そういえば第2週のことだったかな。何の気なしにテレビをつけて見た土曜ワイド劇場、よくあるサスペンスものだろうと想いつつも浅野ゆう子さんが主役を演じてらしたので嬉々としながら見ていたのですが、しかしCMに入る前に『花嫁のさけび』というタイトルが出たのを見て仰天しました。まさか
泡坂妻夫先生の原作がドラマ化されているなんて…。あわててチェック体制に入ってしまいました(笑)。
で、かんじんの出来ですが……まあ、微妙? キャラクターの設定や物語の大筋はそのままでこまかな内容はだいぶ現代的に脚色されていたのですが(密室とは言えないものまで出てくるし…)、それでもクレムドココとかプードルとか、原作内で重要だった小道具の名前までもが変更されなかっただけまだよかったのかな(苦笑)。
そんなこんなで4月は「何があるかわからない月」でした。とつぜん気になるドラマが放送されたり、想いもかけない方からメッセージをいただけたり。そんなうれしいことがつづいたかと想えば、古本やさんで買ってきた本が家に帰るとじつはタバコくさいのがわかって閉口したりもしましたっけ。(なかなかニオイが抜けなくって、いまだに香り袋といっしょに箱に入れています)
おまけに買いたいものがやたらとたくさん出るし。さいわい先月は残業がかさなっていたからおこづかいにまだ余裕があったものの、そうでもなければとても全部はフォローしきれませんでした。残業やってる間はヒイハアいってましたけど、そうか、すべてはこのための伏線だったのか…!!(←ケイトさんヘンに納得しなくていいです)
でも、何があるかわからないだけに、その流れを楽しんでいたような気もします。お仕事やお勉強がいそがしくって、いっけん忙しいだけのような日々でしたけど、じつはそんな余裕があったりして。視点を変えるだけでこんな想いにもなれるのだから、ふしぎだなあ。
☆
今月読んだ中でいちばん面白かった本は、
瀬尾まいこ先生の『卵の緒』です。(いまさらですすみません)
基本的にミステリとホラー(あと最近は時代伝奇も)ばかり読んでる私ですけど、面白いものなら何でもおっけー。この『卵の緒』は表題作ともうひとつを収めた作品集で、けっこう現代的な問題を取り扱いながらも、それを独特のやさしさでふんわりくるんでいるから、読後はとてもあたたかな気持ちになれました。どちらもいい作品で、それぞれ漫画になったりドラマになったりしていますから、このような場ではなくまた機会をあらためて語ってみたいと想います。……逃げてるわけじゃないですよ、エエ(笑)。
映画化された
『幸福な食卓』もチェックしてみようかと想っているところです。
綾辻先生が編まれた
『贈る物語 Mystery』も(いまになって)読みました。こちらは、とてもいい出来で初心者でも気軽に読めるものをという条件のもとに選定された、本格ミステリの名作短編を収めたアンソロジーです。
もうすでに読んでいる作品もあったんですけど、それでもついつい読み返したくなってしまうんですよね…。風太郎大人の「黄色い下宿人」とか、カーの「妖魔の森の家」とか。読めていなかった「カニバリズム小論」は見当がついてしまいましたけど最後まで楽しめる作品でしたし、「達也が嗤う」はいまでも名品だと想います。
ひとつひとつを読みながら、本格ミステリにふれて間もないころの気持ちまで想い出されたりまでして、あらためて「好きだなー」って想いました。
海外のものもありますけれど、やさしい訳文で親しみやすいですから、本格ミステリってどんなものなのか知りたーい、って方にはオススメです!

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