20歳になって以降、
飲み会を何度か経験してきたが、
「心から楽しかった!」
「いい思い出になった!」
という飲み会はなかったような気がする。
飲み会が終わって帰途につく際、
あるいは次の日になってから、
「調子の乗って飲み過ぎた」
「もっと女の子としゃべれよかった」
「酒の席とはいえ、先輩に失礼なことを言ってしまった」
「あの店は失敗だった」
「カラオケであの曲を歌っておけば」
「幹事としてうまく仕切れなかった」
などと、
後悔することばかりだ。
飲み会の後にいい目にあったことなど
一度もない。
だから、
酒に酔いたいと思ったとしたら
自宅で一人で飲むのに限る。
本当にあるのだろうか、
「楽しい飲み会」というものが。
もしかしたら都市伝説なんじゃないだろうか、とさえ思う。
渋谷や新宿駅前でグループで待ち合わせて
飲み会に出かけている若者たちを見かけるが、
彼らも本当に楽しい飲み会をやっているのだろうか。
楽しい飲み会をやっているとすれば
もしかして彼らは俺とは違う次元の住人なのかもしれない。
彼らは飲み会が充実している人たち、
つまり“飲充”なのだ。
ところで、
おっさんたちは、
なぜ酒に酔うと説教を垂れてくるのだろう。
若い者たちが飲みに行かなくなった、
と言われているが
そんな飲み会は敬遠されるに決まっている。
そんな飲み会の後は
苦痛を切り抜けた疲労感しか残らない。
そしてもうあの上司とは
飲み会に行きたくないという
嫌悪感でいっぱいになる。
なのに、
説教を垂れてくるおっさんたちに限って
酒呑みで、酒大好きで、
飲み会大好きなのが手に負えない。

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