さざんか亭前庭の樹々がボサボサ繁りすぎて、どうにも気になっていました。そのうちの1本が、ようやく落葉し始めた…と思ったら、渋いクリーム色の花をいつの間にかたくさん付けています。
この色・形、それに香り、何だか見覚えがあるな〜。も、もしかして、ロウ梅!?
庭のこのエリアは、コーファイ、リム、ポンガ、ポフトゥカワなど、NZ特有の植物が多く生えている(植えてある)ので、まさか、と〜っても和風なロウ梅などにお目にかかろうとは、夢にも思いませんでした(もっともロウ梅は中国原産ですが)。それに、自分のイメージにあるロウ梅って、早春、常に葉っぱが1枚もない枝に花だけが先駆けて咲いている様。落葉が始まると同時に咲いたりしたっけ?

さざんか亭が誇るライブラリーで庭木・ガーデニングの本を見ても「ロウ梅」が出てこない。こういう時の最後の頼みは『日本大歳時記』(動植物について調べるのに、歳時記はとっても便利なのです)。写真や説明に照らし合わせ、間違いなく「ロウ梅」と結論。
ロウは蝋、花の半透明の微妙な艶からの連想です。梅の名をもらっても、梅干しの梅とは全然別で、ロウバイ科属。でも、説明では、「春の新芽に先駆けて花が咲く」……だよね。ロウ梅の葉っぱって、こんなのだったんですね。
剪定も兼ねて数枝を伐って、花瓶に挿すと、ほのかな香りが部屋を満たしました。
