2009/6/12
「泣きじゃくる」
午後1時頃でした
八王子駅で横浜線から
中央線に乗り換える
階段で
2歳くらいの女の子が
泣きじゃくる
何が起きたのかというような声で
私も暑さがどこかに消えて
お母さんがかわいそうなのか
2歳の女の子がかわいそうなのか
裁判官になった気分で
その後ろを歩いていました
見るとお母さんは
胸に赤ちゃんを抱っこして
右手には小さな
コンビニの袋と絵本をもっていました
左手はその女の子の手を
つなぎながら
階段を上がっていました
階段はヒトの海状態でした
さて女の子
階段を上りながら
絵本を読んでほしい
と言っています
そんな無茶な
と思いますが
赤ちゃんが生まれる前は
自分はお姫様だったのでしょう
それがお母さんの胸の位置
という特等席を奪われ
特等席とはほど遠い足元で
しかも歩きである
お姫様から平民への転落
これがどうしても
我慢できなかったのでしょう
これだけは譲れない
そんな大声でした
セミの声より百倍
うるさい声でした
優しいお母さんらしく
階段の頂上で
絵本を開こうとしているようでした
ほっとする気分で
中央線に乗ることができました
投稿者: orangehut
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