オークランドの太鼓チーム「ハエレ舞」(マオリ語「Haere Mai=ようこそ」との掛詞)から頼まれて、6月から、月1回、ヒロが和太鼓指導に通うことになりました。これまで指導に当たっていた人がNZを離れたことや新しいレパートリー開拓のチャンスが欲しい、などの理由です。以前にヒロ&ポールが開いたロトルアでの講座に、「ハエレ舞」からも2回、数名が参加してくれたのですが、ロトルアまで何人ものメンバーがしばしば通うのは難しいので、ヒロの方が講師として来てもらえないかと依頼を受け、引き受けることにしました。
ロトルアからオークランドまではバスで片道4時間。4時間の講座として、日帰りすれば全部で14時間の所要時間。けっして容易ではないけど、NZでの太鼓・芸能のあり方を思うとき、可能な限り、きちんとした和太鼓奏法を広めたいし、お囃子の魅力、和太鼓についての知識などを伝える機会になると思うから。

6月28日(土)は、2回目の講座。その午前中は、たまたまNZを訪れたマルコ・ラインハードさんの講座も予定されていました。マルコさんはかの名高い「鬼太鼓座」(おんでこざ)の元メンバーで、現在はニューヨークを拠点に「太鼓座」というチームを率いて活動しているそうです。
ヒロが担当する午後の講座とは入れ違いですが、昼の休憩時間に合う機会を得ました。「鬼太鼓座は、長崎の雲仙をしばらく拠点にしていましたね。私の故郷も長崎です。鬼太鼓座の演奏も何回も聴きましたよ」「ああ、僕はその頃のメンバーです。8年間、鬼太鼓座にいましたから」。


ランチ休憩の終わりに、ヒロからお願いして、マルコさんとのフリーセッションをしました。全くの初対面ですが、マルコさんも快諾。ヒロはたて打ち、マルコさんは斜め打ちを選び、どちらからともなくフリースタイルのアドリブ・セッション。互いに合わせ、互いに誘い……心地よい響き合いのひととき。
ランチ中の皆も「え? アドリブで合わせてるの!?」と、いきなりの演奏に、観客に早変わりでした。

