2018/6/20

安倍が金正恩と会談したいなら「イージス・アショア」2基は無用の長物  ]平和
 ◆ 戦争か平和か (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 「朝鮮半島の非核化に懐疑的」。最新の共同通信世論調査の結果である。各政党支持層ともに「実現するとは思わない」が、70から80%もあった。
 「世論」が歴史的な米朝首脳会談の成果に、あまりにも冷ややかなのが意外である。安倍首相が拉致問題を最大の課題と言い続けていたのが影響したのかもしれない。せっかくの「非核化交渉」の影が薄くなったようだが、朝鮮半島の平和が最大のテーマであることに変わりない。

 すでに米韓合同軍事演習は中止と決まった。
 制裁強化を叫んで拳を振り上げていた安倍首相も、米朝首脳会談の後、手のひらを返すようにトランプ大統領に従い、北朝鮮の非核化費用を負担することになった。


 「最大限の圧力維持」の一本やりでは歴史は動かない、と理解したようだ。

 とすると、北朝鮮のミサイル防衛のために米軍需産業から購入を決めた「イージス・アショア」二基は無用の長物
 二基で二千億円以上。「戦後に最大の危機的情勢」を喧伝(けんでん)し、秋田県と山口県に配備をもくろんでいる。

 安倍自民党は、GDP(国内総生産)の1%以内、としてきた防衛費を将来、倍増の2%(十兆円)とする。
 一方で安倍首相も金正恩委員長と会談したいようだ。
 それなら北朝鮮をにらむ米製最新兵器はこれ以上買う必要はない。もう軍備強化、戦争準備はやめよう。

『東京新聞』(2018年6月19日【本音のコラム】)


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