2017/9/19

自己評価入力拒否の呼びかけ(大阪)  X日の丸・君が代関連ニュース
  大阪市立学校教職員のみなさん!
  教職員の人事考課制度試行をどう思っていますか?
 ★ 「自己評価入力はできません」と意思表示しませんか?


 私は、大阪市立学校の教員で、松田と申します。大阪市立学校では、現在、来年度の教職員人事考課制度(相対評価)導入のための試行が行われています。私は、この制度がたいへん危険だと感じており、問題提起をさせていただきたいと思います。

 この大阪市の教職員人事考課制度は、仕事の成果・総合評価(15%)、仕事の成果・目標管理(10%)、授業力(15%)、自立・自己実現の支援(15%)、学校運営(10%)、市民志向(15%)、指導力育成(10%)、規律性(10%)の8項目【( )内の割合はウェイト】について、
 校長が1〜5の5段階評価を入力することによって得られる、各教員の数字(例えば、3.1など)を、上から順に並べて5段階に相対評価(@[最高]5%、A20%、BCD75%[内、2.9未満はC区分、2.5未満はD[最低]区分]をするというものです。


 それを、来年度から同時に導入しようとしている、教諭職給料表2分割、昇進しなければ37歳で昇給停止の新人事給与制度に活用しようとしています。

 相対評価にすることによって職員間の評価の差は大きくなります
 その方が職員の意欲向上と組織の活性化につながり、結果として「市民サービスの向上」につながるというのが、導入する側の言い分のようなのですが、まったく理解できません。
 協力して取り組むべき同僚間の関係を壊す方向に作用する制度・萎縮を生む制度なのではないでしょうか。
 大阪市における教職員の新人事給与評価制度は、教職員を、上意下達の指示に全面的に服従させて動かすための制度ではないかと危惧しています。

 この人事考課の出発点が、教職員の自己評価であるとされています。
 私たちは、この試行のための自己評価の入力を9月末までに行うように迫られています。
 職場では、きちんとした説明もなく、教職員それぞれが、自分に与えられた校務支援パソコンからこの制度と操作の説明を見て、自己評価を打ち込むように指示されているのです。(それが市教委からの指示だと管理職は言っています)

 それぞれの教職員にとっては、体育大会等でたいへん忙しい中で、どんな制度になろうとしているのかもよくわからないまま、この自己評価入力がどんな意味を持つのか、どういう基準で数字の入力をしろと言われているのか、そもそも自分でそんな自己評価などできるのか、疑問いっぱいの状態のまま、とにかく入力しろと言われているというのが現状ではないでしょうか。

 大阪府の制度だったこれまでの「評価・育成システム」でも確かに自己申告はありました。しかし、それは、50%のウェイトを持つ業績評価に関係して、自分の立てた目標からの評価でした。残り50%の能力評価は管理職だけの評価でした。

 しかし、試行されている新制度では、自己目標をもとに自己評価するのは10%のウェイトのとされる「仕事の成果・目標管理」1項目だけあり、6項目は、管理職だけがやっていた能力評価にかかわる項目です。
 例えば「市民志向」なる能力評価の新項目があります。「市民の要請を正しく理解し」「保護者や地域等と協力・連携」「コスト意識と効率性」の3項目が「着眼点」として書かれているのですが、それで、自分はその項目の評価が1〜5のどれにあたるか自己評価しろというのは無理があるのではないでしょうか。何でもいいからとにかく数字を入力しろと言われているとしか思えません。

 なぜ、こんな自己評価が必要なのか?
 制度を導入しようとしている大阪市教委によると、その主な位置づけは、私たち教職員が「自己分析と能力開発に活用すること」だというのです。
 この説明に、誰か納得できるという人がいるでしょうか。そして、この無理な自己評価入力を行わなければ最低評価だと脅す制度なのです。

 自己評価入力は、教職員に市当局・教育委員会に服従を表明させるものなのではないでしょうか。そして、教職員に差をつける相対評価に協力すると表明させるものなのではないでしょうか。
 まったく納得できない大阪市の新人事考課制度導入に異議を申し立てることはできないのでしょうか?
 私は、自分の気持ちに正直に「自己評価入力はしない、できない」との意思表示することではないかと思いました。
 「教職員が自己評価入力をしない場合」というのが、管理職のマニュアルにあります。その場合は、管理職が代理で人事考課シートを第1次評価者(副校長・教頭)に送るようになっています。
 そして、第1次評価、第2次評価はそのまま進みます。
 その場合、自己評価欄は「−」で、そして、第1次評価、第2次評価は、「仕事の成果・目標管理(10%)」の項目だけは「−」ですが、後の項目は他の人と同じように1〜5の管理職の評価がつき、数字の絶対評価が出ます(一項目評価項目が少ない分、低く出ることになると思います)。
 そして、最後の相対評価にする段階で第5区分とされます。

 しかし、そもそも今回の試行では、この相対評価結果については、私たち被評価者には知らせないとしていて、結果自身は、私たちの給与・人事に一切関係ありません
 自己評価入力をしないことは、大阪市教委に、この制度の自己評価はできないと思っている教職員がいるという現実を突きつけることになります。それは、新制度導入反対の力になるのではないかと思います。
 「試行の結果が思わしくない→制度導入延期や修正・撤回」につながる可能性のある意味ある行動ではないでしょうか。

 私は、「自己評価入力はできません、しません」意志表示しようと思っています。大阪市立学校にお勤めのみなさん、「自己評価入力はできません」と意思表示しませんか?

 この記事を、投稿するにあたって考えました。「このブログを見る人の多くは、学校の教職員ではない。意味があるだろうか。」と。
 しかし、このブログを見た人に大阪市立学校の教職員の知り合いがいるかもしれない。こんなことを言っている者がいると情報を伝えてもらえるかもしれない。
 また、大阪市立の学校では、9月14日に「北朝鮮の弾道ミサイルに係る学校園の対応について」という市教委責任の保護者向け文書を子どもたちに持ち帰らせています。戦争中の大本営発表のような合理性のない嘘の宣伝が学校を通じて行われるようになってきています。
 これに異議を唱える者がまったくいないような学校にしていいのか、危機感を持ち、この投稿を共感を持って読んでもらえる人がいるかもしれない。
 そんな人たちに学校で起こっていることを伝えることは意味があるのではないかと考えました。いろんな形で、この大阪市教職員人事考課制度(相対評価)導入反対の声が上がることを期待しています。

2017/9/19  7:39

投稿者:14da3
子どもたちにとって、担任の先生が他の先生と比べられランクをつけられるというのは複雑ですね。
教職員は「教育」に携わる大切な仕事をしていますから、働く環境の変化について、行政は慎重に広く意見を聞きながら進めるべきだと思います。
教育の成果を教職員個人の能力に依存しようとせず、どの教職員もスムーズに職をまっとうできるよう教育周辺の支援環境を調整することを考えて欲しいです。
教職員の皆様は自己評価入力について、慎重に判断するべきですね。

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