2009/6/12
「美丘のこと」
「美丘」今読み終えました
元コピーライターの石田衣良の著書です
前半戦は気の利いた表現を味わうかのように
進みました
この小説は
彼女との残された時間は13か月などと
この先に起こることが暗示され
彼女は火のついた導火線
とにかくビビッドです
腕白で、すぐしたくなる女の子。What
後半戦の静かな彼女との対比として
とても有効です
元気すぎるくらい元気
回し蹴りが得意だったり
エロい発言が多かったり
そんな女の子が
実はヤコブ病と向き合うことになるのです
まだ始まったばかりの序章で
このクリスマスイブは最後から2番目の
彼女とのクリスマスイブです
とあるのですが
その最後のクリスマスイブって
震えるようなラストシーンだったのです
あらゆる記憶を失っていくプロセスでした
太一の大好きなシチューを作ろうとして
何十回も作ったことのあるシチューが作れなくなってしまうのです
美丘(みおか)は太一に一生のお願いをします
愛し合ってるカップルには
いや。だれにでも
ちょっとできない頼みことです
愛するものにとって残酷な約束事です
太一はラストシーンで美丘との約束を
実行するために美丘の眠る病院に向かいます
その約束をクリスマスイブに実行するのです
赤いバラをもって病院にむかいます
これが石田氏の美学なのでしょうか
本当の自分ってなに?
本当の愛って何?
泣きながら
考えさせられる作品でした
投稿者: orangehut
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