長い事空き巣になっておりますが、すみません、
今、引っ越し準備にてんてこまいしております。
毎日捨てるものの選別に追われてています。
ここ二日ばかりは、譜面(歌の伴奏のオーケストレ−ションです)の選別に謀殺されています。
何しろ100曲以上、大きなプラスティックケースにぎゅう詰めに一杯ですので。
日がな1日譜面をいじっています。
いや、もう歌わないのですから、
全部捨てても良いのです...始めはそうおもっていました。
バックの旋律がとても心に残る美しいもの、二三曲だけは残して...と。
しかし、一曲々々見ている家に、色々な事が思い出されます。
もう行き方(歌とバンド演奏の仕掛け)も分らなくなっているもの、
歌詞をすっかり忘れているもの
その曲を持っているのさえ忘れて久しいものもありました。
或いは、俗に「勧進帳」とよばれる長い仕上がりにもの。
途中で変調したり、フリーバラードの仕掛けがあったり、
メドレーでいろんな歌をつなぎ合わせたのや。
ショウを盛り上げる為にいろいろアイディアをだして、
編曲の先生方にお願いして造って頂いて、何回も行き方のレッスンをしたのに、
一回も実際には使わなかったもの...などなど。
まっさらの譜面に「ごめんね」といって捨てるのですが
なんとも.......申し分けないような...。
もう、歌を忘れたカナリヤになって、何十年も経ちます。
始めたばかりの時、レッスン仲間から無償でいただいた一曲から始まり
たくさんの曲を造って頂いて、お宅に通って、行き方レッスンもして頂いたはずなのに
どうしても顔を思い出せない先生とか、
今見ると、この方に譜面には、
大きい舞台用に、ビッグバンド編成の他にコンダクター用迄そえたあった。
なのに、一回も本番のステージは見て頂いた覚えは無い。
またある方は、その方のいるバンドに専属だった時より、
独立して離れて、もっと大編成のオーケストラで歌うようになって
つまり、その方の書いて下さった音を全部出すに及んで、
改めて、その方のアレンジの素晴らしさにとても感動した方とか、
多分、格安にして頂いたのだとおもいます。軽い曲で意外に数が多い方だとか。
親切に、フル編成の他に、小編成用を別に添えて下さっていた方とか...
今更、いろいろな心遣いをして下さったことに感謝が溢れる次第です。
皆様のお陰で
私はあの青春の盛りの時期を、歌を歌って過ごす事が出来ました。
譜面は...ボロボロになって古いお札のように分厚くなっているものも有ります。
行く先々のバンドがいろんな事を書き込んで、にぎやかになっているのもあります。
どうしたわけか、パートがなくなってしまっているものもあります。
これは残したいと思うのに、その一曲がまるでなくなってしまっているのも随分有ります。
前の引っ越し等の際に、コンテナを一個、已に紛失しているようです。
..それにしてもOver the rainbowがなくなってしまってるのはイタイ!
よいアレンジでしたから。
残った譜面の継ぎ目のセロテープがすっかり劣化して、バラバラになってしまい、
五線譜の山の中から探し出して、
やっと整えるのに、丸二日かかってしまったものもあります。
どうせ捨てるんだから.....と思えないのです。
できる限り、五体満足にしておくりだしたい。
所詮、古新聞と同じに裁断されてしまうんだろうけど。
さんざん世話になった物達ですから。
----
そうですね。今はアレンジ代っておいくらでしょうね。
ちょっと前、私の友達のピアニストは、一曲・七万円以上といってました。
写譜代も高くなっていることでしょう。
当時の私は、譜面代とレッスン代が重要で
あまり「女の子」としてのお洒落にお金はまわせませんでした。
ツアーの仕事の時は、「おつき」なんてない身分ですから
15〜6曲分のフルオーケストレーションに名前入りカバーをつけて(これが重い!)入れたカバンと
衣装三枚、靴二足やら入れた大きなスーツケースと
時にはカツラ迄....大変な荷物を独りで持って歩いたものです。
加えて、行った先で買い物等しようものなら、泣きたいほどでしたね。
当時は宅急便等なかったし。
----
さて、そうして残したものは..
大好きで、何度も歌って、アレンジも素晴らしかった物、数曲。
もう、歌う事は無いけれど...なぜか....
あの譜面が手元に有る事で、
私に為にしてくれた、あの美しいアレンジが、
いつでも後ろで聞けるような気がするから....。
フト、こんな事を思いました。
譜面をシンセサイザーに打ち込んで再現して、
CDに出来たら良いのに...。
..
まぁ、一応の方はつきました。
これもその内見切る必要が有るのでしょうが
今の内は、もう少しもっていたから....。
バリ-ハイ..(南太平洋)より
---------------------------------------------
小声で....いまでもfoolishな私がいるから!
"Young and Foolish"
Young and foolish,
Why is it wrong to be?
Young and foolish
We haven't longed to be
Soon enough
The carefree days
The sunlit days go by
Soon enough
The bluebird has to fly
We were foolish
One day we fell in love
Now we wonder
What we were dreaming of?
Smiling in the sunlight
Laughing in the rain
I wish that we were young and foolish
Again
コンポーザーはリチャード・ロジャースとオスカー・ハマーシュテイン
コンビのものだったと思うが、定かでない。
ミュージカルの中の一曲だが、その題名さえもわからない。

0