホテル泊となる。

翌日の始発で帰京。午後からエナジーへ行ったのでした。

〜参考記録〜
猿倉08:15〜08:55白馬尻09:10〜10:20P8基部〜11:35P6〜12:30P4〜13:00P3手前のピーク13:20〜15:00P6〜17:00P8下〜18:00白馬尻〜19:00猿倉

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