最初に私の考え方を表明しておきますが、憲法第九条は逆に戦争を招くと考えています。
さて、毎日新聞より転電です。
引用元:毎日新聞三重版
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学習会:憲法や防衛費など、日本の平和考える−−津 /三重
5月18日11時0分配信 毎日新聞
「平和を考える学習会」が17日、津市羽所町のアスト津で開かれ、約60人の参加者が日本の自衛隊基地や防衛費、戦争放棄が盛り込まれた日本国憲法などについて学んだ。
県生活協同組合連合会と原水爆禁止世界大会県実行委員会、県原爆被災者の会の主催。6月14日に実施する「ハート平和行進」のプレイベントとして開いた。
学習会では、県原水爆禁止協議会理事長の落合郁夫氏が「私の暮らしからみる軍事基地・軍事予算〜安保条約の道か 憲法の道か〜」をテーマに講演した。落合氏は日本の防衛費が世界上位であることに懸念を示しながらも、最近の世論調査で憲法改正を望まない人が多かったことや、名古屋高裁で自衛隊のイラクでの活動を憲法違反とする判断が示されたことを評価。「憲法9条は世界に誇るべき財産で、しっかり守るべきだ。草の根運動を積み上げ、平和を確実なものにしていかなければならない」と話した。
「ハート平和行進」には約200人が参加し、核兵器廃絶と平和をアピールしながら、津市中心部をデモ行進する予定。【田中功一】
〔三重版〕
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結論からいいますと、憲法第九条のような平和条項は、戦争をするかどうかについては、一切考慮されることはありません。
いまだかつて、私は世界のありとあらゆる戦史において、「相手国が平和条項を持っているから戦争はやめておこう」というような判断が出た事例を知りません。
純粋に戦争は、相手が保持しているものが欲しい。
そして、それは可能かどうか?
という単純な図式でのみ決定されます。
しごく単純な考え方ですが、どうか平和主義者の方も、この現実を前に、いろいろな戦史をひもといていただきたいと思います。共産党青年学習部長のような人が書いたものではなく、現実の戦史をみてみるといいでしょう。
たとえば、直近の例でいうならば、イラクがクゥエートを侵略したのは、単純にクゥエートの油田を手に入れ、世界的な石油の大部分を掌中におさめる、という目標からでした。クゥエートが平和的な国家かどうかはまるで関係がありません。
日本が太平洋戦争にいたったのは、南中国に進出したのが原因です。
ヒトラー率いるドイツが戦争を起こしたのも、そもそもは第一次世界大戦で敗北し、とられたものをとりかえそうというのが発端でした。
そのとき、フランスやポーランドが平和的かどうかを考慮した形跡は一切存在しません。可能かどうか?です。
平和主義者や左翼、護憲派の方々は、この一点において反論できるものならしてみてください。無理だと思います。
なぜなら、護憲派の方々は、「憲法第九条固守=平和」という図式を単純に信じている人しかいません。ほんとうに憲法第九条を守ることで、平和につながるかを検討する人はほとんどいません。いたとしても歪んだ知識や結論に基づいていて、とてもではないが納得できるものではないのです。
私は、平和を守るということは、ありとあらゆるリスクを想定し、リスクヘッジをしていかなければならないと考えています。
それは、他国からの対日有害活動への対応であったり、実際に起こる不当な挑戦や、日本人に対する直接的な攻撃などなどです。
戦争を防ぐためにはどうするのかということも徹底的に考えなければならないでしょう。
明治維新後、爆発的に領土を拡大しつつあったロシア帝国を前に、憲法9条があれば日本を守れたのか?答えはノーです。
クゥエートは憲法9条をもっていれば国土を保全できたのか?
答えはノーです。
そもそも日本が平和を守ってこれたのは、自衛隊と日米安全保障条約が完全に機能していたからです。憲法第9条のためではありません。
現在の日本の状況は、自衛隊+在日米軍+予想される米軍の来援+米軍の核で防衛されています。ドイツなどもほぼ似たような状況です。とくにヨーロッパは膨大なソビエト地上軍に対して、在欧米軍ぬきには防衛は不可能でした。日本でも同じです。
ところが、なぜか憲法第九条信者の方々は、その自衛隊を解体し、米軍を撤退させようと考えています。日本の防衛予算は世界的には第五位であり、周辺諸国の状況を考えるならば、それでもぎりぎりですが、それも高いと平然と言い放つ。
つまり、日本の防衛力を意図的に弱めようとしているわけです。
百歩譲ってこれまで自衛隊と米軍と憲法第九条がセットで日本を防衛してきたと考えたとしても、
その自衛隊と米軍抜きに、憲法第九条だけで守れるかどうかについては、一度も試したことがありません。
ここに慄然とできない人は、想像力どころか、現実の判断力が欠如しています。
例えば、わかりやすい例でいいますと、「安価、高性能、長期の保障期間」をウリにして、爆発的に売れた冷蔵庫があったとします。
この冷蔵庫から、安価・高性能の部分を抜いて、なお今までと同様の売れ行きを示すことができるかどうか。(三つの条件のうち、どの二つでもかまいませんが)自信を持って説明できる人がいたとしたら、頭がおかしいでしょう。
特に平和主義を自称する方々は、なぜか米軍と自衛隊抜きに、憲法第九条だけで守れると考えています。
しかし、それは最初にあげた戦争の可否を検討する条件の「可能かどうか?」を簡単にし、相手の欲望を刺激するだけにすぎません。すなわち、戦争を招くということです。
ではなぜ明らかにおかしい活動をするのか?
答えは単純で、真の人権意識・平和意識を持っている団体と仮定すると、中国やロシアの人権弾圧を激しく糾弾するはずですが、それをした団体はいません。挙句、小田実などにいたっては、ソビエトから資金提供まで受けていました。単純に、共産主義国家の前衛組織として使われているからにすぎません。事実、日本の防諜組織が太平洋戦争後に壊滅したあと、連合国であることをかさに、ソビエトが相当無茶な要求を日本につきつけていました。完全に左傾警察国家を成立させるのが目的です。あまりに無茶なものはマッカーサーが拒否していたようですが、その間にも労組などに浸透し、対ソ協力組織をつくりあげていたのは、もはや歴史的な事実です。
疑いを持ってみてみてください。
彼らが中国やソビエトを糾弾した例がほとんどないことを。
彼らが糾弾する対象は、中国やソビエトが敵視していた相手と一致することを。
彼らはいかにも善人の顔をして、平和的な感情や、人間のもつ善意の部分にたくみに浸透してきます。ところが、異論をもった相手に対して寛容どころか、激しく攻撃を仕掛けてきます。ブロガーでも、平和主義と自称する人が、当ブログに対しては「ネット売国奴」と一言だけ批判して、その論拠も開示できないのですから、その浅ましさには背筋が凍ります。
さて、平和を維持するもっとも単純な方法は、軍事力を持つことです。
なぜなら、実際に海峡なり、地域なりに軍隊が駐屯して、敵を排除する構えをみせているならば、物理的に相手は侵入することができません。とくに日本は海に囲まれているため、その有効性は非常に高いといえます。
ロシアの冬将軍、泥海以上の存在です。
こちらの軍事力が相手を刺激する、という人がいます。
それは一面的には正しいのですが、日本の軍事力はここ最近、質的にはともかく、さほどかわりがありません。にも関わらず異常な軍拡を続けている国がすぐ隣にあります。つまり、こちらの軍事力に関係なく、有利にするために軍拡をするということが実証されているわけです。
軍事力や基地を持つことが戦争を招く、というのは非常に一面的です。
そもそも憲法第九条自体をなくせ、という人は一人もいません。
自民党も二項のみを問題にしていました。
そもそも自衛隊がすでに存在するので、現実の追認というだけの話です。
そして、平和主義の人にしても、「いざとなったら軍事力世界第三位の日本が何とかしますよ」などといってるわけですから、噴飯ものです。第三位だとか憲法第九条の存在にとって、きちんとしたROEも策定できず、長距離ミサイルももてないような状況で、この現実認識も稚拙です。しかしそれ以上に、軍事力が何とかすることを認識しているのならば、どうしてそれをより完全にすることで、安全が向上することを理解できないのか。
私にはフシギでなりません。
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