早朝 雲一つない空に、無性〜と 山が恋しくなった。
6時か・・・高尾山?イヤ、陣馬山が好い ♪ この青空にはさぞや白馬が・・・
旦那さんの朝ご飯と一緒に、自分のお弁当も詰めて ささっと山仕度。
「行って来ま〜す」 「また行くの〜?」 呆れ顔を 「えへっ!」 とかわす。
満面の笑みでごまかして・・・・・私の常套手段だ。
お土産作戦も効を奏し、唐突な行動にも寛容なりつつの夫だけれど、
流石に多少の皮肉だって、口を突くのは仕方がない。
8時迄に高尾駅に着ければ、
何分発?かのバスには乗れるだろと出発。
小仏行きの大行列を横目に、30分程で [ 陣馬高原下 ] 着 (540円)
トイレ有り。 ヒンヤリ空気の中、秋明菊に見送られ和田峠へと歩き出す。
20人程のハイカーの、みなノ〜ンビリムードが好かった・・
50分弱の林道は何だけど、秋風に後押しされて気分は爽快だし ♪
和田峠からはイキナリの階段が続く。 木漏れ日にホッと一息・・・
確かな秋を探しながら、ゆっく〜り登ること30分・・・
日差しの向うに待っている彼、水色の空が眩しく輝いていた
一月以来ね・・・逢いたかった

一分でも早く来たくって、旦那さんを差しおいてきたんだわ。。
今日はゆっくりできるの・・・・な〜んて、白馬の君との逢引き編は






共に山を見つめ 空を越え、愛しい花に憩う 幸せなひと時となった。
たっぷりの陽差しの下で、センブリの花が健気に咲きほころぶ姿は、
命の漲りを感じずにはおられず、ススキ穂は不在の月夜を想像させた。
ひとしきり遊んだらお弁当 ♪ やっと荷を下ろして落ち着く場所へ、
そろそろバーナーを持って温かな山ご飯も好いなぁ。
秋深まる頃 「山に連れてって」 と口走った同僚とはココに来ようか、
景色を眺めて食べて温泉で〆る・・・山の素敵さを知るには十分だ。
前夜のヒジキの煮物と、鮭の味噌漬けに卵焼きだけ・・
それでも日の丸弁当はありがたく、お八つもアッと言う間に平らげた。






満腹のお腹を叩き、ゴロリと天を仰ぐ。下界からよりは低く感じる空・・
読書して、お昼寝して、大あくび、 ここは本当に寛げる天辺だなぁ。
芸術の秋、この日 彼をスケッチしようと旅使用の道具も持って行ってた、
マチが丁度好いビニールのランチバックには、水彩絵の具と卵パック・・
これが筆洗いに捨てたモノじゃなく発揮する。
他に ペンシル数本と筆類、練り消しゴム 鉛筆削り、
愛用のポストカードタイプ
水彩紙 [ラングトン・中目]と、50円切手など。
恥ずかしながら 下手な横好きそのものの私だけれど、
旅の道具なら、去年発売されて以来の
旅の書斎に反応してしまう。
とは言え 6万8千円! 余りのお値段で、そう容易くとはいかない・・・
将来こんな逸品を持ち歩き、長期の旅に出てみたいものだなぁ。。
レザークラフトを齧った身としては、いつかこさえたい気もしたりする。
気付けば13時50分!3時間以上ものんびりしちゃっていた。
白馬の君に別れを告げる。 往路を下ろうか・・・
秋は日が落ちるのも早い、ただ バスの時間に自信がなかった。
当初の予定通り明王峠を目指すことにすると
自然に足取り軽く、20分弱でコスモス咲く峠に辿り着く。
この分なら影信へも快調に向かえそう! スクッと立ち上がった。
西日の心地好い尾根道を行けば ♪ 殆ど急登も無い。
そうこうして15時には影信に着いていた、陣馬山から1時間10分?・・・
深呼吸をしていると、一人の女性に声を掛けらる。
「小仏バス停へ下りますか?」
頷く私に、「バスの時間をご存知でしょうか?」
「一時間に一本くらいという事しか・・」と答えると、
傍にいたご夫婦が「40分だと思いますよ」と親切に教えて下さった。
ここから通常なら1時間は掛かったはず。。
次のを目指そう・・と、いつもならドッカと腰を下ろす所だけど
この日の私は違っていた。よしんば間に合わなければ本だって読める、
「下りてみますね」・・・驚く方々の声を背に、
結局、高尾駅を16時4分?発、特快の東京行きに乗り込めていた。
あの日 センブリの花に癒されて、のんびり過した山の息吹は
多くのエナジーを私に与えてくれたのでした

掛け替えのない今日は 明日への活力になる・・・・いざ 生きめやも。。