
「浄光寺」(長野県小布施町)
「数年前の自治体合併騒動は落ち着きましたね」
「くすぶっているところはそのままのようですけど・・・」
「町や村として残っているところは、はっきりした性格があると思います。一方で、財政的に貧しくて、市に吸収してもらえなかった地域があって、その対極には、『売り』があって、そこらの市町村と合併したくないと自負心がある地域です。日本は地域の特徴がはっきりしてきたと思いますね」
「たとえば、軽井沢、そしてここ小布施もね」
「小布施は小布施であることにこだわりを持ち続けています。とにかく町並みを保つ執念がすごいです。強迫観念とさえ言えるかも知れません。obsessionですね」
「うまい、座布団1枚。そうすると、このお言葉は、小布施の信念を表している?」
「そうですよね。書いてあるのは『人の信念』とか『人生の信念』じゃないでしょう。『生活の信念』ですものね」
「もちろん、僧侶の『信念』でもないだろうし」
「そういえば、聞いたことないね、僧侶の『信念』さん」
「でも、いるかも・・・しんねん」
「あなたも、どこまでも駄洒落を貫きますね」
「いやあ、そんなことはないですよ。時には、『信念曲げましておめでとうございます』という時もあります」
「どうせ、『信念』は柔軟でこそ長続きをして、何かを生み出す、なんて言うんでしょう」
「ばれたか!」

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