旧友から、会って食事でも〜とずっとメールを貰っていたところ 。
9日は好い天気になりそうだし・・・・朝がた野暮用を済ますと
約束していた日比谷へ、芸術と食欲の秋を満たしに行ってきた

まず日比谷駅から徒歩数分・・
先月行きはぐった作家の写真展へ足を向ける
星 宙 夜 想 ・・・乗鞍畳平で撮られたベルセウス流星群から、
南伊豆の海、アラスカのオーロラなど 美しい夜空に煌めく星々が素敵だった。

一転 真昼の空に舞い上がる雲・・・
交差点を横切り、日比谷公園へ

前日の台風で、銀杏が落ちまくっていた。
皆さん夢中に素手で拾ってる
この公園で一番に落ち着く場所へ・・・
池には 明治38年作の 「 鶴の噴水 」が嘴から水を湛えている 。
初めて見た学生時代、その造形美には魅かれたものだった、
公園の噴水では日本で3番目に古いという・・・
冬は氷の張った池と、鶴の像に下がる氷柱が風物詩になっているらしい

キンモクセイが咲く大きな木
放つ香りに辺り一面包まれていた。
レストラン 「
松本楼 」 の前に聳える 「 首かけイチョウ 」 は、
明治32年頃、交差点の道路拡張の折に伐採されようとしていたらしく
それを自分の首を掛けてもと、不可能必至の移植を遣り遂げた人物・・・
その方に因んで付けられたという名巨木だ 。
黄金に色付いた時に一度訪れた事があるけれど、それは見事なものだった
午後1時20分、空く頃まで池の畔で寛いでると テラスに空席ができた 。
卵とろとろ トマトソースのオムライスは、海老とホタテ入り ♪
食後にウィンターハーブのお茶・・・
友はアールグレイの香りに包まれながら、満足してくれた様だった 。
私が山登りに執着するようになってからというもの、
仕事を持たない彼女は、気長〜に連絡を待っていてくれる。。
折に触れてのメールも、身体を気遣っての優しい言葉であふれて

こんなひとときに、友達の有り難さを噛みしめるのだった
山に行くことを優先する余り 会えない時間も増えたけれど、
互いにそれぞれの時間を充実に過すことで、話題も膨らんだ気がする 。
どんなインターバルも、会えばすぐに取り戻せる絆・・・
大切にしたいと願い、無性に人恋しくなるのも秋のせいだろうか
広い公園の中を歩いていると、
年代物の水飲み場を多く見かける 。
これは 明治の開設当時、
交通で重要な役割だった馬が喉を潤した 。
美しい装飾が施されていて目を惹く・・・
小音楽堂前では、土曜から開催されるイベント準備で人が行き交っていた。
もう一つの野外音楽堂には、懐かしい家族との想い出がある・・・
と言っても私の記憶にはない、乳飲み子の頃。。。
ステージのど真ん中に、泣きべその私を一人置いて
客席後方からステージを撮ったのだろう、一枚のモノクロが残っていた 。
後に、母が撮ったと聞いた スナップ・・・
アルバムにはそんな印象深い写真が多かった気がする 。
若い両親と子供たち、ここには大〜昔、確かに幸せの瞬間があった・・・
園内にある公会堂・・・
沢木耕太郎が「 テロルの決算 」 で書いた朝沼稲次郎暗殺事件は
この場所で起こった 。
改めて地図を見てみると、皇居のお堀は筋向い 。
桜田門あり、西には議事堂 霞ヶ関、北は丸の内 東には銀座、有楽町。
南は新橋のオフィス街・・・数々の名劇場や映画館街に囲まれていて、
昔はGHQの本部だった第一生命ビルも傍にあったりと、
この広い空間、まさに古さも贅沢さも日本一の公園なのだと実感させられる
今年 花菖蒲を見に出掛けた東御苑、新宿御苑や代々木公園も然り、
都心のオアシスを歩いてきて つらつら思うこと・・・
そもそも東京という街は、ゴミゴミして狭いという観念が在るだけで、
ビルも高けりば横にも広く大きい事に、気付かないでいるのじゃないか?
少なくても、私は東京の広さに麻痺していただけなのかもしれない 。
東京住人は、車を足とする地方に住む方に比べたら、よっぽど良く歩く 。
駅から駅、目的地へと渡り歩く事が どこか当り前になってるのだろうなぁ・・
ともあれ、久々にのんびり過ごした公園の昼下がり、
これといってココが見どころ〜と言える場所ではないけれど、
先人が残してくれた歴史的造形物が、さり気なく在るだけで
ちょっと得したような、そのさり気なさこそが心地良いのかもしれない。
国際フォーラムまで歩く・・・
彼女のリクエストで、内心気のりしなかった 相田 みつを美術館へ 。

特に感想はなしということで・・・