中国の攻撃型空母保有が確定しました。
産経新聞より転電です。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070823/chn070823004.htm
中国、空母保有へ一歩 テスト用艦載機を発注
【北京=野口東秀】空母保有を目指す中国軍が、空母艦載機を海外に発注したことが23日までに分かった。中国軍の動向を研究する軍事筋が明らかにした。中国による空母建造計画の全容は不明だが、保有に向けて着実に歩みを進めているものとみられ、日米の防衛関係者は中国の動向に強い関心を寄せている。
艦載機は「テスト用」で、ロシアの戦闘機スホイ27を艦載機に改良した33型機を含む27型系統。発注先はロシアかウクライナとみられ、全体で10機程度とされる。同筋は、テスト機は訓練と艦載機としての能力評価などに使うためと推測している。
また、空母艦載機の着艦時に使う制動装置なども海外から一部購入しているもようだ。制動装置は、艦載機が着艦時に使う拘束ワイヤなどで、このほかにも空母用とみられる各種制御装置、電子系統の研究も進めているとみられる。
関係者によると、中国の空母建造計画は、大連に係留され改修が進められている旧ソ連海軍の未完成空母「ワリヤーグ」(約5万8500トン)を「実験用」として使用するとの見方が浮上している。2012年前後までに運用実験を終え、その経過を見たうえで、20年代までにワリヤーグと同規模の2〜3隻の国産中型空母を建造、作戦運用に必要な3隻体制を目指す−との観測だ。
中国としては空母艦隊の保有により、海空戦力を劇的に向上させ、「遠洋での防衛能力向上」を狙う一方、米海軍の空母部隊の軍事的介入の時間を遅らせる「対台湾戦略」を描いているとみられる。
ただ、空母艦隊の運用には高性能レーダーなどハード面のほかに、艦隊の編成や対空・対艦などの立体的な運用技術が必要なため、米軍のような本格的な空母艦隊とは異なる限定的戦力になるとの見方は強い。
(2007/08/23 23:57)
これは非常に危険な情報です。
中国の空母保有の可能性については、何年も前から言われてきたことですが、そのときは、「中国は軍事後進国だ」と一笑に付す向きがおおかったかと思います。
しかし、着々と外国からの偽装した目的での導入などによって、着々と成果をかためてきた中国が本格的に動き出しました。
2020年に三隻体制というのは、恐ろしいことに中国が何十年も前から打ち出しているマイルストーンとほぼぶれなく進行していることになります。
産経新聞は対台湾としていますが、事はそう単純ではありません。

(写真ハ1990年にロシアにて撮影されたワリヤーグ)
ワリヤーグは、クズネツォフと同系艦ですが、格納庫が拡大され、最大で60機程度の航空機の搭載が可能といわれています。
つまり、2020年、わずか12年後には、三隻体制のため、常時1隻は最大で60機もの航空機をかかえた空母が遊弋することになります。
空母をふくむ機動打撃部隊が東シナ海を遊弋すれば、日本が単独では対処不可能にあんり、仮に米国がふたたび孤立主義にもどっていたとすると、日本のシーレーンは重大な脅威を受けることになります。
スプラトリー諸島や台湾だけでなく、沖縄や東シナ海のガス田にとっても脅威です。これに対抗するために、空中給油機で戦闘行動半径を延伸したとしても、自衛隊の1/3に相当する航空機を常時派遣するなど不可能です。まして相手は艦艇のため、対空ミサイル網もある。
中国の計画が完成した場合、日本は致命的なことになるでしょう。
食料の自給率・物資の輸入依存度から考えて、米国抜きで立ち向かう場合、日本にも空母が必要になりますが、今からではもう遅い。
しかし、日本が空母所有の可能性があったり、米国空母が寄航するだけで大騒ぎしている平和団体の皆さんはこの現実に対し、どのような平和的な施策を考えるのでしょうか。交渉の余地なき場合があるのも無視して外交だの話し合いだのいいだすのでしょうか。
攻撃型の空母を保有確定の時点で、話し合いの余地など皆無です。
将棋が、王手になってから今更話し合いなど可能だと思っているのでしょうか?
日本の海洋防衛策を早急に打ち立てる必要があります。
その間に台湾が陥落する可能性もあり、そうなればあらゆる面で日本は不利となり、国がなくなる可能性も出てきます。
仮に日本に中国人の大量入植がおこなわれた場合、中国の人口の1%が流入するだけでも日本の人口の1/10が中国人となります。
3%なら3/10です。
これでもまだ日本の防衛力は必要十分で、中国人の労働浸透が必要だと考える人が存在するとしたら、神経を疑います。
これは右だの左など言っている場合ではない。日本のためを思い、平和を愛する人ならば、中国の野望とその軍事力の現実、そして法制面をはじめ、あらゆる面で防衛力をそぎ落とされている日本の自衛隊の現実に気づいてほしいと思います。
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