小学校を卒業して20年が経つ。
それを一区切りとして
「同窓会やります!」という
往復はがきが届いた。
地元からどこかに出て行っている者でも
帰省しているだろう、ということで
お盆の真っ只中に会が予定されているようだ。
サービス業をクライアントに持つ
うちのWeb制作会社は、
盆・正月・大型連休中が
1年の中で一番忙しい。
だから、行けるはずもなく、
欠席に○をして、返信をしておいた。
だが、
仕事が忙しくなかったとしても、
おそらく参加しなかったんじゃないかと
思っている。
20年経てば、
いろんな人生に道が分かれる。
順風満帆なやつもいれば
挫折を味わっているやつもいるだろう。
特に俺は後者だ。
ニート、フリーターを経て
定職に就いてはいるものの
給料は低いままだし、
結婚どころか彼女もいないまま。
同級生の中には
地元で公務員になったやつもいるし、
地元の大学を出て
有名企業に就職したやつもいる。
早々と結婚したやつもいる。
そんなリア充なやつらの群れの中に
俺はどの面をさげて
参加すればいいというのだ?
男はいかに自分が出世したかを確認しに行き、
女はいかに自分が幸せになり美を保っているか周りと比べに行く、
というようなことを聞いたことがある。
本当はどうかわからないし、
実際は懐かしい同級生と
想い出話に花を咲かせるだけなのかもしれない。
だが、周りを見て
みじめな思いをして
凹んで帰ってくるだけの会になるだろうな、
俺にとっては。
だから参加しない。
勝ち組のみなさんで、
楽しくやっていればいいさ。
俺は都会の片隅で
こそこそと生き続ける。

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