最近、やはり民主党政権は人気取りの衆愚政治たるばら撒きをやろうとしております。
ばら撒く事が高福祉だと思っているのでしょうか?
高福祉の本家たるスウェーデンの場合には、基本的に法人税は格安にして、優良企業と、高賃金の職場を増やし、
その上で、消費税と所得税を非常に高く設定し、高福祉を実現しています。
キーポイントは、高い税金を払う為に、高賃金を支払える会社を育てる、という発想ですね。
何人も賃金以上に税金は払えませんから。
日本が北欧を目指すなら、まずは法人税の値下げと、消費税の引き上げ、それと所得税の爆上げが必要ですね。
年収2000万なら手取り500万くらいってのが適切な所得税率になると思います。
いや、まじで。
え?
法人税の引き下げなんかは怪しからん?
じゃ、北欧モデルは無理ですね。
>>キーポイントは、高い税金を払う為に、高賃金を支払える会社を育てる
これがそもそも延々とした気の遠くなるような時間のかかる作業だったそうな。
そもそもは、労働組合の結成から始ります。
ユニオンを結成し、これを統合、拡大、長い長い時間を掛けて同一労働・同一賃金を達成した。
しかし、これは少し考えるだけでも途方も無く大変な事だ、と言うことが分かります。
「あんな馬鹿のウスノロと、このオレ様が同一労働だって?」
「私だって一生懸命働いているのに、何故、給与が低いのか?」
「オレ様は、この道一筋30年だ。昨日今日入ってきた奴と同一労働?次元が違うんだよ、次元が!」
なーんて不満はタラタラだったことは想像に難くありません。
アメリカの鉄道労働者の組合にも、イタリア系やアイルランド系の多い単純労働者の組合と、労働貴族とすら呼ばれることもあった機関士組合などではスタンスが全く違ったと言います。
機関士は助士を格下に見ていたから、石炭くべなど絶対に手伝わなかった。
ま、そんなゴタゴタを乗り越えて、それでも同一労働・同一賃金を達成した。
すると困るのは誰か?
中小企業の経営者なんですね。
同じような商売をしていれば、大抵はスケールメリットの効く大企業の方が有利になる。
ってことで、中小企業には容赦なく再編・淘汰・買収・合併の荒波が襲い掛かる。
人口が900万に満たない、神奈川県より少し多いだけのスウェーデンに世界規模の多国籍企業が驚くほど沢山あるのは決して偶然ではない。
実際、現在でもスウェーデン経済の問題点は中小企業が育ちにくい事、だそうです。
しかし、結果として大企業は、小さな国内市場にさっさと見切りをつけて国外に進出することが可能になった。
これはつまり、外国で稼いで、富を国内に流入させるシステムを作ったことになります。
その「システム」を大切にすべく、法人税は低く抑えられている。
難と言っても、企業が金を稼いでこその高賃金・高福祉ですから。
しかし、企業の高収益は即、高賃金に繋がらない。
労働組合が強いからこそ、労働分配率を引き上げる事ができたわけです。
これを嫌ってスウェーデンを出て行ったIT企業なんかもありました。
で、高賃金が達成され、然る後に超高税率と、高福祉が実現されたという訳です。
日本で同じことができるだろうか?
スウェーデンの人口は今でこそ900万弱だが、かつては300万人程度だった時期もある。
その頃ですら同一労働同一賃金には揉めたのに、人口1億2千万の日本で同じ事が可能か?
一体全体何年掛かるんだ?
・・・・・
と、いうより、現実的に考えて、絶対無理でしょ。

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