今日で全ての検査が終了して、明日の午前中に旦那さんと一緒に主治医の先生から話を聞くことになりました。
入院中にはそれぞれの事情を抱えて点滴や医療機械につながれた妊婦さんたちの姿を見たり、時々耳に入る話の内容などに私なりにいろいろと考えさせられました。
食堂で本を読んでいると、たまたま近くにいた3人の患者さんたちの話が聞こえてきた。内容はその中の一人が嫌な夢を見て泣きながら朝目が覚めたというもので、その内容というのが昨年私が実際に体験した悲しい思い出と同じだったのです。私は居心地が悪くなってさりげなくその場を立ち去りましたが、夕方頃再び同じ場所で本を読んでいると、昼間と同じ人が今度は見舞い客らしき人とやってきてまったく同じ内容の話をし始めました。これには内心苦笑いでした。
かと思えば、知り合いに電話をかけるために1階の裏にある出入口のところで立っていると、目の前を白いスカートを真っ赤に染めた女性が通った。
尋常じゃない血の量が事態の緊急性を教えていた。
他人事ながら他人事じゃなく、動悸を抑えて部屋に戻るエレベーターで今度は赤ちゃんを連れたお母さんと一緒になった。
たった今生々しい悲惨な女性を見たばかりなのに赤ちゃんの笑顔を見て笑っている自分も私だ。
常にどこかで失われた命と産まれた命が行き交っているがその重さは同じだ。