2017/4/16

スクラムネット/府教委宛公開質問  X日の丸・君が代関連ニュース
◎ スクラムネットより府教委への「公開質問書」(「再任用」等)

 大阪府教育庁
 教育長 向井正博 様


 「君が代不起立」教員の再任用拒否について下記の要求および質問をいたします。4月26日までに文書にて回答いただきますようお願いいたします。なお、この質問と回答は公開をすることを申し添えます。


 A.卒業式や入学式で「君が代不起立」であった教員に対して大阪府教育委員会(以下「府教委」)は懲戒処分をした上に、この処分を受けた教員の再任用についても拒否をしています。
  @この再任用拒否を直ちに撤回し、当該教員を教育の場に復帰させることを求めます。

 B.「再任用」は「定年」退職者の年金受給までのつなぎとして存在している制度であり、2013年3月に閣議決定されたのち総務省より、任命権者は再任用を希望する者全員に再任用をするものと通知をされているものです。


  A府教委の「君が代不起立」教員に対する再任用拒否は、この総務省通知に違反していませんか
  B府教委がどのような考え方に立とうと、恣意的に「再任用」制度の主旨を歪め、再任用しない条件を設けて「気に入らない」者を排除するなどできないはずです。この点に関する見解を問います。
  C「再任用」はすべての任用者の義務であり、同時に働く者すべてに保障されている権利であると考えますが、この点に関する見解を問います。

 C.府教委は再任用拒否の理由として「起立斉唱を含む職務命令」とか「総合的判断」といった曖昧な言い方もしていますが(梅原聡さんの選考の場合)、「君が代」不起立で処分を受けたことに伴って再任用拒否された教員たちの仕事ぶりはおしなべて優れていたことが法廷や人事委員会等の場で明らかにされていることから見ても、私たちは、これらの教員たちの再任用拒否は唯一「君が代不起立」そのものを理由としたものであることは明らかと考えます。

  Dこれらの再任用拒否は、憲法第19条でも規定されている思想・良心の自由の保障に反する行為であると私たちは考えますが、府教委の見解を求めます。
  E梅原さんは「君が代の起立斉唱の職務命令に従うか、はい・いいえで答えよ」というような「意向確認」は思想調査であると質していますが、府教委はこの質問は「思想調査である」とは認めないのですか?認めないのであれば、その論拠について説明してください。

 D.梅原さんの選考の場合、府教委は、君が代起立斉唱の職務命令に従う「意向」が示されなかったことが再任用拒否の理由であり、「思想・良心の問題ではない」としています。

  F「君が代不起立」そのものを理由とする場合と、その職務命令への遵守如何を理由にする場合と、どのように意味が異なるのか、分かりやすく説明してください。
  G府教委は、「君が代不起立」そのものを理由として再任用拒否する場合は、それは思想・良心にかかわる問題であると認識しているのでしょうか?
  H職務命令に従うかどうかを問題にしていても、その職務命令の内容が「起立斉唱を含」めていることは憲法第19条に違反するのではありませんか?
  I梅原さん再任用拒否の理由として示している府教委の今の理屈は一般社会で通用するとお考えですか

 E.J「君が代」不起立で懲戒処分を科した教員への府教委の一連の再任用拒否は、府教委の「人権を守る」「差別を許さない」という基本方針に反するのではありませんか?

 F.子どもたちの心身を一生傷つけかねない深刻な例、たとえば体罰やセクハラで懲戒処分を受けた「教員」のケースには、このような意向確認もなく再任用拒否もないようです。

  Kこのように体罰やセクハラのケースは問題にされず、人権を犯す事案でもない「君が代」不起立への「職務命令」問題だけがなぜ特別に取り上げられるのか、説明してください。
  L確かに「君が代」については府の条例や通達がありますが、体罰やセクハラは<条例>や<通達>の上位にある<法律>すなわち学校教育法や男女雇用機会均等法でそれぞれ禁止が明記されているものです
  再任用にあたって、なぜ法律への違反行為が意向確認も再任用拒否もなくスルーされる一方で、下位にある条例や通達規定の「君が代」問題が再任用拒否にまで至る重大な条件になるのか、この点でも根本的な不合理を感じざるを得ません。この点に関する府教委の説明を求めます。

 G.府教委は、職務命令に従う「意向」が示されたかどうかが問題であるとしていますが、M「職務命令に従う」と答えているのに再任用を拒否されているケースがあります。この矛盾についても説明を求めます。

 H.つまるところ府教委は「君が代起立斉唱」については特段に重要視をし、執着をしていることが、おそらく誰の目にも明瞭であろうと考えます。「君が代」と同様に天皇の時代を乞う教育勅語も、今日、その復活を望む官民からの声が聞こえています。

  N「君が代」起立斉唱を強制し、卒・入学式での不起立教員には懲戒処分までする、さらにはこれらの教員に対する二重処分ともいえる再任用拒否までする・・、府教委が「君が代」にこのように固執をする、その基盤をなす考えは何なのか、それによって何を目指しているのか、この点について府教委の考え・方針を示していただくよう求めます。
  なお大阪府の国旗国歌条例第1条には確かにその「目的」が記されています。しかし、この抽象的な表現だけでは私たち府民にはよく分かりません。府教委がこの「目的」によって、今後いかなる具体的施策をとろうとするのか、この点についても、上記と重複しない範囲で併せて示してください。

 以上、よろしくお願いいたします。

 2017年4月12日
スクラムネット(平和教育を求めてスクラムする府民・労働者ネット)
【構成団体】サポートユニオンwith YOU(北摂)/
教育があぶない!北摂市民ネットワーク(箕面市)/
子どもたちと教育を守る大阪市民の会(大阪市)/
「日の丸・君が代」の強制に反対する保護者と教職員の会(東大阪市)/
山田さんを支える(高槻)市民の会(高槻市)/
戦争と「日の丸・君が代」に反対する労働者連絡会・豊中・北摂(豊中市)/
平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会(枚方市)



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